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「通話できませんでした」の原因と対処|iPhone/Android共通

  • 2025年11月9日
  • 2025年11月9日
  • スマホ

大事な電話に限って、「通話できませんでした」の一言で切れてしまう——そんな“今すぐ直したい”瞬間、ありますよね。
原因は端末の不具合だけではなく、VoLTEやWi-Fi通話の不整合、迷惑電話フィルタ、非通知設定、5G/4Gの切替失敗、さらには請求や回線側の制限まで実にさまざま。
この記事では、iPhone/Android共通で30秒から始められる応急処置から、確実に原因を切り分ける手順端末別の具体的操作までを一直線に案内します。上から順に試すだけで「どこが悪いのか」「いま何をすべきか」がハッキリわかるはず。ビジネスの連絡も家族のコールも、取り逃さない状態に戻しましょう。

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この記事のまとめ

「通話できませんでした」の多くは、一時的な無線の不調・設定の不整合・アプリの干渉で起きます。
まずは機内モードON→10秒→OFF/再起動/DND解除/権限確認/VoLTE・Wi-Fi通話の切替という“30秒〜数分”の基本で改善するかをチェック。
改善しない場合は、4G固定・ネットワーク再選択・フィルタ/録音アプリ停止・SIM再読み込みで原因の居場所を絞り込み、最終手段としてネットワーク設定のリセット別端末/別SIM検証へ。
ここまで進めば、端末側か回線/契約側かが見極められ、キャリアサポートへの相談もスムーズです。

