Steamでは毎年多数のRPGが登場し、定番から新作まで選択肢が非常に多くなっております。
日本語対応の大型JRPGや高評価のインディーRPG、基本プレイ無料のオンラインRPGなど、PCで腰を据えて遊びたいタイトルが豊富です。
以下の軸で「いまSteamでおすすめしやすいRPG」をピックアップし、タイトル名とともにご紹介いたします。
ジャンル(JRPG/アクションRPG/タクティカル/ローグライク等)
日本語対応状況
難易度(初心者〜中級〜コア)
価格帯・セールでの狙い目(※価格は変動するため詳細はストアで要確認)
SteamでRPGを選ぶときのチェックポイント
日本語対応・レビュー評価を必ず確認
多くの人気RPGはインターフェースや字幕の日本語対応が進んでいます。
ペルソナ5 ザ・ロイヤル:日本語インターフェース・音声に対応し、日本語レビューも「非常に好評」。
DRAGON QUEST III HD-2D Remake:インターフェース・フル音声・字幕すべて日本語に対応。
The Witcher 3: Wild Hunt / Skyrim Special Editionなど、洋RPGも日本語でプレイ可能です。
購入前に、
ストアページの「言語」欄
日本語レビュー(評価の傾向)
を確認しておくと安心です。
自分のプレイスタイルを決めてから探す
ストーリー重視:ドラマ性・キャラクターを楽しみたい
アクション重視:操作難度は高いが戦闘の爽快感を求めたい
戦略・思考重視:ターン制やタクティカル要素でじっくり遊びたい
ローグライク/周回重視:何度も挑戦してビルドを試したい
以下のおすすめリストは、これらのスタイルごとに分類してご紹介いたします。
自分の“RPGの楽しみ方”から逆算して選ぶ
王道ストーリー重視JRPG
DRAGON QUEST III HD-2D Remake
ペルソナ5 ザ・ロイヤル
FINAL FANTASY VII REBIRTH
龍が如く8
高難度アクション/オープンワールドRPG
ELDEN RING
風燕伝:Where Winds Meet
The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition
The Witcher 3: Wild Hunt
戦略・タクティカル/ローグライクRPG
Clair Obscur: Expedition 33
Baldur’s Gate 3
不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録
クラシック&リマスター系JRPG
聖剣伝説3 TRIALS of MANA
FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE
DARK SOULS III
まずは「ストーリー重視か、アクション重視か、戦略重視か」を決め、そのうえで上記リストから2〜3本をウィッシュリストに入れ、セール時期やレビューを見ながら購入していただくと、失敗しにくくなります。
王道ストーリー重視JRPG(コマンド・ターン制)
DRAGON QUEST III HD-2D Remake

ジャンル: 王道コマンドJRPG
難易度: RPG初心者〜中級者向け
ドラクエシリーズ屈指の人気作「ドラゴンクエストIII」が、ドットと3Dが融合した“HD-2D”でよみがえった最新版です。
勇者となって仲間と世界を巡る王道ストーリーはそのままに、イベント演出やカメラワークが強化され、初プレイでも古さを感じにくいテンポになっています。職業システムで仲間の役割を自由に決め、転職を繰り返して自分だけのパーティを作り上げていく育成の楽しさも健在です。
UIやオートバトル周りは現代仕様に最適化されているため、「昔の名作は気になるけれど遊びにくそう」と敬遠していた方にも安心です。「ロト三部作」の始まりとなる物語でもあるので、ここからドラクエシリーズに入門したい方にも最適な一本です。
ペルソナ5 ザ・ロイヤル

ジャンル: 学園×怪盗×コマンドJRPG
難易度: RPG中級者向け(ストーリー重視ならイージー推奨)
