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PS5でDiscord画面共有する方法|できない理由と3つの解決策

PS5で遊んでいるときに、「その画面、Discordでみんなに見せてよ!」と言われて困ったご経験はありませんでしょうか。
PS5にはDiscordアプリが入り、ボイスチャットは簡単に使えるようになりましたが、「画面共有」に関しては仕様が複雑で、公式の説明だけでは何をどうすればいいのか分かりにくいのが実情です。
本記事では、「PS5版Discordで今できること・できないこと」をまず明確に整理したうえで、PCやスマホを活用してPS5の画面をDiscordに共有する具体的な方法を、難易度・費用・画質・遅延の観点から分かりやすく解説いたします。
キャプチャーボードを使った本格的な方法から、Remote Playを使ったお手軽な方法、PCがない方向けの“最終手段”まで、読者の方の環境に合わせて選べるよう丁寧にご案内いたしますので、「結局自分はどの方法を選べばいいのか」をはっきりさせたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事のまとめ

第一に、2025年現在、PS5版Discordには画面共有機能が実装されておらず、「PS5だけでDiscordに画面を映す」ことはできないという現状をきちんと押さえること。
第二に、そのうえで、キャプチャーボード/PS Remote Play/スマホ撮影という三つの現実的な方法があり、それぞれ費用・難易度・画質・遅延のバランスが異なるため、ご自身の目的に合った手段を選ぶこと。
第三に、どの方法を選ぶ場合でも、配線や設定の手順、よくあるトラブルのチェックポイント、著作権やプライバシーへの配慮といった「失敗しないためのポイント」を押さえておくことです。

「とにかく今すぐフレンドに画面を見せたい」という方は、まずはRemote Playやスマホ撮影など、手軽に試せる方法から始めていただき、より高画質・低遅延を求めたくなったタイミングでキャプチャーボードの導入を検討するのがおすすめです。

目次

PS5でDiscord画面共有はできる?2025年時点の結論

PS5版Discordで「できること」と「できないこと」

まず最初に、2025年時点の状況を明確に整理いたします。

PS5版Discordでできること

  • Discordアカウントとの連携

  • ボイスチャットへの参加(ゲームベースや通知から参加)

  • PS5のコントローラー内蔵マイクやヘッドセットを使った通話

  • PC・スマホのDiscordからボイスチャットを「PS5に転送」して利用

PS5版Discordではできないこと(2025年時点)

  • PS5版Discordアプリ単体での「画面共有」

  • PS5のゲーム画面をそのままDiscordに直接配信(Go Live のような機能)

  • PS5のみを使った配信用の高度な配信設定

各種解説サイトやDiscordのヘルプ記事でも、PS5版Discordでは画面共有に非対応であると明記されています。

なぜPS5だけでDiscord画面共有ができないのか

技術的な背景は公式に詳しく公開されているわけではありませんが、現状の仕様から考えると主に次のような理由が想定されます。

  • PS5版Discordアプリが「ボイスチャット機能」に限定されている

  • PS5のゲーム配信系機能(ブロードキャスト)は、現状YouTubeやTwitchなどと連携しており、Discord向けの実装がない

  • 著作権保護コンテンツ(動画サービスなど)や「配信禁止区間」の扱いが複雑になる可能性

そのため現状では、「PS5の映像を一度PCやスマホに出してから、それをDiscordで共有する」という構成が必要になります。


PS5とDiscordを連携する基本設定(ボイスチャットの準備)

PS5側の設定(アカウントリンク・ゲームベースの確認)

画面共有に進む前に、まずはPS5とDiscordアカウントの連携ゲームベースからの操作を整えておきます。

  1. PS5ホーム画面で

    • 「設定」 → 「ユーザーとアカウント」 → 「他のサービスとリンク」 → 「Discord」を選択

  2. 画面に表示されるQRコードまたはコードを使い、スマホやPCのDiscordから認証します。

  3. コントローラーのPSボタンを押し、「ゲームベース」がコントロールセンターに表示されているか確認します。

  4. 表示されていない場合は、オプションボタンから表示項目に「ゲームベース」を追加します。

この時点で、PS5側からDiscordボイスチャットに参加する準備が整います。

Discordアプリ側の設定(PSN連携とボイスチャットの基本)

