Valorant(ヴァロラント)でFPSを安定させたり、動作を軽くするおすすめの設定方法を紹介します。
PCのスペックが低かったりネットワークには問題ないのにカクつく場合に確認してほしい項目になります。
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ゲーム内設定を競技寄りプリセットに変更
グラフィック品質を低設定中心に
影・ブルーム・ディストーションをオフ
FPS制限(常時)をモニターHz+αに設定
不要なオーバーレイ・録画機能・バックグラウンドアプリをオフ
Discordオーバーレイ、Xbox Game Bar、GPUの録画機能など
不要な常駐ソフト・ブラウザタブを閉じる
温度・メモリ・ストレージを簡易チェック
高温時のクロックダウンを疑う
メモリ使用率が高すぎないか確認
ストレージ空き容量を20%以上確保
VALORANTで「FPSが安定しない」とは?現象と影響を整理
FPSの“値”よりも“安定性”が重要な理由
多くのプレイヤーは「平均FPSはいくつ出ているか」を気にしますが、実際のプレイ感に大きな影響を与えるのは 最低FPSとFPSの変動幅 です。
平均200fpsでも、撃ち合いの瞬間だけ70〜80fpsまで落ちる
数秒おきにfpsが上下し、フレームタイム(1フレームにかかる時間)がバラつく
このような状態では、
マウス操作と画面の動きのズレが一定でなくなる
敵の動きがカクついて見え、トラッキングやリコイル制御が難しくなる
いわゆる「弾が出ていない気がする」「さっきまでと感覚が違う」といったストレス
につながり、ランクマッチでは致命的な不利となります。
したがって、本記事では「FPSをただ上げる」だけでなく、FPSを安定させる ことを主な目的として解説いたします。
典型的な症状パターン(練習場だけ高FPS/試合だけ落ちる 等)
「FPSが安定しない」と言っても、実際にはいくつかのパターンに分けられます。
練習場やカスタムでは200fps以上出て快適だが、
ランクやアンレートの実戦になると100fps前後まで落ちるスモークやフラッシュ、爆発系スキルが重なる瞬間だけ急激にfpsが下がる
配信・録画をしている時だけ、fpsが大きく上下する
以前は安定していたのに、最近のアップデート以降突然不安定になった
それぞれで疑うべき原因や、優先して確認すべきポイントが変わります。
後半の 「症状別チェックフロー」 で、どのパターンに当てはまるか整理しながら読み進めてください。
まず知っておきたいVALORANTの公式スペックとFPS目安
Riot公式サイトでは、VALORANTの最低スペック・推奨スペック・ハイエンドスペックが公開されています。ヴァロラント+1
代表的な目安は以下のとおりです(1080p想定):
| 区分 | 目標FPS | 代表的なCPU/GPU例(公式) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 最低スペック | 30fps前後 | Core2 Duo / Athlon 200GE 等 | とりあえず動くレベル |
| 推奨スペック | 60fps前後 | Intel i3-4150 / Ryzen 3 1200 + GT 730 / R7 240 | 一般的な快適プレイ |
| ハイエンドスペック | 144fps以上 | Intel i5-9400F / Ryzen 5 2600X + GTX 1050 Ti / R7 370 等 | 高リフレッシュ向け |
実際には、最新世代のCPU/GPUではこれよりかなり高いfpsが出ますが、
自分のPCが「どのクラスに相当するか」 を把握することが、
「fpsが出ていないのか」「想定どおりなのか」を判断する第一歩となります。
まずは自分の環境を把握する:スペック・モニター・常駐アプリ
PCスペックと期待できるFPSの目安を確認する
最初に行うべきは、次の4点のスペック確認です。
CPU(例:Core i5-12400、Ryzen 5 5600X など)
GPU(例:RTX 3060、RX 6700 XT など)
メモリ容量(8GB / 16GB / 32GB)
ストレージ(HDD or SSD / 使用率)
これらを踏まえて、「自分のスペックだとこのくらい出ていれば正常」という 期待値 を把握します。
