Among Usを8人で始めたものの、「一瞬で終わった」「インポが強すぎる(または弱すぎる)」「会議が噛み合わず微妙な空気になった」──そんな経験はありませんか。8人は少人数寄りのため、1キル・1追放の重みが大きく、設定が少しズレるだけで試合の面白さが大きく変わります。
本記事では、まず真似するだけで成立する8人向けの鉄板テンプレを提示し、勝ちが偏ったときに最小の手数で立て直せる調整レバーを表で整理します。さらに、VCあり・VCなし、初心者混在など卓の条件に合わせた分岐と、揉めにくくする進行ルールまでまとめました。読了後は「この設定で行こう」と迷いなく部屋を立てられ、8人でも納得感のある白熱した試合を作れるようになります。
Among Usを8人で遊ぶと設定が難しくなる理由
8人は、10人以上の大人数よりも「1回の出来事」が結果に直結しやすい人数帯です。設定が少しズレるだけで、体感が大きく変わります。
8人は1キルと1追放の影響が大きい
8人スタートで1人倒されると7人、会議で1人追放されると6人になります。ここまで減ると、次の1キルが“決定打”になりやすく、読み合いが深まる前に勝負が決まることがあります。
この「早終わり」を抑えるために、最も効きやすい調整が Kill Cooldown(キルクールダウン) と会議時間です。キルの回転を少し落とすだけで、議論回数と情報量が増え、納得感が上がります。
設定が変えるのは勝率だけではなく納得感
Among Usの設定は、勝率以外にも次を変えます。
-
情報の出方(確定情報が出るか、曖昧なままか)
-
議論の成立度(話す時間が足りるか、圧が強くなるか)
-
初心者の置いていかれやすさ(暗すぎる、速すぎる等)
-
1試合の長さ(短すぎる/長すぎるの防止)
8人で大事なのは、勝率を完全に五分にすることより、「負けても納得できる試合」を作ることです。
まず真似するAmong Us8人設定テンプレ
ここでは、8人で“崩れにくい”初期値をテンプレとして提示します。テンプレは完璧な正解ではなく、卓の雰囲気に合わせて微調整するための「基準点」です。
標準テンプレ(VCあり・初心者混在向け)
初心者混在では、確定情報が少なすぎると議論が空中戦になり、強い言い方の人に引っ張られて揉めやすくなります。そこで、推理は残しつつも、荒れを抑えやすい設定を基準にします。
標準テンプレ表
-
Impostors:2
-
Confirm Ejects:ON(慣れてきたらOFFへ移行可)
-
Anonymous Votes:ON
-
Emergency Meetings:1
-
Emergency Cooldown:15s〜20s
-
Discussion Time:15s〜30s
-
Voting Time:120s〜180s
-
Player Speed:1.0〜1.25
-
Crewmate Vision:0.75
-
Impostor Vision:1.25〜1.5
-
Kill Cooldown:30s(基準)
-
Kill Distance:Short
-
Visual Tasks:OFF
-
Task Bar Updates:Meetings
-
Common Tasks:1
-
Long Tasks:2
-
Short Tasks:4〜5
なぜこの形が安定しやすいのか
-
Kill Cooldown 30s:8人で早終わりしにくい基準点になりやすい
-
Kill Distance Short:理不尽なキルに見えにくく、納得感が残りやすい
-
Visual Tasks OFF:序盤から確定白が大量に生まれるのを防ぎ、推理が成立しやすい
-
Task Bar Updates Meetings:タスク進捗の確定情報を減らし、嘘や読み合いの余地を残す
-
Anonymous Votes ON:投票の圧を下げ、身内卓でも角が立ちにくい
特に“揉めにくさ”を優先するなら、まずはこの標準テンプレで開始し、偏りが出たら次章の調整レバーで直します。
推理重視テンプレ(VCあり・経験者多め)
経験者多めなら、確定情報をさらに減らし、不確実性を増やすと推理が面白くなります。ただし初心者には難しくなりやすいので、卓に合わせて採用します。
推理重視テンプレ表
-
Impostors:2
-
Confirm Ejects:OFF
-
Anonymous Votes:ON
-
Emergency Meetings:1
-
Emergency Cooldown:15s〜20s
-
Discussion Time:15s
-
Voting Time:120s
-
Player Speed:1.0〜1.25
-
Crewmate Vision:0.5〜0.75
-
Impostor Vision:1.25
-