続いて、Discord側の基本設定です。

  1. スマホまたはPCのDiscordアプリを開く

  2. 「ユーザー設定」 → 「接続」 → 「PlayStation Network」を追加

  3. PSNアカウントでログインし、必要な権限を許可

  4. お好みで「オンラインステータスを表示」などの設定を調整

この設定によって、Discord上からPS5へボイスチャットを転送したり、PS5側でDiscordボイスチャットにスムーズに参加できるようになります。

マイク・ヘッドセットのチェックポイント

画面共有の前に、通話品質も確認しておきます。

  • 使用するマイク・ヘッドセットを決める

    • ワイヤレスヘッドセット

    • 有線ヘッドセット

    • コントローラー内蔵マイク など

  • PS5の「サウンド」設定で、入力デバイス・出力デバイスを確認

  • Discordボイスチャット中に、相手から「声が小さい」「ノイズが多い」などがないかチェック

このあたりを先に整えておくと、後で画面共有まで進んだときにトラブルが少なくなります。


PS5の画面をDiscordで共有する3つの方法

方法① キャプチャーボード+PC版Discord(高画質で最も安定)

  • PS5 → HDMI → キャプチャーボード → PC

  • PCに映ったPS5画面をDiscordの「画面共有」で配信

  • 画質・遅延・安定性のバランスが最も良く、本格的にやりたい方向けの王道構成です。

方法② PS Remote Play+PC版Discord(無料で試せる)

  • PS5 → ネットワーク → PC上の「PS Remote Play」アプリ

  • Remote PlayのウィンドウをDiscordで画面共有

  • キャプチャーボード不要で、追加費用なしで試せるのが強みですが、回線状況によっては遅延が出やすくなります。

方法③ スマホでPS5画面を撮影して共有(最終手段)

  • PS5画面(テレビ・モニター)をスマホのカメラで撮影

  • スマホ版Discordのカメラ共有機能でフレンドに見せる

  • 画質・見やすさは落ちますが、PCもキャプチャーボードもない場合の最終手段として選択肢に入ります。

3つの方法の比較表(費用・難易度・画質・遅延)

項目方法① キャプチャーボード方法② Remote Play方法③ スマホ撮影
初期費用中〜高(約5,000〜20,000円)ほぼ0円0円〜小(スタンド程度)
準備の難易度中〜やや高
画質高(フルHD〜4Kも可)中(回線依存)
遅延かなり少ないやや多い〜多い人による(視認性に依存)
通常プレイへの影響ほぼなしラグを感じやすい場合ありカメラ位置次第
おすすめ度本格的にやりたい人向けまず試したい人向けどうしてもPCがない場合

方法① キャプチャーボード+PC版Discordの詳しい手順

必要な機材と準備(PS5・PC・キャプチャーボード・ケーブル)

最低限必要なものは以下の通りです。

  • PS5本体

  • WindowsまたはMacのPC

  • HDMI入力対応のキャプチャーボード

  • HDMIケーブル 2本(PS5→キャプボ、キャプボ→モニター)

  • インターネット回線(有線推奨)

  • Discord(PC版)

  • 必要であればOBS Studioなどの配信・録画ソフト

配線とPS5側の設定の手順

  1. 配線

    • PS5のHDMI出力 → キャプチャーボードの入力(IN)

    • キャプチャーボードの出力(OUT) → テレビ/モニター

    • キャプチャーボードをUSBケーブルでPCに接続

  2. PS5の設定

    • 「設定」 → 「システム」 → 「HDMI」から、必要に応じてHDCPの設定を確認

    • 一部キャプチャーボードでは、HDCPがオンのままだと映像が映らない場合があります。

  3. PC側で映像確認

    • 付属ソフトまたはOBSなどで、PS5の映像・音声がPC側に入力されているか確認

Discordで画面共有するまでの手順(OBSあり/なし)

OBSを使わない場合

  1. PC版Discordで、フレンドのいるボイスチャンネルに参加

  2. 「画面を共有」ボタンを押す

  3. 「アプリケーション」または「画面」から、キャプチャーボードの映像が映っているウィンドウを選択

  4. 解像度・フレームレートを設定し、「共有」を開始

OBSを使う場合(見栄えを整えたい方向け)

