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【VALORANT】プレイヤー名を非表示にする方法|配信向け安全設定

配信や録画でVALORANTを遊んでいると、「スコアボードを開いた瞬間に自分のIDが映ってしまうのでは」「味方や敵の名前がそのまま表示されて、視聴者に切り抜かれたら困る」と不安になる場面が出てきます。野良での粘着や不要なフレンド申請を避けたい方にとっても、プレイヤー名の露出はできるだけ減らしたいポイントです。

実はVALORANTには、試合中の表示名を匿名化し、エージェント名に置き換えるためのプライバシー設定が用意されています。ただし、設定を入れただけで「どの画面でも完全に消える」と誤解すると、試合後の画面や履歴表示で思わぬ“映り込み事故”が起きることもあります。

本記事では、プレイヤー名を隠す具体的な手順から、自分だけ隠す設定と他人も隠す設定の違い、エージェント名表示にするおすすめの組み合わせ、反映されないときの切り分け、そして試合後に名前が出る可能性まで、配信者目線で丁寧に整理します。読み終える頃には、「どこまで隠れて、どこが危ないのか」が明確になり、安心してプレイと配信に集中できる状態を作れるはずです。

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VALORANTで名前を隠すと何が変わる

VALORANTには、試合中に表示されるプレイヤー名(Riot ID)を匿名化し、代わりにエージェント名などの一般的な表示へ置き換えるためのプライバシー設定があります。目的は主に「配信・録画での身バレ防止」「野良での粘着や不要なフレンド申請の回避」「不快な名前表示を見ないようにする」などです。
ただし、この機能は万能ではありません。どの画面で何が置き換わり、どの場面では元の表示に戻る可能性があるのかを、先に整理しておくことが重要です。ここを誤解すると、配信中に「隠せていると思ったら試合後に出てしまった」といった事故につながりやすくなります。

表示が変わる場所と変わらない場所

まず、匿名化は「常に完全に名前が消える」機能ではなく、ゲーム内の特定の範囲で表示名を置き換えるタイプの設定です。一般的には、次のように理解すると運用ミスが減ります。

  • 表示が変わりやすい場所(試合の進行中)

    • エージェント選択画面

    • ロード画面

    • ラウンド中のUI(スコアボード、キルフィードなど)

    • 試合中の観戦・視点切り替えに付随する表示
      これらは「試合中の情報提示」として扱われるため、匿名化の影響が及びやすい領域です。

  • 表示が変わらない/戻る可能性がある場所(試合後・履歴系)

    • 試合終了後のリザルト画面

    • 対戦履歴(キャリア)

    • 外部の戦績表示サービス、トラッカー系サイト
      これらは「記録・履歴」として整理されることが多く、試合中の匿名化とは別の扱いになり得ます。配信で試合後の画面を長めに映す場合は、匿名化設定だけに依存しない運用(シーン切り替えなど)も必要です。

重要なのは、匿名化を「視聴者や第三者に絶対に特定されない状態を保証する機能」と捉えないことです。匿名化の目的はあくまで「試合中の表示を抑制する」ことであり、試合後の履歴や外部サービスは別軸で考えるべきです。

自分を隠す設定と他人を隠す設定の違い

匿名化に関する設定は、混同しやすいポイントが2つあります。
1つは「自分の名前を隠す」設定、もう1つは「他人の名前を隠す(一般的な表示にする)」設定です。両方ともプライバシーに関係しますが、狙っている対象と効果が異なります。

  • 自分を隠す設定(パーティー外に対して自分のRiot IDを非表示)
    主な目的は、自分の身バレ防止です。パーティー外のプレイヤーから見える自分の表示名を抑制し、試合中の表示を置き換えます。
    配信者・動画投稿者がまず最優先で有効化したいのはこの設定です。

  • 他人を隠す設定(パーティー外のプレイヤーに一般的な名前を使用)
    主な目的は、自分の画面に映る他人の表示名を置き換えることです。視聴者に味方や敵の名前が映り続けるのを防ぎたい場合に有効です。
    配信で「味方の名前が映るのも避けたい」「他人のIDを画面に残さないようにしたい」という場合は、こちらもオンにする価値があります。

この2つの違いを一言でまとめると、次のとおりです。

  • 自分を隠す:他人の画面に映る“自分”の表示を抑える

  • 他人を隠す:自分の画面に映る“他人”の表示を抑える

配信事故を防ぎたい場合、両方をオンにするのが基本方針になります。


VALORANTでプレイヤー名を隠す手順

ここでは、実際にVALORANTのクライアント内で設定する手順を、迷いにくい形で整理いたします。設定名はアップデートや表示言語によって微妙に文言が変わることがありますが、「一般タブ」→「プライバシー」まで辿り着ければ、該当項目は見つけやすいです。