Kill Cooldown:27.5s〜30s
-
Kill Distance:Short
-
Visual Tasks:OFF
-
Task Bar Updates:Meetings
-
タスク数:標準よりやや少なめ(回転重視ならShortを-1)
推理重視で気をつけるポイント
-
視界を暗くしすぎると、目撃がほぼ出ず、話が空中戦になりがちです。
-
“強い人が断言して終わる会議”になりやすい場合は、投票時間を少し増やすか、視界を少し戻すのが安全です。
VCなしテンプレ(テキスト議論向け)
VCなしでは、会議中に入力するため「議論と投票の時間設計」が最重要です。VCありの感覚で投票時間を短くすると、話せないまま決まって不満が残ります。
VCなしテンプレ表
-
Impostors:2
-
Confirm Ejects:ON(揉め回避寄り)/ OFF(推理寄り)
-
Anonymous Votes:ON
-
Emergency Meetings:1
-
Emergency Cooldown:20s
-
Discussion Time:30s
-
Voting Time:180s
-
Player Speed:1.0
-
Crewmate Vision:0.75〜1.0
-
Impostor Vision:1.25
-
Kill Cooldown:30s
-
Kill Distance:Short
-
Visual Tasks:OFF
-
Task Bar Updates:Meetings
-
タスク数:標準と同程度(ただし早終わりするならShortを+1)
VCなしで揉めにくくするコツ
-
会議で話す順番を決める(発見者→直前行動→目撃→最終位置)
-
断定よりも「根拠」を優先するルールを先に共有する
-
入力が追いつかない人がいるなら、Voting Timeをさらに+30秒しても良い
8人設定を崩さず最短で直す調整レバー
テンプレで始めても、卓によっては偏りが出ます。ここでは「どこを触れば、何がどう変わるか」を“レバー”として整理します。重要なのは、一度に多くを変えないことです。8人は変化が体感に直結するため、1〜2個ずつ調整すると安定します。
まず最優先で触るのはKill Cooldown
8人で一番起きやすい失敗は「インポが勝ちすぎて早終わり」です。この場合、最優先で触るのはKill Cooldownです。
-
インポが勝ちすぎる → Kill Cooldownを+2.5〜+5秒
-
クルーが勝ちすぎる → Kill Cooldownを-2.5秒(下げすぎ注意)
この調整は“試合時間”と“議論回数”に直結し、他の要素を崩しにくいのが利点です。
目的別:調整レバー早見
以下は、よくある悩み→触る順番の目安です。
早終わりする(インポ勝ちが多い)
-
Kill Cooldownを上げる(+2.5〜+5)
-
Voting Timeを少し増やす(+30秒)
-
Crewmate Visionを少し上げる(+0.25)
クルーが強すぎてインポが何もできない
-
Task Bar UpdatesをMeetingsにする(Alwaysなら切替)
-
Crewmate Visionを少し下げる(-0.25)
-
Kill Cooldownを少し下げる(-2.5)
議論が荒れる・圧が強い
-
Anonymous VotesをON(すでにONなら維持)
-
Voting Timeを増やす(+30秒)
-
Confirm EjectsをON(初心者多めの場合)
タスク勝ちが多すぎる/少なすぎる
-
タスク勝ちが多い → Short Tasksを-1
-
タスク勝ちが少ない → Short Tasksを+1
※8人はタスクが早く終わりやすい卓もあるため、タスク数は固定ではなく、卓に合わせて調整するのが安全です。
変更するときの“1ルール”
調整の事故を防ぐために、次の1ルールを守ると失敗が減ります。
-
1戦で変えるのは「最大2項目まで」
-
変える幅は小さく(時間は2.5〜5秒、視界は0.25程度)
-
2戦連続で偏りが出たら、同じ方向にもう一段だけ動かす
主要設定項目の意味と、8人で外しにくい考え方
ここでは、よく触る設定の「意味」と「8人での考え方」を整理します。用語が分かるだけで、調整が一気に楽になります。
Confirm Ejectsの考え方
Confirm Ejectsは、追放したプレイヤーがインポスターだったか(そして残りインポ数など)を表示するかどうかに関わります。
-
初心者多め:ONのほうが納得感が出やすい
-
経験者多め:OFFのほうが推理が面白い
「推理の難しさ」と「揉めにくさ」のトレードオフなので、卓の雰囲気に合わせて選ぶのが正解です。
Anonymous Votesの考え方