「通話できませんでした」の原因と対処

  1. 機内モード ON→10秒→OFF

  • 効く理由:セルラー/VoLTE/Wi-Fi通話の無線モジュールを再初期化。基地局再アタッチが行われ、輻輳や一時的な認証失敗を解消しやすい。

  • ポイント:ONにしたら10秒待つ(即OFFは効果が薄い)。

  1. 端末を再起動

  • 効く理由:電話アプリや通話サービス(IMS)、モデムプロセスの不整合をクリア。

  1. 圏内・通信状態を確認

  • 手順:アンテナ本数/4G・5G表記/“×”や“!”の有無を確認 → 屋外・窓際・別の場所で再試行。

  • 補足:5Gの境界では不安定化あり。一時的に4G固定が安定する場合あり(後述)。

  1. DND(おやすみ)・集中モード・機能制限をOFF

  • 効く理由:着信拒否扱いや通知遮断で“通話不可”に見える挙動を回避。

  1. 電話アプリの権限(電話・マイク)をON

  • 効く理由:権限拒否だと発信や通話接続はできても音声が無音になりがち。

  1. VoLTE/Wi-Fi通話の切り替え

  • 効く理由:相手・エリア・キャリア設定の“非対応/不整合”を回避。

  • 試し方:VoLTE ON/OFF、Wi-Fi通話 ON/OFF で挙動を比較。

  1. 迷惑電話フィルタ・通話録音アプリを一時停止

  • 効く理由:着信前フィルタや録音の割り込みで接続が落ちることがある。

  1. SIM/eSIMの再読み込み

  • 手順:回線OFF→ON、デュアルSIMは未使用回線をOFF、eSIMは再追加/有効化し直す(手順は後述)。

  1. 転送・発信規制・非通知設定を確認

  • 非通知拒否や国際発信規制、転送ONが原因で「通話できませんでした」に至るケース。

  1. OS/キャリア設定/電話アプリを更新

  • 効く理由:モデム・IMSの安定性改善がアップデートに入ることがある。

ここまでで直らない場合:回線障害・請求関連・SIM不良などの可能性が高く、次章の“上級編の切り分け”へ。


よくある原因(共通)と仕組み

  • 回線輻輳・基地局の一時障害:イベント会場・帰宅時間帯などで起きやすい。

  • 無線設定の不整合:VoLTE非対応エリアでVoLTE固定、5G/4G切替の瞬断など。

  • DND・集中モード・転送:着信を抑制、または即留守電に回してしまう。

  • フィルタ/録音アプリの競合:通話開始時に権限競合→切断。

  • Bluetooth誤接続:音声が別デバイスへ。発信は成功するが“無音→切断”。

  • SIM/eSIMの認証エラー:再アタッチやプロファイル再読み込みで解決することが多い。

  • 発信番号の扱い:非通知(184)付与・通知(186)付与の誤りで相手側が拒否。

  • 料金滞納/データ残量ゼロ:契約によっては音声にも制限が及ぶ場合。


症状別:原因→対処の早見表

症状よくある原因まず試す対処
タップ直後に「通話できませんでした」回線輻輳、VoLTE不整合、アプリ競合機内モード再入→VoLTE切替→フィルタ停止
呼び出し音が鳴らないDND/転送ON、相手側の電源OFF・圏外DND/転送OFF→別番号に発信→SMS到達を確認
発信はつながるが無音Bluetooth誤接続、マイク権限×BluetoothOFF→スピーカーボタン→権限ON
国際発信だけ不可国際発信規制、プラン非対応マイページで規制確認→オプション有効化
特定番号だけ失敗相手にブロック、非通知拒否、桁誤り発信者番号通知ON→別番号でテスト
Wi-Fi接続時はOK / モバイル時×電波弱い、セルラー設定不整合4G固定→ネットワーク再選択→別の場所で再試行
5G表示で不安定5G/4G境界のハンドオーバ失敗優先ネットワークを4G/LTEへ一時固定

iPhone:具体的な操作手順

1. 基本の見直し

  • 機内モード:コントロールセンター → ✈️ → 10秒後OFF

  • 再起動:音量上→下→サイド長押し→スライドで電源OFF → 30秒待ってON

  • 集中モード(おやすみ):設定 → 集中モード → すべてOFF/“通話を許可”の範囲を見直し

2. 通話関連設定

  • VoLTE/5G/4Gの切替
    設定 → モバイル通信 → 通話オプション → 音声通話とデータ(5G On/Auto ↔ 4G、VoLTE ON)
    → 不安定な場合は4G/VoLTEに一時固定。

  • Wi-Fi通話
    設定 → モバイル通信 → Wi-Fi通話 → ON/OFFを比較
    → ルーターが不安定ならOFF、電波が弱い室内ならONが有利なことも。

  • 発信者番号・非通知
    設定 → 電話 → 発信者番号通知をON
    → 非通知拒否の相手には186+電話番号でテスト。

  • 着信拒否・ブロック
    設定 → 電話 → 着信拒否した連絡先を確認(誤ブロック解除)。

  • 通話転送
    設定 → 電話 → 通話転送 → OFF(誤操作ONに注意)。

3. 権限・アプリ・SIM

  • 電話/マイク権限
    設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク/連絡先 → 電話アプリの許可を確認

  • 迷惑電話フィルタ
    設定 → 電話 → 不明な発信者を消音/各フィルタアプリの設定を一時OFF。

  • SIM/eSIMの再読み込み
    設定 → モバイル通信 → 使用中の回線を一度OFF→ON
    eSIMで不具合が疑われる場合:回線を削除→QR/キャリアAppで再追加(事前にWi-Fi必須)。

  • ネットワーク設定リセット
    設定 → 一般 → 転送またはリセット → リセット → ネットワーク設定をリセット
    ※ Wi-Fiの再設定が必要。最後の手段として実施。


Android:具体的な操作手順

1. 基本の見直し

  • 機内モード:クイック設定 → ✈️ → 10秒後OFF

  • 再起動:電源ボタン長押し → 再起動

  • サウンド/DND:設定 → 通知 → おやすみ時間/割り込み制限をOFF

2. 通話・ネットワーク

  • VoLTE(4G通話)
    設定 → モバイルネットワーク → 4G/VoLTE通話をON(不安定ならOFF→ONで再初期化)

