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PS5が勝手に起動する原因と対処法まとめ|テレビ連動・レストモード・故障の見分け方

PS5を使っていないはずなのに、気づくと電源ランプが光っている。
テレビをつけただけなのに、毎回PS5まで起動してしまう。
深夜に「ピッ」という起動音がして、不安になったことはありませんか。

こうした「PS5が勝手に起動する」現象は、必ずしも故障とは限らず、HDMI機器連動の設定やレストモード、自動アップデートなどが原因になっている場合が多くあります。しかし、設定項目が複雑で、どこをどう変更すれば良いのか分からず、そのまま不快な状態を我慢している方も少なくありません。

本記事では、PS5が勝手に起動してしまう代表的なパターンを整理したうえで、

  • テレビ連動(HDMI-CEC)による起動

  • レストモードや自動アップデートによる自動復帰

  • コントローラーや周辺機器からの誤作動

  • 停電・電源タップなど電源環境の影響

  • 実際に故障を疑うべきケース

といった原因を分かりやすく解説し、それぞれに対応した具体的な設定手順を丁寧にご紹介いたします。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ
  • PS5側の「HDMIデバイスリンク」「ワンタッチプレイ」などの設定見直し

  • テレビ側のHDMI連動機能(各社独自名称)の停止

  • レストモード中の自動アップデートやインターネット接続設定の調整

  • コントローラー・周辺機器・電源タップといった機器側の切り分け

といったポイントを一つずつ確認していくことで、多くのケースはご自身で改善することが可能です。

それでも、

  • 設定を変更しても症状が変わらない

  • 勝手な起動に加えて、勝手に電源が落ちる・エラー表示が頻発する

  • 異臭・異音・異常な発熱など、安全面が不安な症状がある

といった場合には、無理をして使い続けたり、自力で分解したりせず、早めにPlayStation公式サポートや購入店に相談することが重要です。

目次

PS5が「勝手に起動する」ときによくある症状パターン

テレビの電源オンと同時にPS5も起動してしまう場合

「テレビの電源ボタンを押しただけなのに、毎回PS5も一緒に起動してしまう」という相談は非常に多いです。
このケースでは、PS5とテレビをつなぐHDMIケーブル経由で「電源を連動させる信号」が送られている可能性が高く、設定を調整することで改善できる場合がほとんどです。

夜中や席を外している間に突然PS5が起動する場合

「深夜に『ピッ』という音がして見に行くとPS5が起動していた」「部屋に誰もいないのに電源ランプが点灯していた」といった、ランダムなタイミングでの起動に驚く方も多いです。

この場合は、

  • システムやゲームの自動アップデート

  • レストモード中の通信処理

  • 停電や瞬断からの復帰

  • 周辺機器からの信号

など、複数の要因が絡むことがあります。

レストモードから勝手に復帰しているように見える場合

PS5をレストモード(オレンジのランプ)にしておいたはずが、しばらくして白いランプになっていたり、ファンの音がしていたりすることがあります。
レストモード中は、自動アップデートやダウンロード、外部からのアクセス待機などの処理が行われるため、一時的に起動したように見える挙動が仕様として存在します。

HDMI機器連動(HDMI-CEC/HDMIデバイスリンク)の影響

PS5とテレビは、HDMIケーブルを通じて「HDMI-CEC」と呼ばれる機器連動機能で連携できます。
PS5では「HDMIデバイスリンク」として実装されており、次のような設定項目があります。

  • HDMIデバイスリンクを有効にする

  • ワンタッチプレイを有効にする

  • 電源オフ連動を有効にする

これらが有効になっていると、

  • テレビの電源オン → PS5も起動

  • PS5の電源オフ → テレビの電源もオフ、または入力切替

といった連動が自動で行われます。

テレビ側にも、メーカーごとに以下のような名称で同様の機能が搭載されています。

メーカー例機能名の例
SONYBRAVIAリンク、BRAVIA Sync など
東芝レグザリンク
Panasonicビエラリンク
SHARPAQUOSファミリンク
LGSimplink
SamsungAnynet+