設定までの行き方

  1. VALORANTを起動し、ホーム画面(ロビー)に移動します。

  2. 画面右上付近の歯車アイコン、またはメニューから設定を開きます。

  3. 上部タブから一般を選択します。

  4. 一般タブ内を下へスクロールし、プライバシー関連の項目を探します。

試合中でもESCキーから設定画面を開ける場合がありますが、操作の安定性を考えると、まずロビーで設定するのが無難です。設定を変えた直後は、反映確認まで行っておくと安心です。

パーティー外に自分のRiot IDを非表示の使い方

該当する項目をオンにします。日本語表示では、概ね次のような文言です。

  • 「パーティー外のプレイヤーに対して自分のRiot IDを非表示にする」

  • 近い表現として「自分の名前をパーティー外に表示しない」「匿名化する」など

この設定をオンにしたときの考え方は次のとおりです。

  • 誰に効くか:パーティー外のプレイヤー(ランクやアンレートで一緒になった野良の相手)

  • 何が変わるか:試合中に相手側で見える自分の表示が、Riot IDそのものではなく置き換え表示になりやすい

  • 狙い:自分のIDを直接見せないことで、検索・特定・粘着の入口を減らす

配信・録画の事故対策で最重要なのは、「自分のIDが視聴者に映らない」ことです。もしこの設定がオフのままだと、試合中にスコアボードを開いた瞬間に自分のIDが映り続けるリスクが残ります。まず最初にオンにすべき項目です。

パーティー外のプレイヤーに一般的な名前を使用の使い方

次に、他人の表示名を自分の画面で抑制する設定です。該当する項目をオンにします。日本語表示の例は次のとおりです。

  • 「パーティー外のプレイヤーに一般的な名前を使用する」

  • 「パーティー外のプレイヤー名を一般名に置き換える」などの類似表現

この設定をオンにしたときの考え方は次のとおりです。

  • 誰に効くか:自分の画面(自分のクライアント表示)

  • 何が変わるか:パーティー外のプレイヤー名が置き換わり、画面上に生のRiot IDが出にくくなる

  • 狙い:配信画面や録画素材に「味方や敵のID」が残ることを避ける

配信者の場合、視聴者が「味方のID」から検索して関係者を特定するケースもあり得ます。視聴者側の意図が善意であっても、結果として迷惑がかかる可能性があるため、配信ではオンにしておくのが基本です。

匿名化設定2項目の比較表

設定項目主な目的誰に対して効くか表示の置き換えの方向性注意点
パーティー外に自分のRiot IDを非表示自分の身バレ防止パーティー外の他人の画面自分の表示が置き換わりやすい試合後の履歴・外部表示まで保証しません
パーティー外のプレイヤーに一般的な名前を使用配信画面の他人匿名化自分の画面他人の表示が置き換わりやすいパーティー内の相手は対象外になり得ます

この表のとおり、効果の向きが真逆になっています。配信や録画で「自分と他人の両方を映したくない」という目的なら、両方オンが基本方針です。


エージェント名表示にするおすすめ設定パターン

匿名化設定は、目的に合わせて「どこまで隠すか」を決めると運用が安定します。全てを隠そうとしすぎると、逆に「誰が誰か分かりにくい」「連携が取りづらい」と感じる場合もあります。ここでは、代表的な目的別におすすめの組み合わせを整理いたします。

配信と録画で事故を防ぐ組み合わせ

推奨:2項目ともオンです。配信・録画は「一度映ると切り抜かれて残り続ける」点が最大のリスクになります。匿名化は、設定を入れた瞬間に魔法のように安全になるのではなく、事故の入口を潰して確率を下げる仕組みとして捉えるのが適切です。

  • 自分のIDが映る場面:スコアボード、試合開始前の表示、試合中の通知など

  • 他人のIDが映る場面:スコアボード、戦況表示、観戦視点切り替えなど

両方をオンにすることで、少なくとも「画面にIDが表示される頻度」を大きく下げられます。
また、配信では次の運用が効果的です。

  • テスト用の試合を1回だけ行う(デスマッチやカスタムでも構いません)

  • スコアボードを開き、表示が期待どおりか確認する

  • 試合終了後のリザルト画面に移行する直前に、配信のシーンを切り替える運用を用意する(完全に映さない、または短時間にする)