  • Wi-Fi通話
    設定 → 接続/通話設定 → Wi-Fi通話 ON/OFF比較

  • 優先ネットワーク
    設定 → モバイルネットワーク → 5G/4G/3G → 一時的に4G/LTEに固定して挙動確認。

  • 既定の通話アプリ
    設定 → アプリ → 既定のアプリ → 電話を標準に(メーカー電話とGoogle電話の二重起動を防止)。

3. 権限・ブロック・規制

  • 電話/マイク権限
    設定 → アプリ →(電話アプリ)→ 権限 → 電話/マイク許可

  • 発信規制・通話転送
    電話アプリ → 右上メニュー → 設定 → 追加設定 → 発信規制/通話転送/通話拒否をOFF

  • 迷惑電話フィルタ/録音
    フィルタ系・録音系アプリを一時OFF。改善すれば設定の見直し。

4. SIM/APN/リセット

  • SIMのON/OFF
    設定 → ネットワークとインターネット → SIM → 回線を一度OFF→ON

  • APN初期化(必要時)
    設定 → モバイルネットワーク → アクセスポイント名(APN) → 右上メニュー → 既定にリセット

  • ネットワーク設定のリセット
    設定 → システム → リセットオプション → Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット


直しながら“原因を特定”するコツ

  1. 別の相手へ発信(家族や自分の別回線)
    → つながれば相手側の問題(圏外/ブロック/非通知拒否)。

  2. SMSやデータ通信はOKか
    → データOK・通話NG:VoLTE/IMS周りが濃厚。

  3. Wi-Fi通話はどうか
    → Wi-Fi通話OK・セルラーNG:電波/基地局の影響。

  4. SIMを他端末で試す/他SIMを自端末で試す(可能なら)
    → 端末起因か契約/回線起因かを切り分け。

  5. 4G固定で改善するか
    → 改善するなら5G↔4Gハンドオーバがボトルネック。

  6. フィルタ/録音アプリOFFで改善するか
    → 改善したらアプリ競合が原因。


見落としがちな落とし穴

  • 非通知のまま発信:相手側の「非通知拒否」で即切断。→ 発信者番号通知ON、または186+番号

  • Bluetooth常時接続:車・イヤホンにつながっていて無音に。→ Bluetoothを一時OFF。

  • VPN常時ON:Wi-Fi通話が失敗するケース。→ 一時OFFで比較。

  • データ残量ゼロ/請求関連:プランにより音声にも制限がかかることあり。→ マイページで確認。

  • ペアレンタル・スクリーンタイム:発信が制限。→ 監督者設定を確認。

  • 古い国番号・桁誤り:海外番号への発信で多い。→ 先頭の「+国番号」形式で再登録。


それでもダメなとき

  1. ネットワーク選択:自動→手動→自動に戻す

    • 狙い:近傍セルへ“つなぎ直し”。

    • iPhone:設定 → モバイル通信 → ネットワーク選択

    • Android:設定 → モバイルネットワーク → ネットワークを選択

  2. 優先ネットワークを4G/LTEへ一時固定(5G不安定対策)

  3. APNを既定に戻す(Android)

  4. キャリア設定アップデート(iPhone:設定 → 一般 → 情報)

  5. ネットワーク設定のリセット(iPhone/Android、Wi-Fi再設定に注意)

  6. 別端末/別SIMで再現確認

    • 端末側なら修理・初期化、回線側ならキャリア相談が近道。

  7. 公式の障害情報・契約状況の確認

    • 時刻・場所・相手キャリア・表示されたメッセージを控えておくと、サポートが早い。


よくある質問(FAQ)

Q1. 相手が出られないだけ?どう見分ける?
A. 別の相手へ発信して比較。発信者番号通知ONにし、SMSが届くかも確認。

Q2. 通話は切れるのにデータ通信は快適。なぜ?
A. 通話はIMS/VoLTEという別レイヤーを使うため。データはOKでも通話だけ不具合が起きることがある。VoLTE/Wi-Fi通話の切替が有効。

Q3. アップデートの効果は?
A. モデムやIMSの安定性パッチが含まれることがあり、特にキャリア設定は効果的なことが多い。

Q4. 国際電話だけ失敗する
A. 国際発信規制やプラン未加入が典型。キャリアのマイページで規制有無とオプション加入状況を確認。

Q5. 迷惑電話対策アプリは必要?
A. 有用。ただし通話開始時に割り込む仕様のものは相性問題が起きやすい。一時OFFで切り分けを。