PS5側だけでなくテレビ側でもこの連動が有効になっていると、テレビの電源操作をきっかけにPS5が勝手に起動してしまいます。

自動アップデート・レストモード設定による自動復帰

PS5は、レストモード中に以下のような処理を自動で行うことがあります。

  • システムソフトウェアの自動アップデート

  • ゲームやアプリの自動アップデート

  • コンテンツのダウンロード・インストール

  • リモートプレイやPlayStation Appからのアクセス待機

これらの処理で一時的に本体が動作し、ファンが回ったりランプが変わることで、「誰も触っていないのに勝手に起動した」と感じることがあります。

コントローラーやメディアリモコン・外部機器からの誤入力

近くに置かれたコントローラーのボタンに物が当たったり、メディアリモコンの誤操作があった場合もPS5は起動します。

また、USB接続の周辺機器や外部ストレージ、キャプチャーボードなどが接続されている環境では、機器側の動作がきっかけでPS5の状態が変化するケースもあります(頻度は高くありませんが、切り分けのために一度外して確認する価値はあります)。

停電・瞬断や電源タップなど電源周りの問題

停電や瞬間的な電源断が発生したあとに、PS5の電源トラブル(勝手に切れる・入らない・不安定に起動する)が増えるケースが報告されています。

また、

  • 劣化した電源タップ

  • 過度なタコ足配線

  • ノイズの多いコンセント

なども、安定した電源供給を妨げる要因になり得ます。

本体の不具合・故障が疑われるケース

次のような状態の場合は、設定ではなく本体の不具合・故障の可能性も考えられます。

  • 設定をオフにしても勝手な起動・電源断が続く

  • 異常に高温になってファンがフル回転し、その後勝手に電源が落ちる

  • 異音や焦げたような臭いがする

  • 画面にエラーコードやエラーメッセージが頻繁に表示される

この場合は自己判断で分解などを行わず、早めに公式サポートや購入店に相談することが重要です。

原因別の対処手順(まず試したいチェックリスト)

PS5側のHDMIデバイスリンク設定を見直す手順

まずはPS5側の設定から確認します。

  1. PS5のホーム画面右上の「設定」を開きます。

  2. 「システム」を選択します。

  3. 左メニューから「HDMI」を選択します。

  4. 以下の項目を確認し、勝手な起動を止めたい場合は一度オフにします。

    • 「HDMIデバイスリンクを有効にする」

    • 「ワンタッチプレイを有効にする」

    • 「電源オフ連動を有効にする」

この状態で、テレビの電源オン・オフを数回試し、PS5が連動せずに起動するかを確認します。

簡易まとめ表

状況推奨設定
テレビをつけてもPS5を勝手に起動させたくない「HDMIデバイスリンク」または「ワンタッチプレイ」をオフ
テレビの電源オフ時にPS5の電源まで切れてしまうのを防ぎたい「電源オフ連動を有効にする」をオフ
HDMI連動自体を使いたくないHDMIデバイスリンク関連をすべてオフ

テレビ・モニター側のHDMI連動機能を確認する手順

PS5側をオフにしても改善しない場合、テレビ側の機能名と設定を確認します。

  1. テレビのリモコンで「設定」「メニュー」ボタンを押す

  2. 「機器設定」「外部入力設定」「リンク設定」などの項目を探す

  3. 次のような名称の機能をオフにしてみる

    • BRAVIAリンク/BRAVIA Sync(Sony)

    • レグザリンク(東芝)

    • ビエラリンク(Panasonic)

    • AQUOSファミリンク(SHARP)

    • Simplink(LG)

    • Anynet+(Samsung)

  4. 設定変更後、テレビを一度完全に電源オフ→再度オンにして挙動を確認

「テレビ側の連動は残したいが、PS5だけ連動させたくない」という場合は、PS5側のHDMIデバイスリンクをオフにして、テレビ側はオンのままにする構成も検討できます。

