VALORANTのランクマッチをプレイしていると、「明らかに実力差がありすぎる」「このランク帯にいる動きではない」と感じる相手に遭遇することがあります。そのような相手に連続して当たると、勝敗以前に不公平感やストレスが大きくなり、「これはスマーフではないのか」「通報しても意味があるのか」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
一方で、スマーフと単に上手いプレイヤーの線引きは非常に難しく、感情のままに通報してしまうと誤通報や無駄なトラブルにつながる可能性もあります。通報は、やり方や考え方を誤ると、自分のためにもならない行動になってしまいます。
本記事では、VALORANTにおけるスマーフの考え方を整理したうえで、試合中・試合後・Riotサポートの3つの正規ルートに沿った通報方法を、初心者の方にも分かるように詳しく解説いたします。あわせて、誤通報を避ける判断基準や、運営に伝わりやすい通報文の書き方、スマーフ疑いに当たった際の現実的な対処法まで網羅します。
「正しく通報したい」「無駄に消耗せず、納得できる行動を取りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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VALORANTのスマーフとは何か
スマーフとサブ垢の違い
VALORANTで「スマーフ」と呼ばれる状況は、一般に「本来の実力より低いランク帯のマッチに、強い実力のプレイヤーが入り込むことで試合の公平性が崩れる」ことを指します。多くの場合は、新規作成したアカウントや、意図的に低いランクに留まるアカウント(いわゆるサブ垢)でプレイすることで発生します。
ただし「サブ垢=必ずスマーフ」ではありません。サブ垢はあくまで複数アカウントを所有している状態を指すことが多く、目的も人によって異なります。たとえば以下のような事情があり得ます。
友人とプレイするために、別アカウントでアンレート中心に遊ぶ
ロールやエージェント練習用として別アカウントを用意する
配信や動画用にアカウントを分ける
しかし、結果として低ランク帯の対戦で実力差が大きくなれば、受け手の体感は「スマーフ被害」に近くなります。重要なのは、通報の場面で「推測(スマーフっぽい)」と「確認できた行為(暴言・妨害など)」を混同しないことです。通報は「強いから」ではなく「何をしたか」に寄せるほど、誤通報を避けやすくなります。
スマーフとブースティングやアカウント共有の違い
スマーフと混同されやすい概念として、「ブースティング」と「アカウント共有」があります。これらは、試合の公平性を損なう点で問題が重なりやすく、通報を考える際に整理しておくと判断が安定します。
ブースティング:特定のプレイヤーのランクを上げる目的で、実力の高いプレイヤーが一緒にプレイして勝たせる、または代行等の関与が疑われる状態
アカウント共有:別人が同じアカウントを使ってプレイし、アカウントの実力が不自然に変動する状態
スマーフは「強い人が低い帯にいる」ことが中心ですが、ブースティングは「他者のランクを不自然に引き上げる意図」が中心、アカウント共有は「利用者が変わること」が中心です。ここを分けて考えることで、通報時に「疑いの根拠」を言語化しやすくなります。
また、これらはゲーム内で確定しにくいケースも多いため、通報で重要なのは「断定」ではありません。たとえば「この人は通話で代行を名乗っていた」「自分でアカ共有していると発言した」など、自分が確認できた事実があれば通報に含めやすい一方、単なる推測だけで断定することは避けるべきです。
スマーフ疑いと単に上手い人を見分ける目安
スマーフに遭遇したと感じる時ほど、冷静な判断が難しくなります。そこで、通報に進む前の「見分けの目安」を用意しておくと、誤通報を減らしつつ自分の納得感も上がります。
まず、次のような特徴は「上手い人でも起こり得る」ため、これだけでスマーフ確定にはできません。
エイムが強い、ヘッドショット率が高い
立ち回りが洗練されている、ピークが速い