設定だけで「100%」を狙うのではなく、配信運用とセットで安全度を上げるのが現実的です。

野良で粘着を避けたい人の組み合わせ

推奨:自分を隠す設定のみオンから始めるのが分かりやすいです。
野良で問題になりやすいのは、次のようなケースです。

  • たまたま同じ相手と連続でマッチし、粘着される

  • チャットで絡まれ、ID検索や外部SNS特定を試みられる

  • ルーム内で晒し行為のような行動を取られる

このようなとき、少なくとも「相手が自分のIDを正確に把握し続ける」状態を避けられると、被害の発生率が下がります。
一方で、他人のIDを自分の画面から消す必要性は相対的に低いため、まずは自分の匿名化だけで様子を見るのが合理的です。配信はしないが心理的に安心したい、という場合にも適しています。

身内パーティーでの使い分け

フルパーティーで身内だけ、かつ配信もしない場合は、必ずしも匿名化をオンにする必要はありません。
ただし、次の条件が混ざる場合はオンが推奨です。

  • デュオやトリオで、残りが野良になる

  • 配信や録画を回す可能性がある

  • 野良とのコミュニケーションが荒れやすい時間帯・モードで遊ぶ

この場合、最低でも「自分を隠す」だけオンにしておくと、余計な火種を減らせます。
また、身内で連携を取りやすくするために「他人を隠す」をオフにしたい、という選択もあり得ます。要点は、目的(配信事故対策か、粘着回避か)に応じて切り替えることです。


名前隠しが効かないときの確認ポイント

匿名化設定は便利ですが、設定したつもりでも「反映されない」「一部だけ名前が出る」といった声が出やすい領域です。多くの場合は不具合ではなく、設定範囲の誤解や反映確認の不足が原因になります。ここでは切り分けの順番を整理いたします。

保存・再起動・適用範囲の確認

まず、次の3点を順に確認してください。

  1. 設定が保存されているか
    設定画面で変更しただけで、保存が確定していないケースがあります。ボタン操作や画面遷移のタイミングで保存が反映される仕様の場合もあるため、変更後に一度設定画面を閉じ、再度開いてオンのままか確認すると確実です。

  2. ゲームを再起動しても維持されるか
    まれにクライアント側の読み込みやキャッシュの都合で、再起動後に反映されるように見えることがあります。配信前に再起動して確認しておくと、当日の事故確率が下がります。

  3. 確認している場面が適用範囲内か
    匿名化は、試合中の表示領域に効く一方で、試合後の画面や履歴では別挙動になる可能性があります。
    「ロビーで自分の名前が見える」こと自体は、設定の失敗とは限りません。確認は必ず、実際の試合に入ってスコアボード等で行ってください。

この順番で切り分けると、「設定が壊れている」と早合点するケースを減らせます。

試合後に本名が出るケースの整理

最も多い混乱がここです。
試合中は匿名化できていても、試合後のリザルトや履歴で元のIDが表示されることがあります。これは、匿名化が「試合中の表示」に主眼があるため、記録・履歴まで同一の扱いにならない場合がある、という整理で理解すると納得しやすいです。

配信者であれば、次の対策が実用的です。

  • 試合終了後、リザルト画面に入る前に配信のシーンを切り替える(待機画面・休憩画面)

  • 試合後画面を映す必要がある場合、映す時間を最小限にする

  • 試合後の画面に移る前に、オーバーレイやマスクで隠す(配信ソフト側の対策)

  • そもそも試合後の履歴画面をコンテンツに含めない構成にする

「匿名化=完全匿名」ではない前提で、事故が起きやすい画面を把握しておくことが重要です。

外部トラッカーで推測される可能性と対策

匿名化はゲーム内表示の範囲に作用するため、外部サービスでの表示や推測可能性をゼロにするものではありません。外部サイトは、アカウント情報・対戦履歴・公開設定など、別の仕組みで情報を表示していることが多く、ゲーム内の匿名化設定がそのまま反映されない場合があります。

対策としては、次の方向性が現実的です。

  • 公開範囲の確認:外部サービス連携や公開設定がある場合は見直す

  • 配信運用の工夫:履歴画面や試合後画面を映さない、映すなら短時間にする

  • IDの使い分け:同一の文字列を他のSNSや別ゲームと使い回さない(推測されにくくなる)

  • 過度な期待をしない:匿名化は「露出を減らす」手段であり、100%の遮断を保証するものではない

特に配信者は「視聴者が情報を拾える導線」を減らす設計が重要です。匿名化に加えて、映像に残る可能性がある箇所を全体として減らす発想で組み立てるのが安全です。


Riot IDの変更と混同しやすい注意点

「名前を隠したい」という相談の中には、実は「名前自体を変えたい」ケースも多く混ざります。匿名化とRiot ID変更は目的も効果も異なるため、混同しないよう整理いたします。

