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コンシードの意味とは?ゴルフ・カードゲーム・英語まで一気に解説

「コンシードって、結局どういう意味なんだろう……?」
ゴルフ仲間やゲーム配信で当たり前のように飛び交うこの言葉、なんとなく「負けを認めること」くらいのイメージで止まっていないでしょうか。
実はコンシードは、ゴルフではマッチプレーの正式なルール用語であり、カードゲームでは投了を意味するゲーム用語、さらに英単語 “concede” に由来するビジネス英語表現でもあります。
文脈によってニュアンスや正しい振る舞い方が変わる、意外と奥の深い言葉です。

本記事では、「コンシード 意味」で検索した方が一度でモヤモヤを解消できるように、

  • 言葉としての基本的な意味

  • ゴルフでのルール・マナー・OKパットとの違い

  • カードゲーム・シャドウバースなどでの使われ方

  • 英単語 concede のニュアンスと実用例

を、ゴルフ初心者の方にも分かりやすい順序で整理して解説いたします。コンシードの正しい意味を押さえて、ラウンドでもゲームでも、そして英語でも自信を持って使いこなしてください。

コンシードとは?まずは言葉の基本的な意味から

「コンシード(concede)」は、もともと英語に由来するカタカナ語です。日本語では主に「認めること・承認すること」や「スポーツで、試合が終わる前に自分の敗北を認めること」の意味で使われます。

国語辞典でのコンシードの定義

国語辞典では、コンシード(concede)はおおむね次のように説明されています。

  • 認めること・承認すること

  • スポーツで、試合終了前に自分や自チームの敗北を認めること

  • ゴルフのマッチプレーで、相手の次のショットが入ったものと見なしてホールアウトすること

つまり「自分の負けを認めて、相手に勝ちを譲る」というイメージの言葉です。

日常日本語ではあまり使われない専門用語

コンシードは、日常会話で頻繁に出てくる一般語というよりも、

  • ゴルフなどのスポーツ用語

  • トレーディングカードゲーム(TCG)・デジタルカードゲームの用語

  • 英語学習・ビジネス英語の文脈

といった「特定の文脈・コミュニティ」でよく使われる専門的なカタカナ語です。
したがって、文脈を切り離して単に「コンシードの意味は?」と調べる人の多くは、ゴルフかカードゲームのどちらかを想定しているケースが多いと考えられます。


ゴルフにおけるコンシードの意味とルール

ゴルフでは、コンシードは特に「マッチプレー形式」の試合で使われる正式なルール用語です。

マッチプレーで使われる正式なルール用語

マッチプレーとは、ストロークプレー(18ホールの総打数で争う方式)とは異なり、「ホールごとの勝ち負け」で競う競技形式です。

このマッチプレーにおいて、コンシードとはおおまかに次のような行為を指します。

  • 相手のボールがカップのごく近くにあり、「ほぼ確実に入る」と判断した

  • そこで「そのパットは打たなくて大丈夫です」と認める

  • 実際にパットを打たなくても、そのストロークが入ったものとみなされる

このように、相手のパットを「入ったものとみなす」ことを申し出る行為がコンシードです。
日本では、慣習的に「OK」「OKパット」と呼ばれることも多く、同様の概念として扱われます。

どんな場面でコンシードしてよいのか(具体例)

代表的なシチュエーションをいくつか挙げます。

  • 相手のボールがカップから数十センチで、外す可能性が極めて低い

  • ダブルボギー以上が確定しており、そのホールの勝敗がすでに決まっている

  • プレー進行をスムーズにするために、あえて打たせずホールを終わらせたい

たとえばマッチプレーで自分がこのホールをすでに取っている場面で、相手に短いパットが残っている場合、

「そのパットはOKです(コンシードします)」

と伝えることで、その一打を打たずにホールを終了させることができます。

コンシードとOKパットの違い

実務上、日本のゴルフ場では「OKパット」という言い方の方が一般的かもしれません。

  • コンシード

    • ルール用語(マッチプレー)

    • 相手の次のストロークを入ったものとみなす行為

  • OKパット

    • 慣用的な日本語表現

    • 実質的にコンシードと同様の意味で使われる

厳密には、ストロークプレーではコンシードは原則存在せず、同様の行為は“ルール違反”となるため注意が必要です。日常のエンジョイラウンドでなんとなくOKを出す慣習と、公式競技のルールは分けて考える必要があります。

マナーとして気をつけたいポイントとNG例

コンシードは「相手のパットを尊重する」「プレーをスムーズに進める」ための行為ですが、使い方を間違えるとトラブルの原因にもなりえます。

意識したいポイント

  • 相手がまだラインを慎重に読みたい様子であれば、無理にコンシードを申し出ない

  • コンシードを出した後に撤回しない(原則、後戻りはできません)