スコアが突出している(30キル以上など)
連勝している、クラッチが多い
VALORANTはマッチの噛み合わせ次第で、一方的な展開も起きます。相手が調子が良い、味方が噛み合っていない、構成差があるなど、要因は複合的です。
一方で、通報が合理的になりやすいのは、次のような「強さ」以外の要素が伴う場合です。
暴言・差別発言・執拗な煽りなど、明確なコミュニケーション違反
故意の利敵、味方妨害、スパイク放置など、試合を壊す行為
明確なチートを疑う根拠(継続的な不自然挙動など)
本人が「スマーフ」「サブ垢」「代行」等を自称し、挑発している
スマーフであるかどうかを自分が裁定する必要はありません。通報で大切なのは「運営が判断できる材料に近づける」ことです。したがって、通報文は「強い」よりも「何をした」へ寄せると精度が上がります。
VALORANTでスマーフ疑いを通報できるか
通報が有効になりやすいのはどの行為か
結論から言えば、VALORANTの通報は「試合の公平性・安全性を壊す行為」を対象に扱われます。ユーザー側が最も確実に通報しやすいのは、次のような行為です。
暴言(テキスト/VC)、差別発言、脅迫、執拗な煽り
故意の利敵、妨害(味方へのフラッシュ妨害、故意の位置バレ等)、スパム行為
AFK、試合放棄(離席、切断、動かない、ラウンド放棄)
チートや不正ツール疑い(断定ではなく、根拠がある場合)
「スマーフそのもの」を直接的な項目として選べるかどうかは、UIや運用の変化もあり得ます。そのため、実務上は「スマーフ疑い」というラベルにこだわりすぎず、観測できた行為(暴言・妨害など)を確実に通報するほうが安定します。
また、通報は「勝った/負けた」や「悔しい」ではなく、「行為」に対して行うほど、運営の判断に資する情報になります。これが最終的に自分の体験改善にもつながりやすい考え方です。
スマーフだけでは難しいケースと通報理由の考え方
スマーフ疑いの通報が難しくなる典型は、「強い以外に説明材料がない」ケースです。たとえば、無言でプレイし、妨害もせず、ただ強いだけで勝つ相手です。この場合、ユーザー側は納得しにくいものの、運営側も処分判断に使える材料が少なくなります。
そこで考え方としては、次のように整理すると迷いが減ります。
確定した行為(暴言・妨害・放棄)があるなら通報する
確定材料がなく、推測しかない場合は、通報文で断定しない
アカ共有やブーストを示唆する発言があれば、発言内容を記録して通報する
通報コメントを入れられる場合は、次のように「断定」ではなく「観測」を書くと安全です。
悪い例:
「絶対スマーフ。BANしろ」
「チート確定」
良い例:
「ラウンド○で『サブ垢』と発言。以降も挑発を継続」
「暴言(内容)を複数ラウンドで確認」
「味方妨害として、意図的な位置バレを繰り返した」
つまり、通報が有効になりやすいのは「推測」より「事実」の比率が高い申告です。スマーフ疑いのストレスは理解できますが、通報を“感情の捌け口”にしないことが長期的に得です。
通報すると相手にバレるか
多くのユーザーが気にする点として「通報したことが相手にバレるのではないか」があります。一般的に、通報者の情報が相手へ直接伝わる前提の運用ではないため、必要以上に恐れる必要はありません。
ただし、試合中に通報したことをわざわざチャットで宣言すると、トラブルの火種になります。通報は「静かに、淡々と」行うのが最も安全です。試合を成立させたい場合ほど、感情のやり取りを増やすメリットは小さいためです。
VALORANTの通報方法を試合中に行う手順
Escから通報する手順
試合中の通報は「忘れる前にすぐ送れる」「対象を間違えにくい」点がメリットです。基本の流れは次のとおりです。
Escキーを押してメニューを開きます
対戦中のプレイヤー一覧が表示できる画面へ移動します
通報したいプレイヤーの項目から報告(Report)を選びます
該当する理由を選択し、必要に応じてコメントを添えて送信します
ポイントは、試合中は操作が慌ただしくなるため、「理由選択だけして送る」でも十分だという点です。コメントを丁寧に書きたい場合は試合後に回し、まずは記録として送る、という使い分けが現実的です。