自動アップデート・レストモード・リモートプレイ設定の確認

夜中や不在時に起動している場合は、レストモードや自動処理が関係している可能性があります。

自動アップデートの確認

  1. 「設定」→「システム」→「省電力」または「省電力設定」を開きます。

  2. 「レストモード中に行う機能」や「自動アップデート」の項目を確認します。

  3. 次のような項目を必要に応じてオフにします。

    • 「自動でシステムソフトウェアを更新」

    • 「自動でゲームとアプリを更新」

    • 「レストモード中にインターネットに接続する」

レストモードの時間設定

  1. 「設定」→「システム」→「省電力」を開きます。

  2. 「PS5をレストモードにするまでの時間」を「しない」または長めの時間に設定し、意図しないレストモード移行を防ぎます。

リモートプレイ関連

PlayStation Appやリモートプレイ機能を利用している場合、外部からの操作でPS5が起動することがあります。

  • 「設定」→「システム」→「リモートプレイ」から、不要であればオフにして挙動を確認します。

コントローラー・周辺機器の誤作動を切り分ける方法

  1. 近くにあるすべてのDualSenseコントローラーの電源を切るか、電池(内蔵バッテリー)を気にせず、一度PS5の電源を完全に切ってからUSBケーブルを抜きます。

  2. メディアリモコンや学習リモコンを使用している場合は、電池を抜いて様子を見ます。

  3. キャプチャーボード・USBハブ・外付けストレージなどの周辺機器をすべて外し、PS5単体+テレビだけの構成で症状が出るか確認します。

これで症状が止まる場合、外した機器側に原因がある可能性が高いため、1つずつ接続し直して問題のある機器を特定していきます。

電源コード・コンセント・電源タップのチェックポイント

電源周りの不具合は、安全面の観点からも早めの確認が重要です。

  • PS5付属の純正電源コードを使用しているか

  • 電源タップではなく、壁のコンセントに直接接続して症状が改善するか

  • タコ足配線や古いタップを使っていないか

  • 停電や雷があった直後から症状が出ていないか

公式トラブルシューティングでは、電源コードの抜き挿しや、一定時間コンセントから抜いて放置することなども案内されていますが、必ず電源オフ状態で行い、無理な力を加えないよう注意してください。

それでも直らないときに確認すべきポイントとサポートへの相談目安

設定を変えても症状が続くときのチェック

以下すべてを試しても症状が続く場合は、設定ではなく本体や周辺機器の故障の可能性が高まります。

  • PS5側のHDMIデバイスリンク関連をすべてオフ

  • テレビ側のHDMI連動機能もオフ

  • 自動アップデート・レストモードの自動処理をオフ、あるいはレストモードを使わず毎回電源オフ

  • コントローラー/周辺機器を外した状態での再現確認

  • 壁コンセント直差しでの動作確認

可能であれば、別のテレビ・モニターや別のコンセントで一度試すと、環境起因か本体起因かの切り分けに役立ちます。

故障が疑われる具体的なサイン

次のような場合は、自己判断で分解や過度な検証を行わず、使用を中止してサポートに相談してください。

  • 異常な熱さ・焦げた匂い・バチッという音など、電源周りの異常が疑われる

  • 電源オン・オフに関係なく、頻繁に自動的に落ちる/再起動を繰り返す

  • エラーコードや異常メッセージが頻発する

  • HDMIケーブルや電源ケーブルを変えても改善しない

サポートに連絡する前に整理しておきたい情報

PlayStationサポートや購入店に相談する際、以下の情報をまとめておくとスムーズです。

  • 本体の型番・購入時期

  • 接続しているテレビ/モニターのメーカー・型番

  • 使用しているHDMIケーブル・電源タップの有無

  • 症状が起きるタイミング(テレビ起動時/夜間のみ/ランダムなど)

  • これまでに試した対処内容と、その結果

シーン別チェックリスト|あなたの環境ではどこを疑うべきか

テレビをつけたときだけ起動する場合

  • PS5の「HDMIデバイスリンク」をオフにした

  • 「ワンタッチプレイ」「電源オフ連動」をオフにした

  • テレビ側のHDMI連動(BRAVIAリンク/レグザリンク等)をオフにした

  • HDMIケーブルを別のポートに差し替えてみた

上記をすべて行っても症状が続く場合は、別のテレビでの検証も検討します。

夜間・不在時にランダムに起動する場合

  • PS5がレストモードではなく完全に電源オフになっているか確認した

  • 自動アップデート機能を一時的にオフにした

  • レストモード中のインターネット接続をオフにした

  • リモートプレイ機能をオフにした

  • 停電や瞬断が起きていないか、家族に確認した

レストモード利用時に不自然な起動が多い場合

  • レストモードの設定内容(アップデート・インターネット接続)を見直した

  • レストモードではなく完全電源オフ運用に切り替えて様子を見た

  • レストモード中のUSB給電設定を確認した

PS5を安全に使うための注意点(E-E-A-T観点)