現代東京の高校生として学園生活を送りつつ、放課後は“心の怪盗団”として大人たちの歪んだ心を盗みに行く——という二重生活を描いたスタイリッシュRPGです。
平日は授業やアルバイト、仲間との交流を通じてステータスや人間関係を育て、放課後は異世界「パレス」でコマンドバトルをこなしていくサイクルが非常に中毒性の高いゲーム性になっています。
バトルは弱点を突いて敵をダウンさせ、総攻撃につなげるテンポの良いターン制バトルで、派手な演出と分かりやすいシステムが両立されています。キャラクター同士の会話や日常イベントも充実しており、「青春ドラマ+社会風刺+怪盗モノ」という独自の世界観が最後までプレイヤーを引き込みます。
Steam版は日本語音声・日本語UIに標準対応し、PCならではの高解像度表示でスタイリッシュなUIをより鮮明に楽しむことができます。
FINAL FANTASY VII REBIRTH

ジャンル: ストーリー重視アクションRPG寄りJRPG
難易度: 中級者向け
名作「FFVII」のリメイク三部作の第2作であり、ミッドガル脱出後の広大なワールドを旅する大ボリューム作品です。
原作では限られた表現だった各地方の街やフィールドが、フル3Dの広大なエリアとして描かれ、チョコボでの移動やサブクエスト、ミニゲームなど寄り道要素も非常に豊富です。
戦闘は前作同様、アクション操作とATBゲージを組み合わせたハイブリッドバトルで、キャラを操作して回避・攻撃しつつ、ゲージを使って魔法やアビリティを発動するスタイルです。難しいと感じた場合は難易度を下げることで、アクションが苦手な方でもストーリーを中心に楽しめます。
クラウドやエアリス、ティファたちの人間関係がより深く掘り下げられ、原作を知っている方は“違い”を、知らない方は“純粋な新作RPG”として楽しめる構成になっている点も大きな魅力です。
龍が如く8(Like a Dragon: Infinite Wealth)

ジャンル: ドラマ重視・コマンドRPG
難易度: RPG初心者〜中級者向け
前作で好評だった「ドラマ×コマンドRPG」路線をさらに押し進めた最新作で、春日一番と桐生一馬という2人の主人公の人生が交差する物語が描かれます。
重厚な任侠ドラマや家族の物語に加え、シリーズおなじみのギャグ要素やミニゲームも健在で、1本で「涙あり笑いあり」の長編ドラマを見ているような体験ができます。
戦闘はターン制コマンドバトルですが、フィールド上での位置取りやオブジェクト利用など“軽いアクション要素”もあり、見た目は派手でありながら操作はシンプルです。ジョブチェンジでキャラの戦闘スタイルを自由に変えられるため、同じメンバーでも育成方針次第でまったく違う戦い方が可能になります。
舞台は日本だけでなく南国も登場し、観光気分で街を歩いたり、ミニゲームやサブストーリーだけで何十時間も遊べるボリュームが魅力です。
高難度アクションRPG・オープンワールドRPG
ELDEN RING
ジャンル: 高難度アクションRPG(オープンワールド)
難易度: 中〜上級者向け
「ダークソウル」シリーズで知られるフロム・ソフトウェアによる、広大なオープンワールド型アクションRPGです。
プレイヤーは“褪せ人”として「狭間の地」を自由に歩き回り、各地に点在するダンジョンやボスに挑みます。ルートは基本的にプレイヤーの自由で、苦戦するダンジョンを後回しにして別のエリアを探索する、といった柔軟な進め方ができる点が特徴です。
戦闘は“死にゲー”と呼ばれるほど歯ごたえがありますが、レベル上げや武器・戦技の組み合わせ、霊体召喚など、難しさを自分なりに乗り越えるための手段が数多く用意されています。
「自分の努力と工夫で強敵を倒す達成感」を味わいたい方、圧倒的なスケールのファンタジー世界を歩き回りたい方に強くおすすめできる一本です。
風燕伝:Where Winds Meet

ジャンル: 武侠オープンワールドARPG(基本プレイ無料)
難易度: アクション中級者向け
10世紀の中国をモチーフにした世界で、武侠映画さながらの剣戟アクションと自由な探索を楽しめるオープンワールドARPGです。
プレイヤーは一人の武人として、広大な中国大陸を旅し、武術流派を学び、国家や勢力の争いに関わっていきます。屋根から屋根へと軽功で駆け抜けたり、川面を駆けたりといった“武侠らしい超人的な動き”がゲームとしてしっかり再現されているのがポイントです。
