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ロジクールマウスが充電されないときの全手順|POWERPLAY・MXシリーズ別チェックリスト

ロジクールのワイヤレスマウスをお使いの際、次のような状況に心当たりはないでしょうか。

  • 付属のUSBケーブルで接続しているのに、バッテリー残量が一向に増えない

  • POWERPLAY(パワープレイ)のマウスパッド上で「充電中」と表示されているのに、残量が100%にならない

  • LEDが赤点滅のまま、あるいはまったく点灯しない

  • 表示上は残量があるのに、実際の使用時間が極端に短い

これらはすべて「充電されない」と感じる典型的なパターンですが、

  • 実際には充電されているにもかかわらず、ソフトウェア表示だけがおかしいケース

  • 物理的にまったく電力が供給されていない、本当の意味での「未充電」

の2種類が存在します。

本記事では、ロジクール公式マニュアルやサポート情報を前提に、POWERPLAY・Gシリーズ・MXシリーズなど代表的なマウス別に、原因の切り分けと対処法をチェックリスト形式でご案内いたします。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

「共通の基本チェック → 製品タイプ別の確認 → 公式情報に基づいた詳細トラブルシューティング」という順番で一つずつ切り分けていけば、多くのケースは原因の見当がつきます。
特に、USBハブ経由の接続や金属製デスクでのPOWERPLAY使用などは、気づきにくい落とし穴ですが、環境を少し見直すだけで劇的に改善する場合もあります。
また、表示だけの問題なのか、実際にバッテリーが劣化しているのかを見極めることも、無駄な買い替えを防ぐうえで重要なポイントです。

目次

まず押さえたいロジクールマウスの充電方式と仕組み

USBケーブル充電式マウスの基本

G PRO Wireless、G703/G903、MX Masterシリーズなど、多くのロジクールマウスは本体内蔵バッテリーをUSBケーブル経由で充電します。一般的には次のような仕様です。

  • マウス本体に内蔵されたリチウムポリマーバッテリーを充電

  • 付属または対応のUSBケーブルでPCやUSB充電器に接続

  • 充電中はLEDの点灯状態やG HUB/Logi Options上の残量表示が変化

G703/G903などでは、バッテリー残量が15%以下になるとスクロールホイールやDPI LEDが赤く点滅し、付属ケーブルで充電するよう案内されています。

POWERPLAYワイヤレス充電システムの特徴と制限

POWERPLAYは、専用マウスパッドの上にマウスを置くだけで充電できるワイヤレス充電システムです。ただし、以下のような制限・注意点があります。

  • 対応マウス(G703、G903、G PRO Wireless など)+専用POWERCOREモジュールが必要

  • 充電ベースは「同時に1台のデバイスしか充電できない」

  • 金属製テーブルの上では充電性能が低下、あるいは完全に妨げられる

  • 充電エリア内にキーボードやスマートフォン等の異物があると、充電性能が低下

  • マウスパッドの中央付近が主な充電エリアであり、端で操作し続けると十分に充電されない場合がある

この仕様を知らないと、「マウスパッド上に置いているのに充電されない」と感じやすくなります。

乾電池式マウスとの見分け方とよくある勘違い

ロジクールの一部マウスは、そもそも「充電式」ではなく「乾電池式」です。この場合は以下が基本です。

  • 電池ボックスに単三/単四電池を入れて使用

  • USBケーブルは「レシーバー接続」「有線接続」用で、充電機能がないモデルもある

  • 電池が切れたら充電ではなく「電池交換」が必要

「USBケーブルを挿せばどのマウスも充電されるはず」という誤解がトラブルのきっかけになることもあります。まずはご自身のマウスが充電式か乾電池式か、型番と仕様で確認ください。

