Steamでゲームを起動しようとしたときに、突然エラーコードが表示されたり、ストアが真っ白になったり、ダウンロードが止まったりすると、原因が分からず焦ってしまいがちです。特に、Steamのエラーは「Steam側(サーバー・配信・混雑)」と「自分側(PC・回線・設定・セキュリティ)」のどちらでも起こり得るため、闇雲に操作すると時間だけが過ぎてしまいます。さらに、再インストールのような大きな対処を最初に実施してしまうと、再ダウンロードが発生して復旧に数時間以上かかる場合もあります。
本記事では、Steamのエラーを「起動」「接続」「ダウンロード」「ディスク関連」に整理し、安全度の高い順(失敗しにくく元に戻しやすい順)で対処手順を説明いたします。
代表的なエラーコード(105/118など)も、原因候補と切り分けの考え方を示しながら、どの順で試すべきかを分かりやすくまとめます。手順はできるだけ迷わないように、確認ポイント、注意点、作業時間の目安も併記いたします。
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Steamエラー対処の全体像と進め方
最初に確認すること
最初に行うべきは「状況整理」と「切り分け」です。これを省略すると、関係ない操作を延々と試すことになり、復旧までの時間が伸びやすくなります。以下は、基本的にリスクが低く、短時間で確認できる順に並べています。
1. エラーの種類を大枠で分類する
次のどれに近いかで、最短ルートが変わります。
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起動系:Steam自体が起動しない、起動しても固まる、真っ白、すぐ落ちる
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接続系:ログインできない、ストア/コミュニティが表示されない、タイムアウト、エラーコード105/118など
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ダウンロード系:ダウンロードが0%で止まる、更新が進まない、途中でエラー、速度が極端に遅い
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ディスク系:ディスク書き込みエラー、破損、ロック、容量不足、権限不足
2. “Steam全体”か“特定ゲームだけ”かを確認する
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特定ゲームだけ問題が出る場合:ゲームファイル破損・不足、MODや外部ツールの影響が疑わしい
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Steam全体で問題が出る場合:回線・DNS・セキュリティ・Steam側障害の可能性が高い
3. 直前の変更点を思い出す
エラー発生の直前に以下があると、原因推定が容易になります。
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Windowsアップデート、ドライバ更新(GPU/ネットワーク)
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セキュリティソフトの更新、設定変更
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ルーター交換、回線機器の再起動、プロバイダ変更
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Steamの更新直後、ゲーム大型アップデート直後
4. エラー内容を記録する(非常に重要)
同じ“エラー”でも、エラーコードやメッセージで対処が変わります。可能なら以下をメモしてください。
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エラーコード(例:105、118)
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表示メッセージ(例:ディスク書き込み、コンテンツファイルがロック)
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発生タイミング(起動時、ログイン時、ダウンロード開始時、更新中など)
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どの画面で起きたか(ストア、ライブラリ、コミュニティ、ゲーム起動時など)
5. 可能なら“回線の違い”で試す(切り分けの最短手段)
スマホのテザリングなど、普段と異なる回線で一度だけでも試すと、原因が大きく絞れます。
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テザリングで改善する:自宅回線・ルーター・DNS周りが怪しい
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テザリングでも同じ:PC側設定・Steam側障害の可能性が上がる
安全度の高い順に試す理由
Steamの対処には「軽い操作」と「重い操作」が混在しています。軽い操作ほど失敗しにくく、やり直しも簡単です。一方、重い操作ほど時間がかかり、別の問題を誘発することがあります。最短復旧のためには、次の考え方が有効です。
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復旧までの時間を短くしたいなら、まずは“数分で終わる操作”から
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データ保護を優先したいなら、“ゲームの再ダウンロードが発生しない操作”から
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原因が不明なほど、“効果範囲が広いが安全な操作”から
以下は代表的な対処の「影響の大きさ」を整理した表です(目安です)。
| 対処 | 所要時間の目安 | データ消失リスク | 再ダウンロード発生 | 失敗時の戻しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| Steam/PC再起動 | 3〜10分 | 低 | なし | 高 |
| ダウンロードキャッシュをクリア | 5〜10分 | 低 | 場合によりあり | 高 |
| 整合性確認 | 5〜30分 | 低 | 破損分のみ | 高 |
| ダウンロード地域変更 | 3〜10分 | 低 | なし | 高 |
| 管理者として実行 | 1〜3分 | 低 | なし | 高 |
| DNS/ネットワーク設定変更 | 10〜30分 | 中 | なし | 中 |
| 再インストール | 30分〜数時間 | 中 | あり | 低〜中 |
本記事はこの方針に従い、「まず安全度が高い順」に並べています。焦って最終手段に飛ばず、順番に潰していくほど、結果として早く直りやすいです。
Steamエラーの基本対処手順
SteamとPCの再起動
再起動は“当たり前”に見えますが、Steamのエラーでは非常に有効なことが多いです。理由は次の通りです。
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Steamクライアントや関連サービスがバックグラウンドで残り、異常な状態を引きずることがある
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一時ファイルや通信状態が壊れている場合、再起動で初期化される
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Windows側で、更新やドライバ適用のために再起動が必要な状態のまま動作していることがある
手順(推奨:完全終了を意識)
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Steamを終了します(可能ならSteamメニューから終了)。
