Valorant(ヴァロラント)でオフライン表示は可能なのか、フレンドにオンラインを知られたくない場合にはどうすればいいのかを解説していきます。
ランクをやりたいけど招待来るの嫌だなということもあると思います。
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VALORANTには、プレイヤーが任意に切り替えられる標準の「オフライン表示」機能は存在しません。
公式機能だけでも、「離席中ステータスの活用」「フレンド整理」「他サービス(PSN・Discordなど)のステータス見直し」によって、ある程度は「バレにくく」することが可能です。
フレンドリスト上で完全にオフラインに見せたい場合は、サードパーティツールであるDeceiveを利用する方法がありますが、
公式機能ではない
将来の仕様変更・ポリシー変更の影響を受ける可能性がある
利用はすべて自己責任である
Deceiveを使ってVALORANTをオフライン表示にする方法
Deceiveとは何か?できること・できないこと
Deceive(ディシーブ)は、League of LegendsやVALORANTなど、Riot Gamesのタイトルで「フレンドリスト上のオンライン表示をオフラインに見せる」ことを目的とした軽量なプログラムです。
主な特徴は次のとおりです。
対応タイトル:LoL、VALORANT、Legends of Runeterra など
役割:Riotクライアントに対して「このユーザーはオフライン」と見せる
ゲームプレイ:マッチングやゲーム内挙動には干渉せず、あくまでステータス表示の制御を目的としている
一方で、重要なポイントとして、
Riot公式の機能・アプリではない
サードパーティ製ツールであり、利用はすべて自己責任
今後のアップデートやポリシー変更次第で、動作や扱いが変わる可能性がある
という前提が伴います。
Deceiveのダウンロードとインストール手順
以下は一般的な導入フローです。
実際の操作にあたっては、必ず配布元の説明や最新版のドキュメントも併せてご確認ください。
事前準備
VALORANT本体を完全に終了する
Riotクライアントも終了する(タスクトレイ・タスクマネージャーでプロセスが残っていないかを確認)
ダウンロード
Deceiveの公式配布ページ(GitHubなど)を開く
最新バージョンの
Deceive.exeまたはzipファイルをダウンロードするzipファイルの場合は、任意のフォルダへ解凍する
注意点
配布元が不明なサイトや、改変版と思われるものは使用しない
ウイルス対策ソフトが警告を出した場合、安易に「許可」せず、配布元やファイル情報を確認したうえで判断する
VALORANTをオフライン表示で起動する手順(ショートカット設定など)
Windowsショートカットを利用した代表的な起動方法を示します。
Deceive.exeを右クリックし、「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択作成されたショートカットを右クリックし、「プロパティ」を開く
「ショートカット」タブの「リンク先」の末尾に、半角スペース+
valorantを追記例:
C:\Path\To\Deceive.exe valorant
「OK」を押して設定を保存
このショートカットをダブルクリックして起動
Deceiveが立ち上がり、その後Riotクライアント→VALORANTが自動的に起動する
正常に動作している場合、フレンドリスト側からは
あなたのアカウントが「オフライン」として表示される
場合によってはクライアント上に「Deceive Active!」等の文言が表示される
といった形で、Deceiveが有効であることを確認できます。
よくあるトラブルと確認ポイント
Deceive利用時にありがちなトラブルと、その確認ポイントを整理します。
1. オフライン表示にならない
主な原因としては、次のようなものが考えられます。
Deceive起動前にRiotクライアント・VALORANTが完全に終了していない
ショートカットの「リンク先」に
valorantが正しく追記されていない(スペース抜け・スペルミスなど)通常ユーザー権限で実行しており、必要な処理がブロックされている
対処としては、
すべてのRiot関連プロセスを終了したうえで再起動する
「リンク先」のパスと
valorantの記述を再確認する必要に応じて「管理者として実行」を試す
といった方法があります。
2. ウイルス対策ソフトにブロックされる
Deceiveは、通信やクライアントの状態を一部「偽装」する動きがあるため、セキュリティソフトが反応することがあります。
この場合、
まずは配布元が正しいかどうかを再確認する
例外設定を行うかどうかは、リスクを理解したうえで自己判断する
という姿勢が重要です。
3. アップデート後に動作しなくなった
VALORANTやRiotクライアントのアップデートにより、内部仕様が変わるとDeceiveが正常に動作しなくなることがあります。
その際は、