ソフトウェア表示(G HUB・Logi Options)の役割

G HUBやLogi Options(Options+)では、対応マウスのバッテリー残量を表示できます。ただし、以下のような点に注意が必要です。

  • 残量表示はあくまで推定値であり、稀に「65%から増えない」などの表示バグが起こる

  • ファームウェアや設定ファイルの不具合で表示のみ狂っているケースがある

  • 実際の使用時間と表示残量が乖離していないかをあわせて確認することが重要

したがって、「表示だけおかしいのか」「本当に充電されていないのか」を切り分ける必要があります。


製品タイプ別「充電されない」チェックリスト

ここからは、誰でもすぐ試せる基本的なチェック項目です。上から順に確認していただくことを推奨いたします。

共通で最初に確認すべきポイント

  1. マウスの電源スイッチがONになっているか

  2. USBケーブルはしっかり奥まで挿さっているか(ぐらつきがないか)

  3. USBポートを別のものに変えてみる(PC前面→背面、別のポートなど)

  4. 別のUSBケーブルで試す(スマホ用USB-Cケーブルなど)

  5. USBハブ経由の場合はPC本体に直挿ししてみる

  6. PCの再起動を行う

この段階で改善するケースも多く、公式サポートでも「別ケーブル・別ポートでの確認」は最初に案内されています。

USBケーブル充電式マウスのチェックリスト

  • ケーブルを挿した際、マウスのLEDが変化するか

  • PC側で「新しいUSBデバイス」が認識されているか

  • 別のPCやUSB充電器に接続しても同様の症状か

  • G HUB/Logi Optionsで残量が「充電中」と表示されるか

ポイント:

  • 別のPCや充電器でも同じく充電できない場合は、マウス側(バッテリー・基板)の問題の可能性が高いです。

  • 一方、PCを変えると正常に充電できる場合は、元のPCのUSBポートや電源管理設定が疑わしいといえます。

POWERPLAY使用時のチェックリスト(金属テーブル・位置など)

POWERPLAYで充電されない場合は、次のようなチェックを行ってください。

POWERPLAY基本チェックリスト

  • POWERPLAY対応マウス+POWERCOREモジュールを使用しているか

  • 充電ベースに接続されているUSBポートが十分な電力を供給できるか(ハブではなくPC直挿し推奨)

  • テーブルが金属製ではないか(アルミ天板・スチールデスク等)

  • 金属テーブルの場合、POWERPLAYの下に10mm程度の厚みのある非金属板(本・木板・樹脂板など)を挟んでいるか

  • マウスをパッドの中央付近で使用しているか(端のほうだけで操作していないか)

  • パッド上にスマートフォンや金属製の小物など、異物が置かれていないか

  • G HUB内で「POWERPLAYの充電を有効化」にチェックが入っているか

乾電池式マウスの場合に確認すること

  • 電池が正しい向きで挿入されているか

  • 新品の電池に交換して改善するか

  • 電池ボックスの金具にサビ・汚れがないか(柔らかい布などで軽く清掃)

  • 電池カバーがしっかり閉まっているか

乾電池式のモデルでは、USBケーブルを挿しても「充電」は行われません。電池切れの際は、迷わず電池交換をご検討ください。


ロジクール公式情報に基づく詳細トラブルシューティング

ここからは、基本チェックで解決しなかった場合に行う、もう一段踏み込んだ確認手順です。

USBケーブル・ポート・電源の切り分け手順

公式サポートでも、次のような原因と対処が一般的に挙げられています。

代表的な原因

  • ケーブル不良

  • USBポートまたは電源の問題

  • 内蔵バッテリーの故障

  • ファームウェア・スリープ関連の問題

推奨される切り分け手順

  1. 別のUSBケーブルで試す

  2. 別のUSBポートまたは別のPCに接続して試す

  3. USBハブを使っている場合は、PC本体のポートに直接接続してみる

  4. Logitech Options/G HUBでファームウェア更新がないか確認する

  5. それでも改善しなければ、ハードウェア故障の可能性が高くなる

G HUB・Logi Optionsでのバッテリー表示・設定確認

  • G HUBで対象マウスを選択し、バッテリー残量とPOWERPLAYの設定を確認

  • 「POWERPLAYの充電の有効化」にチェックが入っていることを確認

  • バッテリー残量表示が明らかに異常な場合(常に0%、常に100%など)、一度G HUB/Optionsを終了し、再起動・再インストールを検討

一部事例では、G HUBの設定ファイル(例:setting.db)を削除することで「65%から増えない」といった表示バグが解消したとの報告もありますが、これは上級者向けであり、バックアップや自己責任が前提となります。