Riot IDとタグラインの基本

VALORANTの表示名は、一般に「Riot ID(ゲーム名)」と「タグライン(識別子)」で構成されます。
ここで重要なのは、匿名化設定は「表示を置き換える」だけで、Riot IDそのものを変更する機能ではないという点です。

  • 匿名化:試合中の画面表示を別の表示に置き換える

  • Riot ID変更:アカウントの識別名を変更する(根本的に名前を変える)

「身バレが怖いからIDそのものを変えたい」という場合は、匿名化だけではなく、Riot IDの変更も検討対象になります。

名前変更の手順と制限の考え方

名前変更(Riot ID変更)を行うと、ゲーム内の表示名が根本から変わります。匿名化と違い、試合後の履歴や外部表示にも影響が及ぶ可能性があるため、「完全に見られたくない」という方向の対策としては、匿名化より強い手段になり得ます。

ただし、Riot ID変更にも注意点があります。

  • 変更の頻度やルールがある場合がある

  • フレンドには新しいIDが見えるため、周囲への共有が必要な場合がある

  • 過去の記録や外部サービスの紐づきがどう扱われるかは状況による

したがって、結論としては次の整理が適切です。

  • 配信中の一時的な事故回避が目的:匿名化設定が最優先

  • 長期的に特定リスクを下げたい:Riot ID変更も検討し、使い回しを避ける


VALORANTの名前非表示に関するFAQ

最後に、質問が多いポイントを短く整理いたします。配信者・一般プレイヤーのどちらにも関係しやすい内容を中心にまとめます。

パーティー内の人には見えるか

基本的に、匿名化は「パーティー外」を対象にした考え方で設計されているため、パーティー内の相手には見える前提で運用するのが安全です。
身内に自分のIDを知られたくない、という目的には適しません。そうした事情がある場合は、匿名化ではなくRiot ID変更の検討が現実的です。

キルフィードやスコアボードはどう見えるか

匿名化が適用される範囲では、スコアボードやキルフィードなどの試合中表示が置き換わりやすくなります。
ただし、表示箇所は複数存在し、モードや観戦状況で表示の出方が変わる場合もあるため、配信前に必ず実機で確認してください。特に以下の場面は確認優先度が高いです。

  • スコアボードを開いたとき

  • ラウンド開始直後の表示

  • 観戦視点切り替え時の表示

  • 試合終了直後(リザルト移行直前)

「普段は問題ないが、この画面だけ出る」というパターンが事故につながります。

完全に匿名にできるか

ゲーム内の匿名化設定だけで「完全匿名」を保証するのは難しい、という前提で考えるのが安全です。
匿名化は強力な事故防止策ですが、試合後の履歴や外部サービス、配信ソフト側の表示(オーバーレイ外の領域)など、別経路で情報が出る可能性があります。

そのため、現実的な最適解は次の組み合わせです。

  • ゲーム内:匿名化設定を適切にオン

  • 配信運用:試合後画面を映さない/短くする/シーン切り替え

  • 長期対策:必要に応じてRiot ID変更、ID使い回し回避


配信前の安全チェックリスト

  • 匿名化の2項目(自分を隠す/他人を一般名にする)を意図どおりに設定した

  • 設定画面を閉じて再度開き、オンが維持されていることを確認した

  • デスマッチやカスタムでスコアボードを開き、表示が置き換わっているか確認した

  • 試合終了後にリザルト画面へ移行する前のシーン切り替え手順を決めた

  • 試合後の履歴画面・外部サイトが映る導線を配信に含めない構成にした

  • (必要なら)Riot IDの使い回し状況を見直した


まとめ

VALORANTでプレイヤー名を隠し、エージェント名表示に置き換えるには、設定→一般→プライバシーで「自分のRiot IDを非表示にする」と「パーティー外のプレイヤーに一般的な名前を使用する」を目的に応じて切り替えるのが要点です。
配信・録画で事故を防ぎたい場合は、基本的に2項目ともオンにし、さらに「試合後画面を映さない/短くする」など運用面の対策を組み合わせることで安全度が大きく上がります。

一方で、匿名化は万能ではなく、試合後の履歴や外部サービスでの表示まで完全に保証するものではありません。したがって、「できること」と「できないこと」を正しく理解し、配信設計・公開範囲の見直し・必要に応じたRiot ID変更まで含めて対策することが、最も安定した運用につながります。