例として、フルHD(1920×1080)・低〜中設定の場合のざっくり目安は以下のイメージです(実プレイ・他タイトルの検証からの一般的な参考値であり保証値ではありません)。
| 構成例 | メモリ | 期待FPS目安(練習場) | 実戦時の目安 |
|---|---|---|---|
| i3 + GTX 1650 クラス | 8GB | 120〜180fps | 80〜140fps前後 |
| i5 / Ryzen5 + RTX 2060〜3060 | 16GB | 200〜300fps | 150〜250fps前後 |
| i7 / Ryzen7 + RTX 4070 クラス | 16〜32GB | 300fps前後〜 | 200〜300fps前後 |
自分のスペックに対して、
練習場でも上記より大きく下回る → 設定 or ドライバ or 他アプリの問題
練習場は出ているが試合時に大きく落ちる → 設定と負荷のバランス問題
といった切り分けが可能になります。
モニターリフレッシュレートとFPS上限の関係
モニターのリフレッシュレート(Hz)は、「1秒間に何回画面を書き換えられるか」を表します。
60Hzモニター:最大60回/秒 → 60fps以上は体感差が小さい
144Hzモニター:144回/秒 → 144fps以上出すとより滑らか
240Hzモニター:競技向け。240fps以上を狙う構成が理想
モニターのHz以上にfpsを出しても無意味、というわけではありませんが、
“目的はその少し上で安定させること” と考えると分かりやすくなります。
ゲーム内のFPS制限は、一般的には以下のような設定がよく使われます。
| モニター | 推奨ゲーム内FPS制限(常時) |
|---|---|
| 60Hz | 120〜144 |
| 144Hz | 200〜240 |
| 240Hz | 300〜360 |
上限をまったくかけないと、
メニュー画面で異常な高FPS → GPUが無駄にフル稼働&発熱
シーンによってGPU使用率が大きく変動し、FPSのブレも大きくなる
といった問題が出るため、モニターHz+αに抑えてあげる ことが安定性向上につながります。
常駐アプリ・オーバーレイがFPSに与える影響
VALORANTは比較的軽いゲームですが、その分
録画ソフト、配信ソフト(OBS、XSplitなど)
通信ツール(Discordのオーバーレイ)
WindowsのXbox Game Bar、ゲームバー録画
GPU付属の録画機能(NVIDIA ShadowPlay、Radeon ReLive など)
といった周辺アプリの影響が露骨に出やすい タイトルです。
特に「クライアントFPS低下」メッセージは、こうしたオーバーレイ・録画機能が原因となることが多いため、後述のチェックリストでまとめてオフにしていきます。
症状別チェックフロー:どのパターンに当てはまるか?
練習場やカスタムでは快適だが、ランク・アンレートでだけ不安定
この場合、主に以下の可能性が考えられます。
CPU負荷が高くなる場面(多人数の交戦、スキル多用)で処理が追いついていない
通信品質が悪く、ラグとfps低下が混ざって「カクつき」と感じている
Discordやブラウザ、録画ソフトなどが試合中に負荷をかけている
対処の優先度は、
ゲーム内設定でCPU負荷の高い項目(影、ポストプロセス等)を下げる
バックグラウンドアプリの整理(後述)
ネットワーク(有線接続・ルーター再起動)を確認
の順で見ていくと効率的です。
試合中、スキルや爆発エフェクトが多い場面だけFPSが落ちる
GPU側の負荷増大(描画が重い)
特定のグラフィック設定(シャドウ、エフェクト、ポストプロセス)
が影響しているケースです。
この場合は、
マテリアル・テクスチャ・ディテール品質 →「低」
影・ブルーム・ディストーション →「オフ」
アンチエイリアシング・異方性フィルタリング → 最小〜低め
といった方向性で調整し、効果が大きい項目から順に削る のがポイントです。
配信・録画中だけFPSが不安定になる場合
CPUでエンコード(x264)している場合 → CPU負荷が限界
GPUエンコード(NVENC/AMD)でも、ビットレートや解像度が高すぎる
といった状況が考えられます。
詳しい設定は応用編で解説しますが、簡単な目安としては
配信解像度:フルHDが厳しいなら720pに落とす
配信FPS:60fpsが厳しいなら48fpsや30fpsに調整
エンコード:可能であればNVENCなどハードウェアエンコードを利用