POWERPLAYマニュアルに基づく環境チェック

POWERPLAYの公式マニュアルでは、以下のような注意が明記されています。

  • 金属製テーブル上に設置すると、充電性能が低下または完全に妨げられる

  • 充電ベース上にキーボード・スマートフォンなどの異物があると、充電性能が低下する

  • POWERCOREモジュールは充電エリア内に1つだけ配置すること(複数は不可)

したがって、金属製テーブルをお使いの場合は、POWERPLAYの下に厚みのある非金属素材(本・木板・樹脂板など)を挟むと改善することがあります。

ファームウェア更新や再インストールで改善するケース

  • G HUB・Logi Options(Options+)でファームウェアアップデートが提示されている場合は適用

  • アップデート後も問題が続く場合は、ソフトウェアのアンインストール→再インストールを試す

  • それでも改善しない場合、ソフトウェア起因ではなくハードウェア・環境要因の可能性が高い


それでも直らないときの原因別対処法

バッテリー劣化・寿命が疑われる場合

リチウムイオン/リチウムポリマーバッテリーには充電サイクル数の上限があり、長期間使用すると次のような症状が現れます。

  • 充電は完了したように見えるが、使用時間が極端に短い

  • 残量表示が急激に変動する

  • 高負荷時に急に電源が落ちる

こうした症状が長期間続いている場合は、バッテリー劣化が疑われます。バッテリーがユーザー交換不可の設計になっているモデルも多く、その場合はサポートへの相談または本体買い替えを検討することになります。

ソフトウェア表示だけがおかしい場合の対処

「G HUB/Options上の表示が明らかにおかしいが、使用時間は問題ない」という場合は、表示バグの可能性があります。

対処例(いずれも自己責任):

  • G HUB/Optionsを完全終了→PC再起動→再度起動

  • デバイス登録を一度削除し、再ペアリングする

  • 設定ファイル(例:G HUBのsetting.db)をバックアップしたうえで削除し、初期状態から再設定する

※ファイル削除やレジストリ操作は、誤ると別のトラブルを引き起こす可能性があります。操作に不安がある場合は無理に行わず、サポートへの相談を推奨いたします。

分解・バッテリー交換を検討する際の注意点

インターネット上には、MX Masterなどのバッテリー交換方法を解説する記事も存在しますが、以下のリスクがあります。

  • 分解した時点でメーカー保証が無効になる可能性

  • 誤った分解手順により、基板やケーブルを破損するリスク

  • 非純正バッテリー使用による動作不良・発熱リスク

原則として、保証期間内の製品は分解せず、ロジクールサポートに相談することを推奨いたします。

やってはいけない危険な対処と保証への影響

避けるべき行為の例:

  • マウスを強く叩きつける・落とすなどの物理的衝撃で直そうとする

  • 非対応の急速充電器など、仕様外の電圧・電流を印加する

  • ケーブルやコネクタに無理な力を加える、改造する

  • バッテリーをむき出しの状態で扱う

これらは故障を悪化させるだけでなく、感電・発火など安全上のリスクも伴います。必ず公式仕様の範囲内で対処してください。


ロジクールの保証・サポートを利用する際のポイント

サポートに連絡する前に準備しておく情報

スムーズにサポート対応を受けるため、次の情報をあらかじめ整理しておくと便利です。

  • 製品名・型番(例:G PRO X SUPERLIGHT、MX Master 3S 等)

  • シリアル番号(本体またはパッケージに記載)

  • 購入時期・購入店舗(分かる範囲で)

  • 発生している症状(いつから・どのような状況で)

  • すでに試した対処(ケーブル交換、別ポート、他PC、再インストールなど)