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画面右下のタスクトレイにSteamが残っていないか確認します。残っている場合は右クリックで終了します。
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タスクマネージャーを開き、Steam関連のプロセス(Steam Client Bootstrapper等)が残っていないか確認し、残っていれば終了します。
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PCを再起動します。
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Steamを起動し、同じ操作(起動、ログイン、ダウンロード、ストア表示など)を再試行します。
改善しやすい例
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“真っ白画面”のような表示崩れ
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起動後にすぐ固まる
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ダウンロードが動かない
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ロック系の一時的な状態(後述のディスク系とも関連)
ポイント
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「Steamを閉じたのに直らない」場合、バックグラウンドに残っているケースが多いです。必ず完全終了を確認してください。
ダウンロードキャッシュをクリア
ダウンロードや更新のエラーは、キャッシュや一時情報が不整合になることで発生することがあります。特に、途中で回線が不安定になった、PCがスリープした、Steamが強制終了した、といった状況があると、キャッシュが原因になりやすいです。
キャッシュクリアで期待できる改善
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ダウンロードが0%のまま動かない
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更新が途中で止まり続ける
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何度やっても同じ地点でエラーになる
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ダウンロードが“予約/開始待ち”のまま変わらない(環境により)
手順
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Steamを起動します。
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左上の「Steam」→「設定」を開きます。
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「ダウンロード」タブを開きます。
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「ダウンロードキャッシュをクリアする」を実行します。
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Steamの再起動や再ログインが求められたら従い、再度ダウンロードを試します。
注意点(失敗を防ぐコツ)
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実行前に、進行中のダウンロードは一度停止しておくと安全です。
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キャッシュクリア後に、ログイン情報の再入力が必要になる場合があります。
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ダウンロードの状態が作り直しになることがありますが、根本原因がキャッシュなら、結果的に復旧が早まります。
ゲームファイルの整合性を確認
「Steamは動くが、特定のゲームだけ起動しない」「アップデート後に落ちる」といったケースで、最優先になるのが整合性確認です。ゲームファイルが破損・欠損していると、起動時にクラッシュしたり、無限ロードになったり、エラーが出たりします。
整合性確認が向いている症状
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特定ゲームだけ起動直後に落ちる
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“実行中”になってすぐ戻る
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何らかのファイル不足エラーが出る
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大型アップデート後から急に不安定になった
手順
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Steamのライブラリを開きます。
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対象ゲームを右クリックして「プロパティ」を開きます。
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「インストール済みファイル」または「ローカルファイル」関連の項目へ進みます。
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「ゲームファイルの整合性を確認」を実行します。
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検証が終わったらゲームを起動して確認します。
よくある誤解と補足
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整合性確認は、基本的に“足りない・壊れている部分を補う”操作です。
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ただし、MOD導入や手動でファイルを変更している場合、変更分が戻ることがあります(意図した改造が消える可能性があります)。
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セーブデータの扱いはゲームごとに異なります。重要なデータがある場合は、ゲーム側の保存場所(クラウド/ローカル)を把握した上で作業すると安心です。
ダウンロード地域を変更
ダウンロードや更新が不安定な場合、地域サーバーの混雑や一時的不調が影響していることがあります。地域変更は短時間で戻せるため、キャッシュクリアの次に試す価値があります。
地域変更が向いている症状
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更新の速度が極端に遅い
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何度も接続が切れて再試行になる
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夜間や週末など混雑しやすい時間帯に止まりやすい
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ある地域では不安定だが、他地域で改善する
手順
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Steam「設定」→「ダウンロード」を開きます。