また、試合中の通報は、次の状況で特に向いています。
暴言が続いており、試合中に止めたい(少しでも抑止を期待)
明確な妨害やAFKが起きている
試合後にすぐ離脱する予定で、忘れそう
試合中は、相手との言い争いを増やさずに通報だけ行い、ゲームに集中することが最も効果的です。
通報理由の選び方
通報理由は「最も近いものを1つ」選べばよい、という考え方が基本です。複数該当するなら、主なものを選びます。迷った場合は「自分が確実に見た」ものを優先してください。
暴言:テキストやVCで、攻撃的・差別的・脅迫的な発言があった
妨害:味方の妨害、故意の利敵、スパムなどがあった
AFK/放棄:切断、離席、動かない、ラウンドを捨てる行為があった
チート:根拠がある挙動が継続している場合
スマーフ疑いの場面で注意したいのは、「強い=チート」と短絡しないことです。VALORANTは情報・立ち回り・フィジカルが噛み合うと、上振れが発生します。疑いがある場合でも、チート通報は「根拠がある場合」に限定し、迷うなら他の確実な行為(暴言・妨害)に寄せるほうが安全です。
通報前に確認したいチェックリスト
通報の質を上げ、後悔を減らすために、送信前に次を確認してください。
そのプレイヤーの問題は「強さ」ではなく「行為」か
いつ(何ラウンド)・何があったかを一文で言えるか
推測(スマーフだと思う)と事実(暴言を吐いた)を分けているか
通報を宣言して煽り返していないか
晒し目的の外部投稿を考えていないか
特に最後の「晒し」は、別のトラブルに発展しやすく、結果的に自分の時間と心を消耗します。改善につながる行動を優先するなら、通報は運営に集約するのが安全です。
VALORANTの通報方法を試合後に行う手順
キャリアと対戦履歴から通報する手順
試合後の通報は、落ち着いて情報整理できることが最大のメリットです。試合中に送った通報が雑になった場合でも、試合後に補足できると考えると、心理的にも安定しやすくなります。
基本の流れは次のとおりです。
メニューからキャリアを開きます
対戦履歴で該当試合を選びます
通報したいプレイヤー名を右クリックして、報告を選択します
理由とコメントを入力して送信します
この方法は、試合中に慌てて対象を間違えるリスクが下がる点でも有効です。特に、似た名前がいる場合や、試合中に状況が混乱した場合は試合後を推奨します。
通報文に書くべき情報
通報文は長文である必要はありませんが、運営が判断しやすい情報が入るほど有利です。以下を意識すると内容が締まります。
いつ:ラウンド番号、あるいは「前半○ラウンド目」など
何を:暴言なら発言の要旨、妨害なら行為の説明
どれくらい:一回だけか、複数回か、継続しているか
影響:試合が成立しない、味方がプレイ不能、など(事実ベース)
使えるテンプレを2種類用意します。
通報文テンプレ短文版(最低限)
「ラウンド8で味方へ暴言。以降も複数ラウンド継続。」
「意図的に位置バレを繰り返し、ラウンドを崩壊させた。」
「AFKで複数ラウンド動かず、試合放棄に該当。」
通報文テンプレ詳細版(丁寧に)
「該当試合:コンペ/マップ○○。対象:Riot ID ○○。ラウンド8で『○○』と暴言、その後もラウンド10、11で同様の暴言。注意しても止まらず、チームのプレイ継続が困難でした。」
ここでの重要点は、スマーフかどうかの断定を書かないことです。仮に本人が「スマーフ」と名乗った場合でも、「スマーフです」ではなく「スマーフと発言」など、観測として書くと精度が上がります。
通報後に届く通知とよくある誤解
通報をした後、「処罰通知が来ない=無意味」と感じる方は少なくありません。しかし、通報の処理は個別の事情が絡み、必ずしもユーザーへ詳細が通知されるとは限りません。ここで誤解を減らす考え方は次のとおりです。
通報は「必ず即BANされる」ための仕組みではありません
複数の通報やログなど、総合判断の材料になります
目に見える結果がなくても、運用上の改善に寄与し得ます
したがって、通報後は「結果を追いかける」よりも、次の試合を健全にプレイする準備へ切り替えるほうが、精神衛生上も有利です。
