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password eyeの正解はこれ!表示切替のUX・WCAG対応・安全実装を一気に解決

ログインや会員登録フォームに「password eye(目アイコン)」を付けたら、ボタンを押した瞬間に送信されたり、表示中かどうかが分からなかったり、アクセシビリティ監査で指摘されたり――想像以上に“事故りやすい”部品だと気づくことがあります。しかも問題は実装だけではなく、アイコンの意味づけ、表示・非表示の文言、状態通知、そして画面共有や解析ツールで平文が残る運用リスクまで、レビューで問われる範囲が広いのが厄介です。
本記事では、まず迷いがちなUX方針を仕様として固定し、WCAGに沿ったラベルと状態通知の要件をチェック表で明確化します。そのうえで、誤送信やフォーカス飛びを防ぐ安全な実装テンプレートと、運用での事故を避ける確認項目までまとめて解説します。「これならレビューに通る」と言える確信を、最短で得たい方に向けたガイドです。

目次

password eyeとは何か

なぜpassword eyeが必要とされるのか

パスワード入力は通常、文字が伏せ字になります。これは覗き見リスクを下げる一方、入力ミスが起きやすいという欠点があります。特に以下の条件では、ミスが増えがちです。

  • スマホで入力欄が小さい

  • 長いパスフレーズを使う

  • 記号や大文字小文字が混在する

  • 端末の入力補助(自動補完)が誤作動する

password eyeは、ユーザーが必要なときだけ表示して確認できるようにし、「ミスの自己修正」を可能にする設計です。

入力ミスを減らす一方で増える可能性があるリスク

password eyeが増やしうるリスクは、「表示できること」そのものではなく、表示が第三者に見える/記録されることです。具体的には次のとおりです。

  • 肩越し覗き見(周囲に人がいる環境)

  • 画面共有(会議、サポート、デモ)

  • 画面録画・スクリーンショット

  • セッションリプレイなどの解析(入力の録画)

  • デバッグログに入力値を出してしまう事故

したがって設計の基本は、デフォルトは非表示、ユーザーが明示したときだけ表示に置きます。ここを押さえれば、利便性と安全性の両立がしやすくなります。


password eyeのUXを仕様として決める

まず固定するべき方針は「アイコン」ではなく「文言」

レビューで揉めやすいのは、「目のアイコンが現在状態を示すのか、押したら起きる動作を示すのか」という解釈です。アイコン表現は文化差・個人差が大きく、仕様として曖昧になりやすいのが難点です。

そのため、推奨は “文言で動作を示す”方式です。

  • 非表示中:ボタン文言は「表示」

  • 表示中:ボタン文言は「非表示」

この方式は、初見ユーザーにも説明が要らず、アクセシビリティ面でも「見えるラベル」を作りやすいため、監査・社内説明に強くなります。アイコンは補助(添えるだけ)に留めると安全です。

表示切替UIの選択肢比較(表1)

以下は、実務で採用しやすい方式の比較です。迷った場合は「テキスト併記」から始めると失敗しにくいです。

方式 分かりやすさ アクセシビリティ 実装の安全性 おすすめ度 主な注意点
アイコンのみ(目) ラベル不足になりやすい。状態が誤解される
アイコン+テキスト(表示/非表示) 推奨 テキスト長に応じてレイアウト調整
チェックボックス(パスワードを表示する) 文言が長くなりがち。UIの統一が必要

確認用パスワード欄は「必要条件」で判断する

「確認用パスワード欄」は、常に必要ではありません。判断軸は次の2つです。

  • 入力ミスのコストが大きいか(誤登録が致命的か)

  • ミスを吸収する仕組みが他にあるか(password eye、要件表示、エラーガイド)

一般に、password eye+要件提示+エラーメッセージが整っているなら、確認欄を省略しても成立します。一方、金融・医療など誤入力コストが極めて高い場合は、冗長でも確認欄が妥当なことがあります。


password eyeをアクセシブルにする要件

監査で落ちる典型は「名前がない」「状態が分からない」

password eyeは小さな部品ですが、監査では落とし穴が集中します。特に多いのはこの2つです。

  • ボタンがアイコンだけで、支援技術が意味を理解できない(「ボタン」としか読まれない)

  • 表示中か非表示かが支援技術に伝わらない(状態通知がない)