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「ダウンロード地域」を変更します(例:東京→大阪など近い地域からが無難です)。
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Steamを再起動します。
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ダウンロード・更新を再試行します。
ポイント
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変更後、改善しなければ元に戻せます。
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近隣地域から試すと、遅延や安定性の観点でトラブルが少ない傾向です。
管理者として実行
「権限不足」「書き込みできない」「フォルダにアクセスできない」といった系統のエラーは、管理者として実行で改善する場合があります。特に、インストール先がシステム関連の場所に近い場合や、セキュリティ設定が強い環境では有効です。
手順(簡易)
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Steamのショートカットを右クリックします。
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「管理者として実行」を選択します。
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問題が再現する操作(ダウンロード、更新、起動など)を試します。
恒常的に設定する場合
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Steamショートカットを右クリック →「プロパティ」
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「互換性」タブ
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「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック
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適用して再起動
注意点
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企業PCや共有PCなど、管理者権限に制限がある環境では実施できない場合があります。
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管理者実行で直る場合、根本は権限やセキュリティの設定にあることが多いです。後述の「セキュリティソフト・FWの扱い」も併せて確認してください。
Steamエラーコード別の対処法
Steamエラーコード105の原因と手順
エラーコード105は、ストアやコミュニティなど“Web表示を含む部分”で出ることが多く、ネットワーク・DNS・接続経路が関係しているケースが目立ちます。ただし、原因は一つではなく、切り分けが重要です。
原因候補の典型例
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DNSの名前解決が不安定(特定サイトが引けない等)
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ルーターや回線機器の一時不調
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セキュリティソフトやファイアウォールが通信を遮断
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VPN/プロキシ設定の影響
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一時的なSteam側の混雑・障害(時間帯で変動する)
優先順位つき手順(上から順に実施)
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基本対処(Steam/PC再起動、キャッシュクリア、地域変更)を実施
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ルーター再起動(電源OFF→30秒→ON)
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回線比較(可能ならテザリング等)
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VPN/プロキシの確認(意図しないONがないか)
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セキュリティソフト・FWの許可設定(Steam関連の通信を許可)
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DNS関連の見直し(必要時のみ。変更前の値を必ず控える)
DNS見直しの注意点
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DNSを変更すると、Steam以外の通信にも影響が出ます。
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変更前に「現在の設定値」を控え、いつでも戻せる状態にしてから実施してください。
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まずは“回線比較”と“ルーター再起動”を先に行う方が安全です。
改善判断のコツ
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ストアだけ真っ白、コミュニティだけ見られないなど、部分的な場合はDNSや遮断が疑わしいです。
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Steam全体が不調なら、サーバー側要因や回線要因も疑い、時間帯を変えて再確認するのも有効です。
Steamエラーコード118の原因と手順
118も接続系として扱われることが多く、通信そのものが成立しない、または不安定である状況が想定されます。105と同様に、闇雲に設定を変えるのではなく、切り分け順で対応するのが安全です。
原因候補の典型例
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一時的な回線不安定(Wi-Fi品質、混雑、電波干渉)
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ルーターのNATやセキュリティ機能が影響
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ファイアウォール・セキュリティソフトの遮断
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VPN/プロキシが原因で通信経路が不安定
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DNS周りの不整合
優先順位つき手順
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回線の安定性確認
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Wi-Fiの場合:ルーターに近づく、5GHzに切り替える、有線を試す
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テザリングで比較して、回線側の問題か切り分け