といった方向性になります。
何もしていないのに最近急に不安定になった場合(アップデート起因)
このパターンでは、
Windowsアップデート
GPUドライバ更新
VALORANT本体のアップデート
のいずれかが影響している可能性が高くなります。
後述のトラブルシューティングで、
ドライバのロールバック
ゲームの修復・再インストール
といった手順も解説いたします。
VALORANTゲーム内設定でFPSを安定させる
ビデオ設定(グラフィック品質)で削るべき項目・残すべき項目
VALORANTは、画質を多少落としても視認性が大きく悪化しない設定が多く用意されています。
代表的な設定方針は次のとおりです。
推奨設定の考え方(1080p想定)
マテリアル品質:低
テクスチャ品質:低
ディテール品質:低
UI品質:低〜中(好みで調整)
ビネット:オフ
V-Sync:オフ(入力遅延とfps上限の原因になるため)
アンチエイリアシング:なし〜低(MSAA 2xなど)
異方性フィルタリング:2x〜4x(fps重視なら1x)
明瞭度を上げる:オン(視認性優先なら有効)
ブルーム:オフ
ディストーション:オフ
キャストシャドウ:オフ
「画質より競技性を優先する」場合、
最低設定寄り+一部視認性に関わる項目だけオン が定番となります。
FPS制限(常時/メニュー/フォアグラウンド)のおすすめ設定
ゲーム内には複数のFPS制限項目があります。
FPS制限(メニュー)
FPS制限(バッテリー駆動時)
FPS制限(常時)
特にデスクトップPCで重要なのは「FPS制限(常時)」です。
おすすめ設定の目安
60Hzモニター:120〜144
144Hzモニター:200〜240
240Hzモニター:300〜360
また、メニュー画面ではGPU負荷を下げるために
FPS制限(メニュー):60〜90
程度に抑えることを推奨いたします。
これにより、アイドル時の発熱やファン騒音も抑えられます。
PCスペック・モニター別のおすすめプリセット(60Hz/144Hz/240Hz)
例:中スペックPC(i5 + RTX 3060 / 16GBメモリ)の場合
解像度:1920×1080
モニター:144Hz
おすすめプリセット
マテリアル〜UI品質:すべて「低」
明瞭度を上げる:オン
アンチエイリアシング:なし or MSAA 2x
異方性フィルタリング:2x〜4x
影・ブルーム・ディストーション:すべてオフ
FPS制限(常時):240
FPS制限(メニュー):60
この程度でも、視認性はほとんど損なわずに 実戦150〜240fps前後で安定 させやすくなります。
GPUドライバ・NVIDIA/AMD設定の最適化
ドライバ更新・ロールバックの考え方(“最新が最適”とは限らない)
GPUドライバは基本的に最新版が推奨されますが、
特定バージョンでVALORANTとの相性問題が発生する
アップデート直後にfpsが不安定になった
といった報告も少なくありません。
不具合が疑われる場合は、以下の手順で対応します。
公式サイトから1つ前〜2つ前の 安定実績のあるバージョン を確認
現在のドライバを削除(必要に応じてDDU等のクリーンツールを使用)
旧バージョンをクリーンインストール
※クリーンインストールやサードパーティツールの使用は、説明をよく読み、自己責任の範囲内で実施してください。
NVIDIAコントロールパネルのおすすめ設定(低遅延モード等)
NVIDIA環境では、以下の項目を見直すことでfps安定に寄与することがあります。
電源管理モード:パフォーマンス最大を優先
垂直同期(V-Sync):オフ(ゲーム側でオフにするのが基本)
低遅延モード:オン or ウルトラ(環境により要検証)
テクスチャフィルタリング:高パフォーマンス寄り
G-SYNC互換環境の場合:モニター設定と整合が取れているか確認
ゲームごとの個別設定でVALORANTを指定し、
グローバル設定とは切り分けて調整するとトラブル時の原因特定が容易になります。
AMD Radeonの録画・オーバーレイ機能の無効化
AMD環境で「クライアントFPS低下」やfps不安定が出る場合、
Radeonインスタントリプレイ
ReLive
ゲーム内オーバーレイ
が原因となっているケースが多く報告されています。
基本方針はシンプルで、プレイ中に不要な録画・オーバーレイは全てオフ にすることです。
WindowsとPC側の設定で安定性を高める