したがって、設計で先に「可視ラベル」「アクセシブルネーム」「状態通知」を確定させます。

可視ラベルとアクセシブルネームを一致させる

可視ラベル(画面に見える文言)と、アクセシブルネーム(支援技術が読む名前)が一致していないと、音声操作で「表示をクリック」と言っても反応しない、というような事故につながります。

  • 可視ラベルが「表示」なら、アクセシブルネームにも「表示」を含める

  • 可視ラベルがない(アイコンのみ)なら、aria-labelで明確な名称を与える

この原則は、後述のチェック表で“合否”として扱うと運用が楽になります。

アクセシビリティ合否チェック(表2)

開発・QA・監査でそのまま使えるチェック表です。

要件 OK条件(合格ライン) ありがちなNG 影響
可視ラベルと名前の一致 見える文言(表示/非表示)がアクセシブルネームに含まれる aria-labelが別表現/英語だけ 音声操作や認知に混乱
状態通知 aria-pressed等で「押下状態」が分かる 状態が更新されない 表示中か不明
キーボード操作 Tabで到達でき、Enter/Spaceで切替 divクリックだけ キーボード利用者が操作不可
フォーカス可視化 フォーカスリングが視認できる outline削除 現在位置が分からない
タップ領域 小さすぎない(誤タップしない) アイコンが極小 誤操作が増える
伝わる文言 「表示」「非表示」など動作が明確 意味が曖昧な文言 認知負荷が上がる

password eyeのセキュリティを「条件分岐」で整理する

デフォルト非表示は必須、表示はユーザーの明示操作に限定する

設計の出発点は次の2点です。

  • 初期状態は必ず非表示(マスク)

  • 表示はユーザーが明示的に選んだときだけ

この方針は「利便性のために表示できるが、勝手に表示しない」という安全策です。社内のセキュリティレビューでも説明しやすい論点になります。

“表示より危険”なのは、平文が残る経路

実際の事故は「一瞬見える」よりも、「記録に残って後から漏れる」ほうが深刻です。導入前に以下の4点を必ず棚卸ししてください。

  • 画面共有(会議、サポート、デモ)

  • 画面録画(業務端末の録画ソフト、操作ログ)

  • セッションリプレイ(ユーザー操作の録画系解析)

  • デバッグログ(入力値をログ出力していないか)

パスワード入力は、解析ツール側で「マスク」「収集除外」を設定し、ログには絶対に残さない運用にします。

セキュリティ・運用チェック(表3)

場面 何が起きる 推奨対策 ルール化の例
電車・受付など 肩越し覗き見 デフォルト非表示、表示は明示操作のみ 「初期表示は禁止」
画面共有 平文が他者に見える 共有中は表示しない運用/注意喚起 「サポート手順に注意文」
画面録画 平文が記録される 録画対象画面での操作禁止 「録画時は入力禁止」
セッションリプレイ 入力が保存される恐れ パスワード入力の収集除外 「パスワードは常にマスク」
デバッグログ 平文がログに残る 入力値ログ禁止 「ログ出力禁止」

password eyeの実装テンプレート(Web)

失敗しやすい落とし穴を先に潰す

実装は簡単に見えますが、頻出の落とし穴は次の3つです。

  1. トグルを押すとフォーム送信(buttonがsubmit扱い)

  2. クリックでフォーカスが外れ、入力が途切れる

  3. ラベル・状態通知が不足して監査落ち

テンプレはこの3つを潰す構造にします。

HTMLの基本形(テキスト併記+安全なbutton)

  • button type="button" を必ず指定

  • 見える文言で「表示/非表示」を出す(最優先)

  • 状態は aria-pressed で伝える

<label for=”password”>パスワード</label>

<div class=”password-field”>
<input
id=”password”
name=”password”
type=”password”
autocomplete=”current-password”
/>

<button
id=”togglePassword”
type=”button”
aria-pressed=”false”
>
表示
</button>
</div>

JavaScriptでの切替(type・文言・状態を同時更新)

  • typeを切り替えるだけでなく、文言とaria-pressedも必ず同期します。

const input = document.getElementById(‘password’);
const btn = document.getElementById(‘togglePassword’);

btn.addEventListener(‘click’, () => {
const willShow = input.type === ‘password’;

input.type = willShow ? ‘text’ : ‘password’;