  1. OBSで新規シーンを作成し、「映像キャプチャデバイス」としてキャプチャーボードを追加

  2. 必要に応じてレイアウト調整・テキスト・Webカメラなどを追加

  3. Discord側で「画面共有」→「OBS」のウィンドウを選択

  4. これにより、簡易的な「配信画面」をDiscord上に出せます。

よくあるトラブルとチェックリスト

映像が映らない場合

  • HDMIケーブルが正しく接続されているか

  • キャプチャーボードの入力・出力を逆にしていないか

  • PS5のHDCP設定をオフにして試したか

  • キャプチャーボード用のドライバが正しくインストールされているか

音が出ない場合

  • OBSやキャプチャーソフトで、音声ミキサーのレベルが動いているか

  • Discordの画面共有設定で「システム音声を共有」を有効にしているか


方法② PS Remote Play+PC版Discordの詳しい手順

Remote PlayでPS5画面をPCに映すまでの設定

  1. PS5で

    • 「設定」 → 「システム」 → 「リモートプレイ」 → 「リモートプレイを有効にする」をオン

    • 「省電力」設定で、「ネットワーク経由でPS5の電源を入れる」を有効にしておくと便利です。

  2. PCに「PS Remote Play」をインストール

  3. PSNアカウントでログインし、PS5を登録

  4. Remote Playを起動し、PS5に接続して映像が表示されることを確認

DiscordでRemote Play画面を共有する手順

  1. PC版Discordでボイスチャンネルに参加

  2. 「画面を共有」ボタンを押す

  3. 「PS Remote Play」のウィンドウを選んで共有開始

  4. 解像度は回線に合わせて調整(フルHDが重い場合は720pなどに落とす)

ラグを減らすための回線・画質設定のポイント

  • PS5・PCともに、可能であれば有線LAN接続にする

  • Remote Playの設定で、画質・フレームレートを「標準」または「低」に落とす

  • 同じネットワークで大容量のダウンロードをしている端末がないか確認

  • Wi-Fi利用時は、ルーターとの距離・障害物を減らす

無料利用時のメリット・デメリット整理

メリット

  • キャプチャーボード不要、追加費用0円で始められる

  • 設定が比較的シンプルで、PS公式アプリとして安心感がある

デメリット

  • ネットワーク品質に大きく依存し、遅延や画質低下が起きやすい

  • アクション性の高いゲームでは、自分もラグを感じる可能性がある


方法③ スマホでPS5画面を撮影してDiscord共有する手順

最低限必要なもの(スマホスタンドなど)

  • スマホ(Discordアプリインストール済み)

  • スマホを固定できるスタンド(三脚など)