Deceive側の最新版が公開されていないか確認し、必要に応じて更新する
一時的に使用を中止し、コミュニティやSNSの情報を確認する
など、無理に使い続けず、一度様子を見ることが安全です。
VALORANTのオンライン/オフライン表示の基本
フレンドリストのステータス種類と意味(オンライン・プレイ中・離席中・オフライン)
VALORANTのクライアントには、フレンドリスト上で次のようなステータスが表示されます。
オンライン
プレイ中(パーティー編成中/マッチ中 など)
離席中
オフライン
このうち、「オンライン」「プレイ中」「離席中」は、Riotアカウントでログインし、クライアントやゲームを起動しているときに表示される状態です。
「離席中」は、クライアントは起動しているものの、一定時間操作が行われていない場合に自動で切り替わるステータスとされています。
一方、完全な「オフライン」表示(フレンドから見てログインしていないように見える状態)をプレイヤー側の操作で任意に切り替える公式機能は、現時点では用意されていません。
そのため、本記事では次の二つの方向性で解説いたします。
公式機能だけで「バレにくく」する方法
サードパーティツール(Deceive)を利用して、フレンドリスト上ではオフラインに見せる方法
なぜVALORANTには標準の「オフライン表示」機能がないのか(背景と仕様)
海外コミュニティやフォーラムなどでも、「オフライン表示機能が欲しい」という要望は以前から存在しますが、VALORANTでは現時点でも実装されていません。
同じRiot GamesのタイトルであるLeague of Legendsでも、長年オフライン表示は提供されておらず、Riot全体として「オンラインステータスを隠す」機能の導入には慎重な姿勢がうかがえます。
考えられる背景としては、以下のようなポイントがあります。
チームベースの競技タイトルであり、「フレンドと一緒に遊ぶ」ことを重視した設計である
マッチングやパーティー招待など、フレンド間のコミュニケーションを円滑にしたい
オフライン表示を悪用したトラブル(フレンドとの行き違い・不信感など)を避けたい
いずれにせよ、「任意のオフライン表示機能はない」という仕様が出発点になります。
そのうえで、どこまでを公式機能で工夫し、どこからをサードパーティツールに任せるかを読者ご自身で判断していただく必要があります。
公式機能だけで「バレにくく」する方法
離席中ステータスの仕組みと使い方
VALORANTでは、一定時間操作が行われない場合や、ゲーム画面を最小化したまま放置した場合に、ステータスが自動的に「離席中」に切り替わります。
ただし、次の点にご注意ください。
「離席中」であっても、フレンドからは「ログインしている」こと自体は分かります
招待やチャットが送られる可能性は残ります
とはいえ、実務的には次のような使い方が可能です。
少し席を外すとき:クライアントを閉じず、そのまま一定時間放置して「離席中」に任せる
「今すぐには誘いに応じられない」ことを暗に示したいとき:あえて離席中にしておく
完全なオフラインではありませんが、「いつでもプレイできる状態ではない」ことを示すという意味では、一定の抑止力が期待できます。
フレンド削除・ブロックなど関係性ベースの対処法
オンライン状態を見せたくない相手が特定の一人・少数に限られる場合は、フレンド削除やブロックといった対処も現実的な選択肢になります。
たとえば、次のようなケースです。
今後ほとんど一緒にプレイする予定がないフレンド
招待が頻繁すぎてストレスになっている相手
ネガティブな発言やハラスメントが多く、心理的負担が大きいプレイヤー
この場合、フレンドリストから削除すれば、相手側からはあなたのオンライン状況が見えなくなります。
人間関係の整理という意味では勇気が要りますが、「今後一緒に遊ぶ予定がほとんどない」と割り切れる相手であれば、最も確実で安全な方法です。
一方、仲の良いフレンドであれば、次のような一言を事前に伝えておく方法もあります。
「最近はソロで練習したいことが多いので、ログインしていても誘いに乗れないことがあります」
このように、設定だけでなくコミュニケーションでカバーすることも、ストレスを減らす有効な手段です。
PS5・Riot Mobileなど他サービスのオンライン表示との関係
PC版VALORANTのオンライン状態を隠せたとしても、別のサービス経由でオンライン状況が伝わってしまうケースがあります。
例としては、次のようなものがあります。
PS5で別ゲーム(APEXなど)をプレイしていると、PSNのオンライン表示からログインが分かる
Riot Mobile(スマホアプリ)のフレンドリストや通知から、Riotアカウントのログイン状況が分かる
このため、「VALORANTだけオフラインに見せれば完全にバレない」というわけではありません。
オンライン表示を総合的にコントロールしたい場合は、
PlayStation Network
Discord
Riot Mobile
など、利用しているサービスごとにオンラインステータス設定を見直すことが重要です。