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ルーター再起動
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VPN/プロキシの確認
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セキュリティソフト/ファイアウォールの許可設定
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DNS見直し(必要な場合のみ)
ポイント
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105/118は、結局のところ「通信が安定しているか」が最重要です。
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一度だけでも“別回線で改善するか”を試すと、原因が大きく絞れます。
Steamエラーコード101など接続系の考え方
101のような接続系は、個別のコード名を追いかけるよりも、症状の範囲で考える方が復旧が早いです。接続問題は、以下のように原因が分岐するためです。
切り分けの軸
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Steamクライアントでログインできるか
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ストアが表示できるか
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コミュニティが表示できるか
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ダウンロードが進むか
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ブラウザで他のサイト閲覧が正常か(回線全体の問題か)
対処の基本順
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まずは基本対処(再起動・キャッシュ・地域)
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次に回線切り分け(テザリング、有線など)
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その後に遮断要因(FW/セキュリティ/VPN/プロキシ)
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最後にDNS等の設定変更
この順番を守ることで、「直ったが原因が分からず再発する」「別の不具合を増やす」といった事態を避けやすくなります。
Steamの症状別トラブルシューティング
Steamが起動しない・真っ白になる
起動系トラブルは、最も焦りやすい一方で、原因が複数重なりやすい領域です。以下の順に実施すると、無駄が少なくなります。
対処の順番
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PC再起動 → Steam再起動(完全終了)
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バックグラウンド残りが多い典型症状です。
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管理者として実行
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権限不足や設定フォルダへのアクセス不良に効くことがあります。
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常駐ソフトを減らして再試行
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オーバーレイ系、録画系、最適化系、RGB制御などが競合する場合があります。
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一度、最小構成に近い状態で試すと切り分けが進みます。
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セキュリティソフトのブロック履歴を確認
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“隔離”“ブロック”が起きていると、起動しても不安定になります。
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改善しない場合:再インストール検討
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ただし、次の章の「再インストール前チェック」を必ず実施してからが安全です。
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真っ白になる場合の考え方
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ストアやコミュニティが真っ白:接続・DNS・遮断が疑わしい(105/118の流れへ)
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Steam自体のウィンドウが真っ白:表示やプロセスの問題が疑わしい(再起動・常駐ソフト切り分け)
補足
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起動しないときは、原因が「Steam」ではなく「OSの更新待ち」や「セキュリティの誤判定」である場合もあります。直前の変更点がないか必ず振り返ってください。
ダウンロードできない・止まる
ダウンロード停止は、キャッシュ・混雑・書き込み・容量・通信品質のどれかであることが多いです。短時間で試せる順に進めます。
対処の順番
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ダウンロードキャッシュをクリア
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まずここから始めるのが効率的です。
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ダウンロード地域を変更
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混雑や地域側の一時不調回避として有効です。
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空き容量の確保
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表示上は空いているように見えても、更新で一時領域が必要になる場合があります。
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ドライブ全体の空きが少ないと不安定になりやすいです。
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管理者として実行
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書き込み権限の問題が絡む場合に効果が出ます。
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ディスク書き込み・ロックの章へ
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エラーメッセージがディスク関連なら、原因はほぼこの領域です。
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チェックポイント