一部のユーザー事例では、レシートがなくてもシリアル番号のみでサポート対応を受けられたケースも報告されていますが、確実ではありません。

保証期間と対応の一般的な流れ

  • 保証期間は製品や地域によって異なりますが、多くのマウスは2年保証であることが一般的です(詳細は製品ページ・保証規約を要確認)。

  • サポート窓口に連絡 → 症状ヒアリング → 追加の切り分け指示 → 交換や修理の可否判断、という流れが一般的です。

買い替えを検討すべきタイミングの判断基準

次のような場合は、買い替えを検討してもよいタイミングといえます。

  • 保証期間を過ぎており、明らかにバッテリーが持たない

  • 複数のPC・ケーブル・電源で試しても改善しない

  • サポートからも「内部バッテリー故障」「買い替え推奨」と判断された

  • 他の部位(ホイール・スイッチ)にも物理的な劣化が見られる


再発防止のための設置・運用のベストプラクティス

USBハブ・延長ケーブル・PC直挿しの使い分け

  • 充電用途には、PC本体のUSBポート直挿しを基本とする

  • USBハブを使う場合は、セルフパワー(外部電源付き)ハブを選ぶ

  • 複数デバイスでUSB電力を共有している場合は、接続台数を見直す

電力不足は「充電できているようだが実は十分ではない」といった微妙な不具合の原因になることがあります。

金属デスク環境でのPOWERPLAY運用のコツ

  • 金属製天板(アルミ・スチール)上にそのままPOWERPLAYを置かない

  • POWERPLAYの下に、10mm以上の厚みのある非金属板(木・樹脂・厚めの書籍など)を敷く

  • 可能であれば、非金属天板のデスクへの変更も検討する

こうした工夫により、金属による電磁誘導への悪影響を軽減でき、充電が安定するケースがあります。

バッテリーを長持ちさせる使い方(充電タイミング・保管方法)

  • 完全放電(0%まで使い切る)を頻繁に繰り返さない

  • 高温環境での使用・保管を避ける

  • 長期間使わない場合は50%程度の残量で保管し、定期的に確認する

これらは一般的なリチウムバッテリーの寿命を伸ばすための基本的なポイントです。

ソフトウェア更新と定期的なメンテナンス

  • G HUB・Logi Options(Options+)は最新バージョンへのアップデートを心がける

  • デバイスが認識されない・表示がおかしい場合は、再インストールを検討

  • 不要なプロファイル・設定を整理し、問題が起きた場合は一度初期設定に戻してみる


よくある質問(FAQ)

POWERPLAYで100%まで充電されないのは故障ですか?

必ずしも故障とは限りません。POWERPLAYは「使いながら徐々に補充する」性質が強く、使用状況によっては100%に張り付くことは少なく、80〜90%前後を行き来することもあります。ただし、明らかに残量が減り続ける場合は、本記事のチェックリストを順にご確認ください。

G HUBに表示される残量と実際の使用時間が違うのはなぜですか?

ソフトウェア側の推定ロジックがうまく機能していない場合、表示だけが大きくずれることがあります。G HUBの再起動・再インストール、ファームウェア更新、デバイスの再登録などで改善することがあります。それでも改善しない場合は、表示よりも「実際の使用時間」を重視して判断してください。

自分でバッテリー交換をしても大丈夫ですか?

保証期間内であれば、原則として分解・バッテリー交換は推奨されません。分解により保証が無効になる可能性が高く、誤った作業は感電・発火等のリスクもあります。保証期間外であっても、作業は自己責任となりますので十分ご注意ください。

どこまで試してダメならサポートに連絡すべきですか?

目安としては、以下すべてを試しても改善しない場合です。

  • 別ケーブル・別USBポート・別PCでの動作確認

  • G HUB/Optionsの再インストール・ファームウェア更新

  • POWERPLAYの場合、金属テーブル・異物・モジュール位置などの環境チェック

  • バッテリー劣化が疑われるほど古い製品でない

ここまで行っても改善しない場合は、ハードウェア故障の可能性が高く、サポートへの相談を推奨いたします。


まとめ|あわてず原因を切り分けて、ムダな買い替えを防ぐ

ロジクールマウスの「充電されない」トラブルは、原因を大きく分けると次の4つです。

  1. ケーブル・USBポート・電源側の問題

  2. POWERPLAYや環境(テーブル素材・パッド位置等)による問題

  3. ソフトウェア表示の不具合(G HUB/Optionsのバグ・設定ファイル破損)

  4. 内蔵バッテリーやマウス本体のハードウェア故障

本記事でご紹介したチェックリスト・手順を上から順に試していただくことで、どこまでが自力で対処可能で、どこからがサポートに任せるべきかが明確になるはずです。

高価なマウスほど、安易な分解や無理な対処で保証を失うのは避けたいところです。
まずは安全な範囲で原因を整理し、それでも解決しない場合には、ぜひロジクールのサポートや保証制度の活用をご検討ください。