VALORANTの通報をRiotサポートで行う手順
サポートチケットが向くケース
ゲーム内通報は手軽で即時性がありますが、サポートチケットには「説明の自由度」「証拠の添付」「複数事象の整理」という強みがあります。次のケースでは、サポートチケットを使う価値が高いです。
ゲーム内通報がうまく機能しない、UI操作ができない
同一人物が複数試合にわたり不適切行為を繰り返している
動画やスクリーンショットなど、証拠を整理して提出したい
アカウント共有・ブーストを示唆する発言があり、背景説明が必要
試合中は通報する余裕がなく、後から正確にまとめたい
特に「複数試合にまたがる」場合は、ゲーム内通報だけでは情報が分散します。サポートチケットで時系列にまとめると、判断材料として一貫性が出ます。
プレイヤーを通報するフォームの使い方
サポートチケットでは、一般に「リクエスト送信」から問い合わせを作成し、カテゴリとしてプレイヤー通報に近い項目を選択します。入力時は、次の順序で書くと読みやすくなります。
対象の特定:Riot ID(可能な限り正確に)
試合情報:日時、モード、マップ、対戦履歴で辿れる程度の情報
事象の説明:何が、いつ起きたか(ラウンドやタイミング)
添付資料:スクショ、動画、メモなど
自分の要望:処罰を断定的に要求するのではなく、確認依頼として丁寧に
ここでも、断定や感情的表現を減らすほど伝達精度が上がります。サポート担当者は「判断できる材料」を求めているため、文章の目的は“怒りを伝える”ではなく“事実を伝える”に置いてください。
添付や証拠のまとめ方
証拠を添付する場合は、「見れば分かる状態」に整えるだけで通報の価値が上がります。おすすめの整理方法は次のとおりです。
スクリーンショット:
チャットなら発言が読めるサイズで
スコア画面なら対象IDが視認できる状態で
動画:
問題行為の直前5秒+直後10秒など、前後を含める
長尺より短尺を複数(要点が明確)
メモ:
「試合1:ラウンド8で暴言」「試合2:ラウンド3で妨害」など箇条書き
さらに、ファイル名を「日付_マップ_対象ID_内容」のようにすると、読み手が探しやすくなります。たとえば「2025-12-21_Ascent_PlayerName_chat.png」のような命名です。
なお、外部SNSでの晒しは別の問題を生みやすく、結果的に自分の不利益になることがあります。改善を最短で狙うなら、証拠は運営へ提出するのが最も安全です。
VALORANTでスマーフ被害を減らす対処法
試合中の現実的な立ち回り
スマーフ疑いに当たった時、「通報する」以外に自分ができることを持っておくと、試合の消耗が減ります。勝ち筋を作るための現実的な行動は次のとおりです。
その相手と同じ角での1v1を避ける
可能なら人数有利を作って当たる(トレード前提)
相手の得意距離を避け、スモークやフラッシュで視界を切る
無理なピークを減らし、情報取りとリテイクに寄せる
ラウンドの狙いを絞り、毎回同じ負け方をしない
強い相手ほど、真正面からの撃ち合いでは負けやすくなります。個人技の差があるほど「構造で勝つ」意識が重要です。たとえば、サイト取りを急がずにユーティリティで相手の立ち位置をずらす、1人を釣ってから人数有利で詰めるなど、勝率が僅かでも上がる行動を積み重ねます。
メンタルとコミュニケーションのコツ
スマーフ疑いの試合で最も起きやすい敗因は、スコア差よりも「味方同士の対立」です。次の点を意識するだけでも試合の崩壊を防ぎやすくなります。
「スマーフだ」「無理」など、士気を下げる発言を控える
コールは短く、行動に直結する情報に絞る
味方のミス指摘より、次ラウンドの改善策を提案する
終盤は特に、トレード前提の動きで一体感を作る
通報は大切ですが、試合中に通報の話題を出すとチャットが荒れやすくなります。自分の目的が「勝ちたい」なら、通報は静かに済ませ、コミュニケーションは勝つために使うほうが合理的です。
MFAなど公式の対策動向を知っておく
スマーフ対策は運営側の施策が継続的に更新される領域です。たとえば多要素認証(MFA)など、アカウントの信頼性を上げる仕組みが導入・強化されると、スマーフの作りにくさや運用のコストが変わります。