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ダウンロードが“途中で止まる”のか、“最初から動かない”のか
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速度が0〜数KBになった後にエラーになるのか
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あるゲームだけなのか、すべてのダウンロードが止まるのか
ここを整理すると、キャッシュか回線かディスクかの方向性が固まります。
接続できない・タイムアウト
接続不良は、Steam側障害と自分側問題の両方があり得ます。最短で切り分けるなら「別回線で試す」「遮断要因を潰す」が有効です。
対処の順番
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ルーター再起動
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ルーターは長時間稼働で不調になることがあります。電源OFF→30秒→ONが基本です。
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Wi-Fi→有線、または別回線(テザリング)で比較
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これが最も効果の高い切り分けです。
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VPN/プロキシを使用している場合は一時的にOFFで比較
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OFFで改善するなら経路や設定が原因です。
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ファイアウォール・セキュリティソフトの許可設定
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Steamが遮断されると、接続が不安定になったりログイン不可になります。
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DNS周りの見直し
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105/118の章と同様に、最後寄りに実施してください。
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よくある落とし穴
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ブラウザは見られるがSteamだけ接続できない:遮断やDNSが疑わしい
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夜だけ不安定:回線混雑や地域サーバー混雑の可能性(地域変更や時間をずらす)
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しばらくすると直る:Steam側や回線側の一時障害の可能性もあるため、操作ログを残しておくと次回の判断が早くなります。
ディスク書き込み・破損・ロック
「ディスク書き込みエラー」「破損したディスク」「コンテンツファイルがロックされています」などは、原因が比較的はっきりしている領域です。大半は次のどれかです。
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空き容量不足(更新の一時領域不足も含む)
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権限不足(管理者実行で改善することがある)
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セキュリティソフトがファイルアクセスを止めている
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別プロセスがファイルを使用中でロックが外れない
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ライブラリフォルダーの状態不整合
対処の順番
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Steam/PC再起動
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ロック状態を最短で解消できる可能性があります。
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管理者として実行
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まずは簡単に試せる権限対処です。
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ダウンロードキャッシュをクリア
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更新・ダウンロードに絡む不整合が解消することがあります。
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空き容量の確保
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目安としては、対象ゲーム容量+更新分+余裕(数GB以上)を確保しておくと安定しやすいです。
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ライブラリフォルダー修復を検討
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ライブラリの状態不整合が疑わしい場合に有効です。
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特定ゲームなら整合性確認
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破損や欠損が原因ならここで修復できます。
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それでも不可の場合:ドライブ側の状態確認を検討
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ドライブ自体の不調があると、他のアプリでも書き込みに失敗することがあります。Steam以外でも同様の症状がないか確認してください。
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ロックの原因になりやすいもの
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セキュリティソフトのリアルタイムスキャン
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バックアップ系ソフト
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同期系ソフト(クラウド同期)
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別のゲームランチャーやツールが同一フォルダにアクセスしている
この場合は、Steamを閉じただけでは解消しないことがあるため、PC再起動が有効になりやすいです。
再インストール前の確認と注意点
データ保護と時間短縮のチェックリスト
再インストールは確かに強力ですが、時間がかかる上に、原因が回線やセキュリティだった場合は再発します。再インストール前に、最低限次を確認してください。