自分でやってよいこと・やってはいけないこと

自分でやってよいこと(推奨)

  • 設定メニューからの項目オン/オフ変更

  • HDMIケーブル・電源ケーブルの差し替え(電源オフ状態で)

  • 接続機器(USB・外付けストレージ等)の一時的な取り外し

  • 電源タップをやめて壁コンセント直差しにするなど、配線の見直し

避けるべきこと(推奨されない)

  • 本体の分解・改造

  • 純正以外の怪しい電源コード・ACアダプタの使用

  • 過度なホコリ清掃(エアダスターを至近距離から長時間吹き付ける等)

これらは保証の無効化や感電・火災リスクにつながる可能性があります。分解や修理が必要そうな場合は、必ず公式サポートや専門の修理サービスに相談してください。

保証・修理・データ保護の基本的な考え方

  • 保証期間内であれば、自己分解を行う前に必ず公式サポートに相談する

  • 修理に出す前に、可能な範囲でゲームセーブデータやスクリーンショットのバックアップを検討する

  • 分解や改造を行った形跡があると、有償修理になる場合がある

公式サポートページの案内に従い、指示された手順で復旧を試みても改善しない場合は、早めに修理・交換を検討することが安全です。

よくある質問(FAQ)

Q1. PS5が夜中の3時ごろによく起動します。これは故障でしょうか?

A. 自動アップデートやレストモード中の処理が、深夜帯に実行されている可能性があります。
自動アップデートとレストモード中のインターネット接続を一度オフにして、症状が収まるか確認してください。それでも改善しない場合や、電源が勝手に落ちるなど他の異常もある場合は、故障の可能性も含めてサポートに相談することをおすすめします。

Q2. テレビをつけるたびにPS5が起動します。どちらの設定を変えるのがよいですか?

A. もっとも簡単なのは、PS5側の「HDMIデバイスリンク」「ワンタッチプレイ」をオフにする方法です。
それでも改善しない場合や、テレビ全体でHDMI連動を切りたい場合は、テレビ側の○○リンク等もオフにしてください。

Q3. レストモードから勝手に復帰しているように見えます。データは大丈夫ですか?

A. 自動アップデートなどの処理による一時的な起動であれば、基本的には仕様の範囲であり、すぐにデータが壊れるわけではありません。
ただし、頻繁な電源断や強制終了を繰り返すと、データベースの不整合やセーブデータ破損のリスクが高まります。気になる場合は、しばらくレストモードを使わず完全電源オフ運用に切り替えることも検討してください。

Q4. 停電後から勝手に起動したり落ちたりします。どうすればよいですか?

A. 停電や瞬断をきっかけに電源系のトラブルが発生することがあります。
公式トラブルシューティングに沿って、電源コードの抜き挿し・コンセント直差し・セーフモードからの復旧などを試し、それでも改善しない場合はサポートに相談してください。

Q5. 自分で分解して掃除したいのですが、やっても大丈夫ですか?

A. 分解や改造は、保証対象外となる可能性があります。また、誤った作業は感電や火災の原因となり得ます。
まずは外側からできる範囲のホコリ対策(周辺の清掃・設置環境の見直し)に留め、内部の清掃が必要と思われる場合は、公式サポートや専門業者への相談をおすすめいたします。

まとめ|原因を切り分けて、安心してPS5を使い続けるために

本記事では、「PS5が勝手に起動する」現象について、

  • 症状パターン別の整理

  • HDMI機器連動・レストモード・自動アップデート・周辺機器・電源トラブルなど主な原因

  • 原因別の具体的な設定変更手順

  • それでも直らない場合のチェックポイントとサポート相談の目安

  • 自分でやってよいこと・避けるべきこと

を体系的に解説いたしました。

まずは、

  1. PS5側のHDMIデバイスリンク設定を見直す

  2. テレビ側のHDMI連動機能を確認する

  3. レストモード・自動アップデート・リモートプレイ設定を整理する

という順に試してみてください。

それでも改善しない場合や、安全面で不安がある場合は、無理をせずPlayStation公式サポートや購入店に相談することが、PS5と大切なセーブデータを守るうえで最も確実な対応です。