ユーザーとしてできることは、次の2点です。
仕様や要件の変更に合わせて、通報導線や必要情報を把握する
自分のアカウントのセキュリティを保ち、不正利用や共有のリスクを減らす
対策の詳細は時期により変動し得るため、「以前見た情報」を前提にせず、公式情報を参照しながら最新の方法で対応する姿勢が重要です。
VALORANTのスマーフ通報でよくある質問
スマーフをチートで通報してよいか
推奨できません。スマーフ疑いは感情が強く動くため、「強い=チート」と結びつけてしまいがちですが、チート通報は重大な申告です。根拠が薄い状態で乱用すると、誤通報になり得ます。
チートを疑う場合は、次の条件を満たすかを目安にしてください。
不自然挙動が「一度」ではなく「複数回」ある
壁越しの追従や、情報のない場所への継続的なプレイがある
こちらの立ち回りを変えても、同種の不自然さが続く
それでも確信が持てない場合は、暴言・妨害など確実な行為があればそちらを優先し、なければ「断定せず観測として」書くのが安全です。
配信で見た第三者の試合を通報できるか
第三者の視点(配信など)だけでは、通報に必要な情報が揃わないことが多く、実務的には難しい場面が増えます。通報の基本は「自分が関与した試合の対戦履歴から対象を特定する」流れです。
もし配信で明確な違反行為を見た場合でも、次のような方針が現実的です。
可能なら、配信者本人が試合後に通報できるよう促す
動画の該当箇所が明確で、対象IDや試合が特定できるなら、サポートチケットで事実として共有する
ただし、晒し目的にならないよう注意し、運営への提出に留める
「正義感」だけで動くと、別のトラブルに巻き込まれやすい領域です。最短で改善を狙うなら、運営への報告に集約する姿勢が安全です。
通報が反映されないと感じるときはどうするか
通報をしても、ユーザー側が結果を常に確認できるとは限りません。ここで大事なのは、通報の目的を「自分が納得するための入力」と「改善のための材料提供」に置くことです。
反映されないと感じる時は、次の行動が有効です。
次回以降、コメントに「ラウンド」「内容」「継続回数」を入れて具体性を上げる
証拠がある場合はサポートチケットでまとめる
同一人物が継続する場合は、複数試合を時系列で整理して提出する
また、試合中のトラブルを減らしたい場合は、通報と並行して「ミュート」「パーティ外チャットを最小限にする」など、自分の体験を守る設定面の対処も効果があります。
複数回通報してもよいか
同じ事象に対して感情的に連投することはおすすめできません。一方で、複数試合にわたり同様の違反行為が繰り返されるなら、各試合で記録が残る形で通報することは合理性があります。
使い分けの目安は次のとおりです。
単発の事象:ゲーム内通報1回で要点を整理
複数試合で継続:ゲーム内通報+サポートチケットで時系列にまとめる
証拠がある:サポートチケットに添付して提出する
重要なのは回数ではなく、内容が具体的で、判断可能な材料になっているかです。通報の質を上げることで、自分のストレスも減りやすくなります。
まとめ
VALORANTでスマーフ疑いの相手に遭遇した場合、まず意識すべきは「スマーフかどうかの断定」ではなく、自分が確認できた“行為”に基づいて通報することです。強い相手に当たった時ほど感情が動きますが、通報の精度を上げるほど、誤通報の後悔や無力感が減り、行動としても安定します。
通報ルートは次の3つで使い分けてください。
試合中:Escメニューから、最短で通報する
試合後:キャリア(対戦履歴)から、落ち着いてコメントも添えて通報する
サポート:複数試合の継続・証拠添付・背景説明が必要な場合にチケットでまとめて通報する
そして、通報と同じくらい重要なのが、試合中の立ち回りとメンタルの管理です。スマーフ疑いがいても、人数有利で当たる、ユーティリティで構造を作る、味方の空中分解を防ぐ、といった要素で勝率は変わります。通報は淡々と、プレイは建設的に進めることで、長い目で見た体験は確実に改善しやすくなります。