  • PS5画面を映すテレビ・モニター

見やすく撮影するコツと注意点

  • 画面の正面から撮影し、角度をできるだけ水平にする

  • 画面の明るさ・コントラストを調整し、白飛びや暗すぎを防ぐ

  • 照明や窓からの反射で、画面が映り込みすぎないようにする

  • スマホのマイクがふさがれていないか確認

Discord側では、ビデオ通話またはボイスチャンネルでカメラをオンにし、スタンドに固定したスマホで画面だけを映すイメージです。

この方法が向いているケース・向かないケース

向いているケース

  • PCを持っていないが、どうしても今日中にフレンドに画面を見せたい

  • 画質や遅延よりも「雰囲気が伝われば良い」程度の用途

向かないケース

  • 画質・見やすさを重視するケース

  • 長時間の配信・観戦会

  • テキストの細かい部分まで見てほしいゲーム


画面共有でよくあるトラブルと対処法

映像が映らない・真っ黒になる場合

  • キャプチャーボードの配線・入力端子を再確認する

  • PS5のHDCP設定をオフにして試してみる

  • Remote Playの場合、アプリを一度終了して再接続する

  • Discordの画面共有で、正しいウィンドウを選択しているか確認

音が相手に届かない・小さい場合

  • Discordの「画面共有」設定で「音声を共有」オプションが有効か

  • PCのサウンド設定で、キャプチャーボードの音声が「ミュート」になっていないか

  • OBS等を使っている場合、ミキサーの音量・ミュート設定を確認

  • PS5本体の音量設定、ゲーム内の音量設定が極端に低くなっていないか

ラグ・カクつきがひどい場合

  • PS5とPCを可能な限り有線LAN接続にする

  • Remote Playの画質設定を一段低くし、フレームレートも標準にする

  • Discordの画面共有解像度・フレームレートを一段落とす

  • 同じネットワークで大容量通信をしている機器がないか確認

通知や個人情報が映り込むのを防ぐポイント

  • PS5の通知表示を一時的にオフにする

  • メッセージ・本名・メールアドレスなどが表示される画面を開かない

  • PC画面共有の場合、デスクトップ全体ではなく「ウィンドウ単位」で共有する


PS5×Discord画面共有で気をつけたいリスクと注意点

著作権保護されたコンテンツ・配信禁止区間について

  • 一部ゲームには「配信禁止区間」が設定されており、シェア機能やキャプチャーが制限される場面があります。

  • 動画配信サービスやBD再生画面など、著作権保護映像はHDCPによりそもそもキャプチャーできない場合があります。

  • Discordで身内向け共有であっても、著作権には十分ご注意ください。

プライバシー・セキュリティの注意点

  • 本名・顔写真・住所など個人情報が含まれる画面を共有しない

  • 画面共有中に、ブラウザやメッセージアプリを不用意に開かない

  • 知らない人を含む大勢の前で画面共有する場合は、サーバーの権限設定や参加メンバーを確認する

アップデートによる仕様変更への備え方

  • PS5本体・Discordアプリともに、アップデートで機能が拡張される可能性があります。

  • 将来的にPS5版Discordに画面共有が実装される可能性もゼロではありませんが、現時点では未発表です。

  • 新機能が追加された場合、公式サイトやDiscordの公式ブログを確認し、本記事の内容との差分をチェックしてください。


PS5のDiscord画面共有に関するFAQ

PS5だけでDiscord画面共有できるようになる予定はある?

現時点(2025年11月)では、PS5版Discordが画面共有に対応するという公式発表はありません。今後のアップデート次第となりますが、現状は本記事で紹介したような「PCやスマホを介した方法」が前提となります。

キャプチャーボードは安い製品でも大丈夫?

Discordでフレンドに共有する用途であれば、数千円クラスのキャプチャーボードでも十分なケースが多いです。ただし、遅延や安定性、画質面では有名メーカー製の方が有利な場合があります。ご予算と目的に応じて選択するとよいでしょう。

PS4でも同じ方法は使える?

はい、基本的な考え方はPS4でも同じです。

  • キャプチャーボード+PC版Discord

  • PS Remote Play+PC版Discord

といった構成で画面共有が可能です。ただし、メニュー名称や一部設定画面がPS5と異なりますので、PS4向けの公式サポート情報もあわせてご確認ください。

画面共有とライブ配信(YouTube/Twitch)の違いは?

  • 画面共有(Discord)

    • 視聴者はDiscordサーバーや通話に参加しているメンバーに限定

    • 身内向け・少人数向けに向いた共有方法

  • ライブ配信(YouTube/Twitchなど)

    • 配信URLを知っていれば誰でも視聴可能に設定できる

    • チャット・アーカイブなどの機能が充実

「身内でワイワイ見たいだけ」の場合はDiscord画面共有、「広く配信したい場合」はYouTube等のライブ配信というイメージです。


まとめ|自分の環境に合った方法でPS5画面をDiscord共有しよう

この記事の要点おさらい

  • 2025年時点で、PS5版Discord単体には画面共有機能がありません。

  • そのため、PS5の映像をPCまたはスマホに映したうえでDiscordに共有する必要があります。

  • 代表的な方法は次の3つです。

    • キャプチャーボード+PC版Discord(高画質で安定)

    • PS Remote Play+PC版Discord(無料で試せる)

    • スマホ撮影+スマホ版Discord(最終手段)

目的別おすすめルート(ラクさ重視/画質重視/予算重視)

  • ラクさ重視(PCあり・機材購入は抵抗なし)
    → 方法② Remote Playから試し、必要に応じて方法①キャプチャーボードにステップアップ

  • 画質・安定性重視(ある程度投資できる)
    → 方法① キャプチャーボード+PC版Discord

  • 予算重視(PCなし・お金をかけたくない)
    → 方法③ スマホ撮影で簡易共有

最後に:最新情報の確認と次のアクション

PS5とDiscordの連携はここ数年で大きく進化しており、今後もアップデートによる仕様変更が想定されます。

本記事の内容を参考に、まずはご自身の環境で実現しやすい方法から試していただき、必要であれば段階的にキャプチャーボードなどの機材導入をご検討ください。