Anonymous VotesをONにすると、誰が誰に投票したかが見えにくくなり、投票の圧が弱まります。
-
身内卓で角を立てたくない
-
初心者が「投票が怖い」と感じやすい
こういった状況では、ONが扱いやすい設定です。
Task Bar UpdatesとVisual Tasksの考え方
-
Task Bar Updates:タスク進捗がいつ更新表示されるか
-
Visual Tasks:視認できるタスクがあるか(確定白が生まれる要因になり得る)
8人は情報が少ない一方、確定情報が増えすぎると推理が消えます。
-
推理を残す:Visual Tasks OFF、Task Bar Updates Meetings
-
分かりやすさを優先:Task Bar Updates Always(初心者が迷う場合)
視界(Vision)と移動速度(Player Speed)
-
移動速度:速すぎると、すれ違いが増えて議論が散ります。まずは1.0〜1.25が無難です。
-
視界:暗くすると難しくなります。初心者が混ざるならクルー視界を下げすぎないほうが安心です。
「推理重視にしたいから暗くする」のは有効ですが、暗すぎると目撃情報が消え、推理ではなく“印象投票”になりがちです。8人では特に起きやすいので注意します。
会議時間(Discussion/Voting)の決め方
-
VCあり:Voting 120〜180秒が扱いやすい
-
VCなし:Voting 180秒以上を確保しないと、話せず不満が残りやすい
会議は“情報の生産”の場です。8人は1回の会議の価値が高いので、短くしすぎないことが満足度に直結します。
8人で揉めにくくする運用ルール
設定だけでなく、運用ルールを少し入れると、満足度が大きく上がります。特に初心者がいる卓では、勝敗以上に「雰囲気」が重要になります。
初心者混在の開始前チェックリスト
-
今日は“勝ち負けより、納得できる会議”を優先する
-
断定より根拠:「○○が怪しい」ではなく「○○で見た/時間が合わない」
-
分からない時は無理に追放しない(スキップも戦略)
-
人格否定・煽りは禁止(ゲーム内情報だけで話す)
-
初心者は“分からない”を言ってよい(置いていかない)
会議での話し方テンプレ
-
発見者:場所、直前にいた部屋、見た人
-
目撃者:誰がどこで、どの向きに動いたか
-
各自:最後にいた場所と、向かった先
-
票:根拠が薄いならスキップ、根拠が揃うなら投票
このテンプレがあるだけで、「声の大きさで決まる」事故が減ります。
短時間で回す日の進行テンプレ
-
1戦目:標準テンプレで開始
-
偏りが出たら:Kill Cooldownだけ±2.5秒
-
2戦目:同方向にもう一段か、元に戻す
-
3戦目以降:タスク数や視界など“味付け”を触る
「最初に多くをいじらない」が、最も失敗しにくい進行です。
よくある質問(8人設定)
最後に、8人卓で特に出やすい疑問をまとめます。
8人はインポ1人と2人、どちらが良いですか
基本は2人が採用されやすいです。8人は2インポでも成立しやすく、議論の回数も確保できます。
ただし、初心者だらけで会議が成立しない場合は、練習として1人にしても構いません。その場合は「早終わり」より「学習」を優先し、会議時間を長めに取るのがおすすめです。
キルクールは何秒が無難ですか
基準は30秒に置くと調整しやすいです。そこから偏りに応じて±2.5〜5秒で動かすと、崩れにくく直せます。
タスクバー更新はAlwaysとMeetings、どちらが良いですか
迷ったらMeetingsがおすすめです。タスク進捗が常時見えると確定情報が増え、推理の余地が減りやすいからです。
ただし、初心者が「何をすべきか分からない」状態になっている場合は、Alwaysにしてタスクの目標を見やすくするのも有効です。
役職は入れた方が楽しいですか
役職は盛り上がりますが、初心者混在では情報量が増えて混乱しやすいです。最初は役職少なめ(またはOFF)で開始し、2〜3戦して慣れたら徐々に増やすのが安全です。
参考情報
-
Among Us Wiki(Options / 設定項目一覧)
https://among-us.fandom.com/wiki/Options -
Among Us日本語Wiki(Options)
https://among-us.fandom.com/ja/wiki/Options -
Among Us Wiki(Voting / 匿名投票の挙動)
https://among-us.fandom.com/wiki/Voting -
Among Us Wiki(Ejection / Confirm Ejects の表示仕様)
https://among-us.fandom.com/wiki/Ejection