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フレンドリーファイアの意味とは?ゲーム・軍事・英語までわかりやすく解説

「フレンドリーファイアって、結局どういう意味?」
オンラインゲームやニュースでこの言葉を見て、気になった方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、フレンドリーファイア(friendly fire)とは「味方・同じ陣営に対して誤って攻撃してしまうこと」を指す言葉です。日本語では「同士討ち」「誤射」「味方への誤爆」といった表現に近い意味になります。

本記事では、以下の3つの視点からフレンドリーファイアを整理します。

  • 英単語・軍事用語としての本来の意味
  • ゲーム(特にオンラインFPS)での使われ方
  • 関連用語との違い・マナー・防ぎ方

目次

フレンドリーファイアとは?一言でいうと「味方への誤射・同士討ち」

英単語「friendly fire」の直訳と基本的な意味

英語の friendly fire を直訳すると、

  • friendly … 味方側の、友好的な
  • fire … 射撃、砲撃

となり、「味方側からの射撃」 という意味になります。

実際の英和辞書では、次のような意味で説明されています。

  • 味方・友軍からの誤爆/誤射
  • 友軍相撃ち(同じ側の軍が誤ってお互いを攻撃してしまうこと)

つまり、敵を攻撃しているつもりが、誤って自分の味方を攻撃してしまう状況を表す言葉です。

軍事用語としてのフレンドリーファイア(同士撃ち)

もともとフレンドリーファイアは軍事用語で、戦場で味方部隊を誤射・誤爆してしまうことを指します。日本語では「同士撃ち」「同士討ち」と呼ばれることが多いです。

たとえば、次のようなケースが挙げられます。

  • 敵と味方の位置を誤認し、味方部隊に砲撃してしまう
  • 視界不良や混乱の中で、味方を敵と勘違いして発砲してしまう
  • 情報伝達のミスで、味方がいるエリアに空爆を行ってしまう

現代の軍隊では、GPSや味方識別装置など様々な技術を使ってフレンドリーファイアを減らす努力がされていますが、完全にゼロにはできていないとされています。

日本語の「同士討ち・誤射・誤爆」との違い・近さ

日本語には似た表現がいくつかあります。

  • 同士討ち:同じ味方同士が殺し合ってしまうこと(結果としての「討ち合い」に焦点)
  • 誤射:撃つ相手を間違えて発砲してしまうこと全般(必ずしも味方とは限らない)
  • 誤爆:誤って爆弾や爆発物を違う場所・相手に落としてしまうこと

friendly fire=味方に対する誤射・誤爆というニュアンスなので、
日本語で一番近いのは「同士討ち」「同士撃ち」と考えるとイメージしやすいです。


ゲームで使われる「フレンドリーファイア」の意味

オンラインゲーム・FPSにおけるフレンドリーファイアのイメージ

オンラインFPSや対戦アクションゲームでは、フレンドリーファイア=味方へのダメージという意味でよく使われます。

  • 自分の弾・爆発が味方に当たり、味方のHPを削ってしまう
  • 味方の攻撃が自分に当たり、自分がダウン・撃破されてしまう
  • 意図せず味方をキルしてしまう(チームキルを引き起こす)

ゲーム用語としては、Friendly Fire の頭文字をとって「FF」と略されることが多く、設定画面やルール説明にも「FF有り」「FF無し」といった形で登場します。

設定で「フレンドリーファイアON/OFF」を切り替えられるゲームもある

多くのオンラインゲームでは、フレンドリーファイアを有効(ON)/無効(OFF)として設定できる場合があります。

一般的な傾向としては:

フレンドリーファイアOFF(無効)

  • 味方への攻撃はダメージが通らない
  • 初心者やカジュアル向けのルールで採用されやすい
  • 範囲攻撃や爆発物を積極的に撃っても味方を巻き込みにくい

フレンドリーファイアON(有効)

  • 味方への攻撃にもダメージが通る
  • 難易度・緊張感が高く、位置取りや連携が重要になる
  • 誤射が多いとチームに迷惑がかかるため、マナー・スキルが求められる

一部のゲームサーバーでは、ラウンド開始前や終了後のみ一時的にフレンドリーファイアを有効にするなど、特殊な運用をしているケースもあります。

ありがちなフレンドリーファイアの例(範囲攻撃・爆発物など)

ゲームでよくあるフレンドリーファイアのパターンを挙げておきます。

  • グレネードやロケットなど、爆風が広い武器で味方を巻き込む
  • 狭い通路で射線上に味方が突然飛び出してきて被弾させてしまう
  • 近距離での大振り攻撃や範囲スキルが味方にヒットする
  • スナイパーで敵を狙っているときに、味方が前を通過してしまう

「敵を倒そうとしていたら、味方に当たってしまった」というケースがほとんどで、悪意がなくても起こりやすい点がフレンドリーファイアの難しさです。


フレンドリーファイアが起きる主な原因

視界や位置取りの問題で味方が射線に入ってしまう

フレンドリーファイアの多くは、次のような状況で発生します。

  • 視界が悪い場所で撃ち続けていたら、味方が前に出てきた
  • 角待ちしていた味方のすぐ後ろから射撃してしまった
  • 爆発物を投げた位置に、味方が飛び込んでしまった

「ここには味方はいないだろう」という思い込みがあると、射線管理が甘くなりがちです。

連携不足・コミュニケーション不足

  • どのタイミングで前に出るのか
  • どこにグレネードを投げるのか
  • どこからスナイプしているのか

といった情報を共有していないと、味方同士の動きが重なりやすく、誤射のリスクが高まります

ボイスチャットやピンがあるゲームであれば、
「今グレ投げるよ」「この通路見るね」など、簡単な一言を添えるだけでもフレンドリーファイアをかなり減らせます。

故意に味方を攻撃するケース(嫌がらせ・ストレス発散)