戦闘はリアルタイムアクションで、攻撃・回避のタイミングに加え、武学や武器種の選び方が重要になります。ソロで物語を追うことも、オンラインで他プレイヤーと協力・対戦を楽しむこともでき、MMO的な遊び方も可能です。
基本プレイ無料で始められるため、「武侠ものの雰囲気が気になる」「まずは軽く触ってみたい」という方でも気軽に試せます。
The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition
ジャンル: オープンワールドRPG
難易度: RPG初心者〜中級者向け
雪と山に覆われた北国スカイリム地方を舞台に、「ドラゴンボーン」となった主人公が自由に生きることのできるオープンワールドRPGの代表作です。
メインストーリーを追って世界の命運を左右する英雄になることも、盗賊ギルドや魔術大学に所属して専門職として生きることも、ひたすら山や遺跡の探索に明け暮れることも、すべてプレイヤーの自由です。
スキルの成長は「使った分だけ伸びる」方式で、剣を振れば剣術が、魔法を使えば魔法が上達していくため、自分のプレイスタイルがそのままキャラクターの個性として反映されます。
Special Editionは本編+DLCがセットになり、グラフィックや安定性も向上。MODを導入すれば、さらなるイベント追加やビジュアル強化など、何百時間でも遊べる“終わりのないRPG”として楽しめます。
The Witcher 3: Wild Hunt
ジャンル: ダークファンタジー・オープンワールドRPG
難易度: 中級者向け
モンスターハンター「ウィッチャー」であるゲラルトを主人公に、戦乱と陰謀渦巻く世界で行方不明の養女シリを追う物語が描かれます。
本作の最大の特徴は、「サブクエストでさえ短編小説レベル」と評されるほど濃密なクエスト群です。依頼の裏に隠された人間ドラマや政治的な思惑が丁寧に描かれ、プレイヤーの選択によって後の展開に確かな影響が出ます。
戦闘は剣技・魔法(印)・アイテムを組み合わせたアクションRPGで、難易度を下げればストーリー重視でも楽しめます。
会話量・テキスト量が非常に多い作品ですが、日本語字幕に対応しているため、ダークで重厚なファンタジー世界をじっくり味わいたい方に最適なタイトルです。
戦略・タクティカルRPG/ターン制バトル重視
Clair Obscur: Expedition 33
ジャンル: ターン制×リアルタイム要素のJRPGライクRPG
難易度: RPG中級〜上級者向け
「ベル・エポック期のフランス」を思わせる耽美な世界観と、独自のターン制バトルシステムが特徴の新世代RPGです。
世界は毎年「第33番目の人間」が死ぬ不思議な現象に襲われており、プレイヤーはその運命に抗うための遠征隊の一員として旅立ちます。ストーリーはシリアスかつ幻想的で、キャラクター同士の人間関係も重厚に描かれます。
戦闘は基本ターン制ですが、攻撃や防御のタイミングに合わせたボタン入力など、リアルタイム要素が組み込まれており、単なるコマンド選択にとどまらない緊張感があります。スキル回しやパーティ構成を考える戦略性と、アクションの手応えがバランスよく融合しているため、「アクションは苦手だが手応えは欲しい」という方にちょうど良い難度です。
Baldur’s Gate 3
ジャンル: TRPGベースのタクティカルRPG
難易度: 上級者向け(ただし難易度調整可)
テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」第5版ルールをベースにした、本格派タクティカルRPGです。
キャラクターメイキングでは種族・クラス・背景などを細かく設定でき、自分だけの主人公を作成可能。会話中の選択やサイコロ判定により、ストーリーの分岐や成功・失敗が細かく決まっていきます。
戦闘はターン制のシミュレーション形式で、高低差や地形、環境オブジェクト(樽を爆破する・敵を崖から突き落とす等)を活かした戦略が重要です。初見ではルールが多く難しく感じるかもしれませんが、難易度を下げれば「ストーリーを味わいつつ、少しずつD&Dルールに慣れていく」遊び方も可能です。