// 状態通知(押下状態)
btn.setAttribute(‘aria-pressed’, String(willShow));

// 見える文言(動作を示す)
btn.textContent = willShow ? ‘非表示’ : ‘表示’;

// 入力継続性が必要な場合はフォーカスを戻す
input.focus();
});

アイコンを併用する場合の最小条件

アイコンを入れる場合でも、「テキストを消す」のは慎重に判断してください。どうしてもアイコンのみなら、以下が必須です。

  • aria-labelで目的が明確

  • 状態がaria-pressed等で分かる

  • タップ領域が十分

推奨は「アイコン+テキスト」です。デザイン的にテキストを小さくする、ツールチップを付けるなどで整えたほうが、長期運用で安全です。

複数のパスワード欄がある場合(新規登録)

「パスワード」「確認用パスワード」が並ぶ場合、トグルの文言・ラベルを区別します。例:

  • パスワード:表示/非表示

  • 確認用パスワード:表示/非表示(ただしaria-labelは「確認用パスワードを表示」など区別)

同一ページで同じ名前のボタンが並ぶと、支援技術利用者の混乱が増えます。実装の都合ではなく、利用者の理解を優先してください。


password eyeの実装テンプレート(モバイル設計の考え方)

モバイルは「誤タップ」と「状態の視認性」が核心

モバイルでは、デスクトップ以上に次が重要です。

  • タップ領域が十分(誤タップしない)

  • 表示中であることが明確(文言や状態表現)

  • 片手操作でも押せる配置(入力欄に近い)

Webと同様に、状態が変わったことをユーザーが理解できるよう、「表示/非表示」のような明確な文言設計を優先すると安定します。


よくあるトラブルとデバッグ手順

押したらフォームが送信される

原因:フォーム内のbuttonがsubmit扱いになっている
対策type="button"を必ず付ける
確認:Enterキーでの送信挙動と、ボタンクリック時のsubmit発火を確認

フォーカスが飛ぶ/入力が途切れる

原因:クリック後にフォーカスがボタンへ移り、入力継続が難しくなる
対策:切替後にinput.focus()で戻す(要件次第)
確認:スクリーンキーボードが閉じないか、カーソル位置が飛ばないか

監査で落ちる(ラベル不一致、状態不明)

原因:アイコンだけで名前がない/状態通知がない/可視ラベルとaria-labelが一致しない
対策:表2の合否チェックに沿って修正
確認:キーボード操作、スクリーンリーダー読み上げ、音声操作(可能なら)で確認

パスワードマネージャー/自動入力と干渉する

原因:入力欄を差し替える実装、autocomplete不備
対策:同一inputのtype切替を基本にし、autocompleteを適切に設定
確認:主要ブラウザと端末で自動入力が機能するか


password eyeに関するFAQ

アイコンは状態と動作のどちらを示すべきか

設計として重要なのは“どちらでも良いが混ぜない”ことです。迷う場合は、**テキストで動作を示す(表示/非表示)**に寄せると、誤解と監査リスクが下がります。

企業システムでも付けてよいか

付けて問題ないケースが多いです。入力ミスによるロックアウトや問い合わせを減らせる可能性があります。ただし、受付・共用端末など覗き見が起きやすい環境では、運用ルール(画面共有時の注意等)とセットで導入してください。

「押している間だけ表示」は必要か

覗き見リスクが高い文脈(受付、共有端末など)では有効です。一方、操作難度が上がるため、一般的なログインでは「トグル式」+「明確な状態表示」で十分なことが多いです。


まとめ:レビューに通すための最短手順

password eyeは、実装よりも「仕様の固定」と「監査要件の満たし方」が成否を分けます。最短手順は次のとおりです。

  1. UX方針を固定:文言で動作を示す(表示/非表示)、アイコンは補助

  2. A11yを合否化:可視ラベルと名前の一致、状態通知、キーボード、フォーカス、タップ領域

  3. セキュリティは運用まで:画面共有・録画・セッションリプレイ・ログを潰す

  4. 安全なテンプレで実装:type切替+文言+aria-pressed同期、誤送信防止

  5. 検証:主要端末・主要ブラウザ・支援技術(可能範囲)で表2に沿って確認


参考情報源