  • ペアリング・競技レベルに応じて、どの程度の距離までコンシードするか事前に擦り合わせておく

避けたいNG例

  • 相手のミスを期待しつつ、ギリギリまでコンシードを出したり出さなかったりして駆け引きに使う

  • 気分によってコンシードの基準をコロコロ変える

  • 競技の形式(マッチプレーかストロークプレーか)を理解しないまま、ストロークプレーで同様のことをしてしまう

とくに公式競技ではローカルルールや大会規定も関係してきますので、事前に確認しておくと安心です。


カードゲームでのコンシードの意味

次に、カードゲームやデジタルTCGでの「コンシード」の意味を整理します。

コンシード=敗北を認めて投了すること

カードゲームでは、コンシードは主に次のような意味で使われます。

  • 勝ち目がないと判断して、自分から「敗北を認める」こと

  • ゲーム内の「リタイア」「投了」ボタンを押す行為

  • それによって相手の勝利が確定すること

オンライン対戦では、対戦時間の効率化や、次の対戦に早く移る目的でコンシードが選択されることがあります。

コンシードデッキとは?ゲームプランのイメージ

TCG・デジタルカードゲームの一部コミュニティでは、

相手をコンシード(投了)させることを目的とした、耐久・コントロール寄りのデッキ

を「コンシードデッキ」と呼ぶことがあります。

  • 除去カードや回復カードを多く採用し、とにかく粘り強く戦う

  • 相手に「これ以上戦っても勝ち目がない」と思わせる

  • 結果として、相手が自らコンシードする

といったゲームプランが基本イメージです。

サレンダー・リタイア・投了との違い

類似用語とのざっくりした違いを整理します。

  • コンシード(concede)

    • 相手に勝ちを譲る/自ら敗北を認めるニュアンス

    • 「私はもう勝てません。あなたの勝ちです」というイメージ

  • サレンダー(surrender)

    • 降参・投降という意味合いが強い

    • チーム戦などで「降参投票」機能に紐づく場合もある

  • リタイア

    • プレイを途中でやめること全般を指す日本語的な表現

  • 投了

    • 将棋などに由来する「きっぱりと負けを宣言して対局を終える」日本語表現

ゲームごとに公式用語の扱いが異なりますので、各タイトルでの定義・UI上の表現を確認することが重要です。


英単語「concede」との関係を整理する

最後に、元になっている英単語「concede」の意味と、日本語の「コンシード」との関係を整理します。

concedeの基本的な意味・ニュアンス

英語のconcedeには、主に次のような意味があります。

  • (しぶしぶ)認める

  • 譲歩する

  • 敗北を認める

政治の文脈では、選挙で負けた候補が「敗北宣言をする」際にもよく使われます。

The candidate conceded defeat.
その候補者は敗北を認めた。

この「相手の主張や勝利を認める」イメージが、そのままゴルフやカードゲームにおける「コンシード」の概念に結び付いています。

語源からイメージする「相手に道を譲る」

語源的には、con(強意)+cede(進む)から、「相手に道を譲って進ませる」というイメージで説明されることがあります。

  • 自分が前に出るのをやめて、相手に前へ進んでもらう

  • 自分の主張・勝利を引っ込めて、相手に譲る

このイメージを押さえると、

  • ゴルフ:ホールの勝ちを相手に譲る

  • カードゲーム:勝ちを相手に譲ってゲームを終了する

と、スポーツ・ゲームでのコンシードの意味が直感的に理解しやすくなります。

ニュースやビジネスでの使用例

英字新聞やビジネス記事では、次のような場面でconcedeが登場します。

  • 選挙で敗北を認める:concede the election / concede defeat

  • 交渉で相手の主張を部分的に認める:concede a point / concede that …

いずれも、「本当は認めたくないが、最終的には認めざるを得ない」というニュアンスを含むことが多い単語です。


コンシードに関するよくある疑問Q&A

コンシードを断ることはできる?

マッチプレーにおけるコンシードは、基本的に「申し出る側」の自由です。一度コンシードされたパットを打つ必要はなく、また原則として撤回はできません。

一方で、「コンシードされたが、どうしても練習として打ってみたい」というケースもあります。この場合は競技の種類やローカルルールによって扱いが変わる可能性があるため、公式競技であれば事前に規則を確認し、エンジョイラウンドであれば同伴者に一声かけるのが無難です。

ストロークプレーでもコンシードはありえる?

ストロークプレーでは、ルール上「コンシード」という概念は基本的に存在せず、すべてのストロークをカウントするのが原則です。したがって、マッチプレーと同じ感覚でストロークプレー中にOKを出してしまうと、ルール違反になりかねません。

カジュアルなラウンドで「OKパット」を採用する場合は、

  • スコアを公式なものとしない

  • 同伴者全員がその前提を共有しておく

といった運用に留めるのが安全です。

オンラインゲームでコンシードすべきタイミングは?

オンラインカードゲームにおけるコンシードのタイミングは、完全にプレイヤーの判断に委ねられます。

  • 勝率がほぼ0%と見込まれる局面

  • 時間を節約して次の対戦に集中したいとき

  • ミッション消化など別の目的を優先したいとき

など、合理的な理由がある場合にはコンシードが選択されます。
ただし、対戦相手の感情面に配慮しすぎる必要はないものの、「明らかにマナー違反と受け取られる行為(放置など)」は避けることが推奨されます。


まとめ|コンシードの意味を4つの視点で押さえる

最後に、本記事のポイントを整理します。

  • 言葉の定義としてのコンシード

    • 「認めること・承認すること」

    • 「スポーツで試合終了前に自分の敗北を認めること」という意味を持つ専門用語

  • ゴルフにおけるコンシード

    • マッチプレーで相手のパットを「入ったものとみなす」ルール用語

    • プレーのスピードアップとスポーツマンシップのために用いられる

    • ストロークプレーとは区別し、マナーやローカルルールの確認が重要

  • カードゲームにおけるコンシード

    • 自ら敗北を認めて投了すること

    • 相手をコンシードさせることを狙う「コンシードデッキ」という用法もある

  • 英単語concedeとの関係

    • 「(しぶしぶ)認める」「譲歩する」「敗北を認める」意味を持つ

    • 「相手に道を譲る」というイメージが共通のコアイメージ

「コンシード」は、単に単語の意味を覚えるだけでなく、ゴルフのルール・マナーカードゲームの対戦文化とも深く結び付いている言葉です。