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エラーが特定ゲームだけなら整合性確認を実施済みか
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ダウンロードキャッシュをクリア済みか
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ダウンロード地域の変更を試したか
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管理者として実行を試したか
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空き容量は十分か(更新の一時領域も含めて余裕があるか)
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セキュリティソフトの隔離/ブロック履歴を確認したか
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テザリング等の別回線で改善するか試したか(接続系の場合)
このチェックリストを満たしてから再インストールすると良い理由
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“再インストールしなくても直る”可能性を先に潰せる
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“再インストールしても直らない原因(回線・遮断)”を先に発見できる
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原因が整理されるため、再発時も短時間で復旧できる
セキュリティソフト・FWの扱い
セキュリティソフトやファイアウォールは、Steamの通信やファイル書き込みを妨げることがあります。ただし、ここで注意すべきは「無効化すれば良い」と短絡的に考えないことです。無効化はリスクを伴うため、基本は次の順で対応してください。
推奨の順序
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ブロック/隔離履歴の確認(Steam関連が止められていないか)
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例外(許可)設定
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Steam本体、Steamのゲームフォルダ、必要な通信を許可する
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どうしても切り分けが必要な場合に限り、短時間だけ一時停止
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動作確認が終わったら必ず元に戻す
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一時停止する場合の原則
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必要最小限の時間に限定する
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動作確認後は必ず再有効化する
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企業端末や管理対象端末は管理者方針に従う
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可能なら、停止ではなく“許可設定の追加”で解決する
ディスク系エラー(書き込み/ロック)では、リアルタイムスキャンの影響が出ることがあるため、特に履歴確認と例外設定が有効です。
SteamエラーのFAQ
よくある質問を整理
Q1. キャッシュをクリアすると何が起きますか。
A. ダウンロード関連の一時データが整理され、ダウンロードや更新が正常化することがあります。実行後に再ログインが必要になる場合があります。また、ダウンロードの状態が作り直しになることがありますが、根本原因がキャッシュ不整合なら結果的に復旧が早まることが多いです。
Q2. 整合性確認はセーブデータに影響しますか。
A. 整合性確認は基本的にゲームプログラム側のファイル検証・補完です。セーブデータの保存場所はゲームごとに異なるため、一概に断言はできません。心配な場合は、対象ゲームのセーブ保存先(クラウド/ローカル)を確認し、重要データはバックアップ方針を把握してから実施すると安心です。MOD導入や手動編集をしている場合、改変分が戻る可能性もあります。
Q3. エラーコード105/118は、毎回DNS変更まで必要ですか。
A. 必要なケースもありますが、最初からDNS変更を行うのは推奨いたしません。まずは再起動、ルーター再起動、回線比較、VPN/プロキシや遮断要因の確認など、影響範囲の小さいものから試す方が安全です。DNSは“最後寄り”に置いた方が、別の不具合を増やしにくくなります。
Q4. サーバー側の障害の見分け方はありますか。
A. 可能なら別回線や別端末で同様に再現するか確認してください。複数環境で同時に起きるならサーバー側や広域障害の可能性が上がります。一方で、自分の環境だけで再現する場合は、回線・ルーター・遮断(FW/セキュリティ)・DNSなど自分側要因を優先して疑う方が復旧が早いです。また、時間帯を変えて改善するかを見るのも有効です(混雑や一時障害の可能性があるためです)。
Steamエラーのまとめと次の行動
再発防止の要点
Steamのエラーは原因が多岐に渡りますが、復旧の最短ルートは共通しています。最後に要点と次の行動を整理いたします。
要点(優先順)
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まずはSteamとPCの再起動で、一時的不整合を解消する
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ダウンロード不調はキャッシュクリアとダウンロード地域変更を優先する
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特定ゲームだけの不具合は整合性確認を先に行う
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接続系(105/118など)は、回線比較→ルーター→遮断要因→DNSの順で段階的に進める
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ディスク系は、空き容量・権限・ロック(セキュリティ含む)の観点で潰す
次に取るべき行動(迷わない進め方)
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この記事の「Steamエラーの基本対処手順」を上から順に実施する
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改善しない場合、エラーコードがあるなら「Steamエラーコード別の対処法」へ進む
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エラーコードが不明なら、現象に応じて「Steamの症状別トラブルシューティング」へ進む
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それでも改善しない場合に限り、「再インストール前の確認と注意点」を満たした上で最終手段を検討する
SteamやOSの仕様は更新で表示や項目名が変わることがあります。作業前にエラーコード・メッセージ・発生タイミングを控え、切り分け順を守って対処することで、復旧の確率とスピードが大きく上がります。今後同様の症状が出た場合も、本記事の順序で進めれば、無駄な手戻りを最小化できます。