中には、わざと味方を攻撃するプレイヤーも存在します。

  • 気に入らない味方を攻撃する
  • 味方の行動を妨害して楽しむ
  • 負け試合で八つ当たりする

こうした行為は、ゲームによってはペナルティやアカウント停止の対象になる場合があります。
意図せず起こるフレンドリーファイアと、故意の嫌がらせはきちんと区別されるべきです。


フレンドリーファイアを減らすための対策とマナー

立ち回り・エイムの工夫で誤射を減らすコツ

フレンドリーファイアを完全になくすことは難しいですが、次のような工夫でリスクを減らせます。

  • 味方の位置を常にミニマップで確認する
  • 狭い通路などでは、味方が前に出てから射撃する
  • 爆発物や範囲攻撃は、味方が巻き込まれない方向・タイミングで使う
  • スナイプするときは、「今ここを見ている」と味方に事前に伝える

また、エイムに自信がないうちは、

  • 味方のすぐ後ろからフルオートで撃ち続けない
  • 味方の真横から横薙ぎの攻撃をしない

といったリスクの高い動きは避けるのがおすすめです。

ボイスチャットやピンで味方と情報共有する

  • 「そこグレ投げるよ」
  • 「その先、スナイパーで見てる」
  • 「一旦引くね」

このような短いコミュニケーションだけでも、味方が射線に入る事故を大幅に減らせます

VCが使えない環境でも、ゲーム内のピン機能や定型チャットなどを活用すると良いでしょう。

やってしまったときの謝り方・NG行動

フレンドリーファイアは、慎重なプレイヤーでも完全には避けられないミスです。大切なのは、やってしまったあとの対応です。

望ましい対応

  • すぐに「ごめん!」「誤射しました」など短く謝る
  • 同じミスを繰り返さないよう、立ち回りを少し変える
  • 味方が不利になった場合は、自分がカバーに回る

NG行動

  • 明らかに自分のミスなのに、味方のせいにする
  • 煽るようなエモート・チャットを送る
  • 注意されたことに対して暴言で返す

素直な一言の謝罪だけでも、ほとんどのプレイヤーは理解してくれます。
逆に、対応が悪いとそれだけでトラブルの火種になりますので、落ち着いた振る舞いを心がけてください。


FF・TK・グリーフィング…関連用語との違い

フレンドリーファイア(FF)とチームキル(TK)の違い

ゲームコミュニティでは、次のような使い分けがされることが多いです。

  • フレンドリーファイア(FF)
  • 味方にダメージを与える・当ててしまう行為全般
  • 偶発的な誤射も含む
  • チームキル(TK:Team Kill)
  • 味方を「キル」する(倒してしまう)行為
  • 故意・悪意のあるチームキルを指して使われることも多い

つまり、「FF」の一部が「TK」というイメージで捉えると分かりやすいでしょう。
軽いかすり傷のような誤射でもFFですが、味方をダウンさせてしまうとTKと呼ばれる場面が多くなります。

グリーフィングなど悪質行為との区別

グリーフィング(griefing)とは、ゲーム内で他人に迷惑をかけて楽しむ悪質行為全般を指す言葉です。

  • わざと味方を攻撃し続ける
  • 味方の行動を妨害し続ける
  • ルール無視・放置などでゲームを壊す

フレンドリーファイア自体は、必ずしも悪意があるとは限りません
しかし、フレンドリーファイアを利用したグリーフィング(わざと味方を撃ち続けるなど)は、ほとんどのゲームでペナルティの対象です。

「うっかり誤射してしまった」のか、「明らかに嫌がらせ目的なのか」で、意味合いは大きく異なります。

軍事・ゲーム・日常での「friendly fire」の比喩的な使い方

英語の friendly fire は、軍事やゲームだけでなく、比喩的な表現としても使われます。

例:

会議中に、同じ部署の同僚から厳しく批判されてしまった

→ “That was a bit of friendly fire.”
(味方からの「フレンドリーファイア」だったね)

応援してくれているはずの人の発言が、自分の立場を悪くしてしまった

→ 「味方からの誤爆みたいなものだ」といったニュアンス

このように、「味方からの、意図しないダメージ」というイメージで覚えておくと、ニュースやドラマの英語表現も理解しやすくなります。


まとめ:フレンドリーファイアを正しく理解して、味方と楽しくプレイしよう

最後に、本記事のポイントを整理します。

  • フレンドリーファイア(friendly fire)=味方・友軍に対する誤射・誤爆のこと
  • 軍事では「同士討ち」「同士撃ち」と訳され、戦場での深刻な事故を指す用語として使われる
  • ゲームでは、味方にダメージを与える行為全般を指し、FF(Friendly Fire)と略される
  • フレンドリーファイアONのルールでは、位置取り・連携・マナーがより重要になる
  • 誤射は誰にでも起こり得るため、防ぐ工夫と、やってしまったときの丁寧な対応が鍵
  • FF、TK、グリーフィングなど関連用語の違いを理解しておくと、チャットの会話もスムーズになる

「フレンドリーファイア」という言葉の意味がわかると、

  • 設定画面の「FF有り/無し」
  • パッチノートの「フレンドリーファイア調整」
  • チャットでの「FF注意」

といった表現の意図も理解しやすくなります。

ぜひ本記事の内容を参考に、
味方との連携とマナーを意識しながら、オンラインゲームをより快適に楽しんでください。