電源プラン・ゲームモード・Xbox Game Barの最適な組み合わせ
Windows側の設定として、以下の3点を確認します。
電源プラン
「高パフォーマンス」または「バランス(電源プランの詳細で最適化)」
ノートPCの場合、必ずACアダプタ接続でプレイする
ゲームモード
Windows 10/11の「ゲームモード」は、基本的にオンで問題ありませんが、
特定環境で不具合が出る場合はオフにして挙動を比較します。
Xbox Game Bar・ゲームキャプチャ
Xbox Game Bar:オフ推奨(使用していなければ切る)
背景録画などは無効化して、負荷を減らします。
バックグラウンドアプリ・スタートアップの整理
タスクマネージャーの「スタートアップ」「プロセス」タブから、
常に起動しているが不要なアプリ
自動起動するアップデータ・ランチャー類
を整理します。
代表的に見直す価値のあるもの:
クラウドストレージの同期(OneDrive、Dropbox など)
常駐型ランチャー(ゲームプラットフォームの自動起動設定)
ブラウザのバックグラウンドプロセス
消してはいけないもの(セキュリティソフト・ドライバ系)もあるため、
不明なものは名前で検索しつつ慎重に判断 してください。
ストレージ・メモリ不足がFPSに与える影響と簡易チェック方法
システムドライブ(Cドライブ)が残り数GBしかない
メモリが8GBで、プレイ中に使用率が90%以上になっている
といった状態では、fpsの不安定さや突発的なカクつきが起こりやすくなります。
簡易チェック方法
タスクマネージャー → パフォーマンス タブでメモリ使用率を確認
ストレージ → エクスプローラーで空き容量が 20%以上 あるか確認
必要に応じて、
使用していないゲーム・アプリのアンインストール
メモリ増設(8GB→16GB)
を検討してください。
PCスペック別・費用感つき改善プラン
まずは“0円〜数千円”でできる改善(設定・メンテナンス)
費用をかけずにできる施策は、以下の通りです。
ゲーム内設定の見直し(本記事のプリセットを適用)
NVIDIA/AMD・Windows設定の最適化
不要なオーバーレイ・録画機能の停止
Windows・GPUドライバの再インストール or ロールバック
PC内部の清掃(ホコリ除去)・吸気経路の確保
サーマルペースト交換(上級者向け・自己責任)
これだけでも、「平均FPSはそこまで変わらないが、最低FPSと変動幅が改善する」 ケースは多くあります。
1〜3万円で改善しやすいパーツ(メモリ増設・SSD換装など)
比較的低予算で効果が出やすいのは以下です。
メモリ:8GB → 16GB
ストレージ:HDD → SATA SSD / NVMe SSD
| 施策例 | 目安費用 | 期待効果(VALORANT) |
|---|---|---|
| メモリ8GB→16GB | 1〜2万円 | 多数のアプリ併用時のカクつき減少、最低fpsの底上げ |
| HDD→SATA/NVMe SSD | 1〜2万円 | ロード時間短縮、マップ読み込み時のスタッタ減少 |
ゲーム自体が軽い分、「CPU/GPUを大幅に上げなくても、周辺パーツのバランスを整えるだけで安定する」ケースが多い点も、VALORANTの特徴です。
本格的にFPS安定を狙う場合のおすすめ構成例と費用感
2025年時点のバランス型構成例(フルHD・240Hz狙い)
CPU:Core i5 / Ryzen 5クラス最新世代
GPU:RTX 4060〜4070クラス
メモリ:16〜32GB
ストレージ:1TB NVMe SSD
このクラスであれば、ゲーム内設定を競技寄りにすれば200〜300fpsでの安定 を十分に狙えます。
トラブルシューティング用チェックリスト
急にFPSが不安定になったときの“即時確認リスト”
直近で実施したことは?
Windowsアップデートをしたか?
GPUドライバを更新したか?
新しいソフト(配信・録画・オーバーレイ)を入れたか?
温度の確認
モニリングツールでCPU/GPU温度をチェック
高負荷時に80〜90℃を超えていないか
バックグラウンドアプリ
ブラウザタブを大量に開いたままにしていないか?
クラウド同期・動画配信サービスが裏で動いていないか?
電源・ケーブル
ノートPCのACアダプタが抜けていないか?
電源プランが「省電力」になっていないか?
ゲーム側の変更
解像度やフルスクリーン設定を変えていないか?
FPS制限を外していないか?