公式機能 vs Deceive利用の比較とリスク
公式機能だけを使う場合とDeceiveを使う場合の比較
「公式機能のみ」と「Deceive利用」を、いくつかの観点で比較した表は次のとおりです。
| 項目 | 公式機能のみ | Deceive利用 |
|---|---|---|
| オンラインの隠れやすさ | 中:離席中やフレンド整理である程度はコントロール可能 | 高:フレンドリスト上では基本的にオフラインとして表示 |
| 安全性・規約面 | 高:公式機能のみでBANリスクはほぼ考えなくてよい | 中〜不明:サードパーティツールのため、将来は不透明 |
| 初期設定の手間 | 低:特別な設定は不要 | 中:ダウンロード・ショートカット設定などが必要 |
| 運用の手間 | 低:普段どおりプレイするだけ | 中:オフラインで遊びたいときは毎回Deceive経由で起動 |
| 他サービスからのバレにくさ | 変化なし:PSNやDiscordなどの表示はそのまま | 変化なし:他サービスの表示は別途設定が必要 |
Deceiveを利用することで、フレンドリスト上では高いレベルでオンラインを隠すことが可能になりますが、
公式機能ではない
仕様変更・ポリシー変更の影響を受ける可能性がある
という不確定要素がある点は、常に意識しておく必要があります。
BANリスク・規約面の考え方と自己責任チェックリスト
記事執筆時点では、コミュニティ情報などから「Deceive利用による大規模なBAN報告は少ない」といった声も見られますが、これはあくまで過去の事例に基づくものであり、将来も同じとは限りません。
サードパーティツール全般に共通するリスクとして、以下が挙げられます。
将来的に利用規約上の問題になる可能性
プログラムの欠陥や悪意ある改変によるセキュリティリスク
BANやアカウント停止が発生した場合、基本的に自己責任となること
そのため、Deceive利用前に次のような項目を確認することをおすすめいたします。
Deceiveを使う前に確認したいチェックリスト
VALORANTおよびRiot Gamesの最新の利用規約・ポリシーに目を通した
Deceiveを公式GitHubなど信頼できる配布元から取得している
Riotアカウントに二段階認証など適切なセキュリティ対策を設定している
何か問題が起きた場合、すぐにDeceiveを削除・利用停止する準備がある
上記を踏まえたうえで、「自己責任で利用する」ことに納得している
これらのうち一つでも不安が残る場合は、無理にDeceiveを使用せず、公式機能の範囲で対処するほうが安全です。
よくある質問(FAQ)
Deceiveは本当に安全ですか?
コミュニティや各種サイトでは、「長期間問題なく利用している」という報告も多数見られますが、Riot Gamesが公式に安全性を保証しているわけではありません。
現時点で大きなBAN報告は多くない
しかし、将来のアップデートやポリシー変更により状況が変わる可能性がある
という前提で、「絶対安全」とは考えず、常に最新情報を確認しながらご自身で判断することが重要です。
フレンド側からはどのように見えますか?
Deceiveが正常に動作している場合、フレンドリスト上ではあなたのアカウントは基本的に「オフライン」として表示されます。
ただし、
相手がPSNやDiscordなど別サービス経由であなたのオンライン状況を把握している場合
クライアントの仕様変更により挙動が変わる場合
などもあり得ますので、「どんな状況でも絶対にバレない」とまでは言い切れません。
一部のフレンドにだけオンラインを隠すことはできますか?
現状のVALORANTおよびDeceiveの仕組みでは、
「特定のフレンドにだけオフライン表示」
「Aにはオンライン、Bにはオフライン」
といった粒度での制御はできません。
特定の相手にだけオンラインを見せたくない場合は、
フレンド削除・ブロック
事前の説明・コミュニケーション
といった関係性ベースの対処が現実的です。
コンソール版(PS5等)でも同じようにオフライン表示にできますか?
Deceiveは、基本的にPC向けのRiotクライアントを対象としたツールであり、PS5などのコンソール版VALORANTに直接適用することはできません。
PS5版でオンライン状況を隠したい場合は、
PlayStation Network側のオンラインステータスを「オフライン」や「非表示」にする
など、PSNの機能でコントロールする必要があります。
Deceiveが急に使えなくなった場合はどうすればよいですか?
Deceiveが突然動作しなくなった場合は、次の順序で確認することをおすすめいたします。
VALORANTまたはRiotクライアントのアップデートが行われていないか
Deceiveの公式配布ページで、新しいバージョンが出ていないか
Windowsアップデートやセキュリティソフトの設定変更が影響していないか
同様の症状が他のユーザーでも発生していないか(コミュニティ・SNSで情報を確認)
それでも解決しない場合は、いったん利用を中止し、公式の対応やコミュニティの情報を待つことが安全です。