このチェックリストを上から順に確認し、心当たりがある箇所から戻していきます。
「クライアントFPS低下」メッセージが出る場合の対処
Riotや各種解説では、以下のような対処が紹介されています。
AMDのインスタントリプレイ / ReLive 機能をオフ
全画面表示の最適化を無効化
VGCサービス(Valorantのアンチチート関連サービス)の状態確認
Discord等のオーバーレイを無効化
Xbox Game Bar・Radeon/NVIDIAオーバーレイのオフ
これらを一括して見直すだけで、警告が出なくなりFPSが安定したケースは多く報告されています。
それでも改善しない場合に疑うべきポイント(熱暴走・ハード障害等)
高負荷時にCPU/GPU温度が90℃前後またはそれ以上
→ ケース内清掃・ファンの見直し・冷却強化ストレージの健康状態が悪化(SMARTエラー等)
→ SSD/HDDの交換検討メモリエラーや不定期クラッシュ
→ メモリ診断ツール実行・メモリ増設/交換検討
これらは「設定では解決しない」領域のため、
一定以上のトラブルが続く場合は ハードウェアの診断・修理 も視野に入れてください。
応用例:配信・録画をしながらFPSを安定させるコツ
OBSなど配信ソフト側の設定見直しポイント
配信しながらVALORANTをプレイする場合は、以下のバランスが重要です。
配信解像度:1080pが厳しいなら720pへ
配信FPS:60fps固定 → 48fpsや30fpsへ落とす選択肢も検討
ビットレート:回線速度・配信プラットフォームの推奨値に合わせる
また、可能であれば
NVENC(NVIDIA)やAMF(AMD)など ハードウェアエンコード を使用
→ GPU側にエンコードを任せ、CPU負荷を抑える
ことで、ゲーム側のfps安定につながります。
2PC配信・ハードウェアエンコードの検討
1PCでの配信がどうしても安定しない場合は、
ゲーム用PC + 配信用PCの2PC構成
ハードウェアエンコーダ搭載デバイス(キャプチャボードなど)
といった選択肢もあります。
ただし、VALORANT自体は軽い部類のゲームであるため、
1PC構成でも設定を詰めれば十分安定を狙えるケースが多い 点は押さえておきましょう。
ランクをやるときの“安全マージン”の取り方
「平均fps」ではなく「最低fps」を重視し、
常にモニターHzの7〜8割以上 を維持できる設定を基準にしてください。ギリギリの高画質ではなく、「少し余裕を持たせた軽めの設定」で固定することで、
アップデートや配信負荷にも強くなります。
リスク・注意点と、やってはいけないNG設定
不要なOC・電圧設定の変更がもたらすリスク
CPUやGPUのオーバークロック(OC)、電圧調整は、
一時的なfps向上と引き換えに、
不安定化・フリーズ・ブルースクリーン・寿命短縮
といったリスクを伴います。
特に初心者がマニュアルを読まずに設定を変更するのは危険です。
本記事では、標準設定の範囲内での最適化 を推奨いたします。
レジストリ編集や怪しい“最適化ツール”に頼らない方が良い理由
インターネット上には、
レジストリを一括で書き換える謎のツール
「これを入れるだけでfpsが倍になる」といった誇大広告の最適化ソフト
が多く存在します。
これらは、
セキュリティリスク(マルウェア・情報漏えい)
システム破損・再インストールの必要性
を招く可能性があるため、利用は強く非推奨 です。
Riot規約・アンチチートに抵触しないための注意点
VALORANTは強力なアンチチート(Vanguard)を採用しており、一部のサードパーティツールは規約違反となる可能性があります。
マクロや不正なオーバーレイツール
ゲームの動作を不正に変更するツール
などには絶対に手を出さないでください。
本記事で扱っているのは Windows・GPUドライバ・ゲーム内の公式機能のみ です。
よくある質問(FAQ)
「144fps出ているのにカクつく気がする」のはなぜ?
原因としては、
フレームタイムのばらつき(fpsの数字は同じでも出方が不均一)
入力遅延(マウス・モニター設定・V-Sync)
ネットワークラグ
などが考えられます。
V-Syncをオフにする
ゲーム内fps制限を適切に設定する
ネットワーク品質(有線接続)を確認する
といった対策で改善する場合があります。
ノートPCでもFPSを安定させることはできる?
可能ですが、以下の制約があります。
CPU/GPUの冷却性能がデスクトップに比べて低い
バッテリー駆動時は大幅な省電力モードになる
対策としては、
必ずACアダプタ接続でプレイする
冷却台の利用・吸排気口の確保
解像度を一段階下げる(1600×900など)
といった現実的なところから始めてください。
メモリは8GBと16GBでどれくらい違う?いつ増設すべき?
VALORANT単体では4GBでも動作しますが、
2025年時点では 16GBを標準 と考えるのが安全です。
Discord・ブラウザ・配信ソフト・録画ソフトを併用する
他の重いゲームもプレイする
といった場合、メモリ8GBではすぐに不足し、
バックグラウンドのメモリスワップによるカクつきが発生しやすくなります。
タスクマネージャーでメモリ使用率が80〜90%を常に超えている場合は、
16GBへの増設を強く推奨 いたします。
具体的にどの程度まで下がったら“異常”と考えるべき?
目安としては、
練習場での平均fpsに対して、実戦で 半分以下 まで頻繁に落ちる
一瞬の低下ではなく、数秒以上その状態が続く
場合は、何らかの設定・ハード面の問題があると考えてよいでしょう。