仲間との関係性やロマンス要素も豊富で、一周ごとにまったく違う展開になる“超大作TRPGセッション”を体験できます。
不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録
ジャンル: ローグライクRPG(ターン制)
難易度: 中〜上級者向け(ローグライク入門にも可)
一歩動くごとに時間が進む“ターン制ローグライク”の代表シリーズ最新作で、毎回ダンジョン構造や出現アイテムが変わる高いリプレイ性が魅力です。
プレイヤーは風来人・シレンとして「とぐろ島」を舞台に数々のダンジョンに挑みます。罠やモンスター、アイテムの組み合わせ次第で状況が一変するため、毎ターンごとの判断が生死を分ける“思考型ゲーム”となっています。
倒れてしまうと基本的にレベルや所持アイテムを失う厳しさがある一方で、倉庫や特殊なシステムを活用すれば少しずつ攻略の足がかりを残していくこともできます。
Steam版では高解像度表示や細かなグラフィック設定に対応しており、PCならではの快適な環境で「何度も挑んで少しずつ上達していく」ローグライクの醍醐味を味わえます。
“JRPGらしさ”を味わえるクラシック&リマスター系
聖剣伝説3 TRIALS of MANA
ジャンル: アクション寄りJRPG
難易度: RPG初心者〜中級者向け
スーパーファミコン版「聖剣伝説3」をフル3Dリメイクした作品で、懐かしいキャラや音楽をそのままに、現代的なアクションRPGとして再構築されています。
6人の主人公候補から3人を選び、組み合わせによって冒険の視点や会話が変わるマルチシナリオ構成が魅力です。ストーリーは王道ファンタジーでありつつ、それぞれのキャラの過去や葛藤も丁寧に描かれます。
戦闘はシンプルなアクション操作に、クラスチェンジによる成長要素が合わさった形で、「難しすぎないけれど動かすのが楽しい」バランスです。
グラフィックやUIは現代基準にリファインされ、日本語で安心してプレイできるため、「昔の名作JRPGの雰囲気を味わいつつも、操作感は現代寄りが良い」という方に向いています。
FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE
ジャンル: シングルプレイRPG(セミリアルタイムバトル)
難易度: 中級者向け
壮大なスケールの世界「イヴァリース」を舞台に、空賊や王女、騎士たちの思惑が交差する群像劇が描かれるRPGです。
本作最大の特徴は「ガンビット」と呼ばれるバトルAI設定システムで、味方キャラの行動ルールを“条件+行動”で細かく組むことができます。これにより、回復担当・補助担当・アタッカーなどパーティ全体の動きを“プログラミングする”感覚で構築でき、戦略性と自動化のバランスが非常にユニークです。
ZODIAC AGE版ではジョブシステムや成長バランスが再調整され、倍速モードでテンポ良くフィールド探索やレベル上げができるようになっています。
「自分で作ったAIが綺麗に機能して敵をさばいていく」感触が気持ちよく、戦略を組み立てるのが好きなプレイヤーに特に刺さる一本です。
DARK SOULS III
ジャンル: 高難度アクションRPG
難易度: 上級者向け
重厚なダークファンタジー世界と、シビアながらも公平なゲームデザインで知られる“ソウルシリーズ”の集大成的な作品です。
マップは複雑に入り組みつつも綿密に連結されており、新たなショートカットを発見したときの達成感は格別です。各エリアの敵配置やギミックも計算されつくしており、「この敵にはこの戦い方」といった学習を積み重ねることが重要になります。
戦闘はスタミナ管理が鍵となる近接戦が中心で、武器のモーションやリーチの違いを理解していくことで、徐々に安定して立ち回れるようになります。
ELDEN RINGに比べるとフィールドはややコンパクトな分、密度が高く、構造を覚えて攻略していく楽しさがあります。「とことん腕を磨きたい」「シリーズの原点に近い手触りを味わいたい」上級者向けの1本です。
まずは無料で試したい方向け
風燕伝:Where Winds Meet(基本プレイ無料)
ソロでもマルチでも遊べる武侠オープンワールドRPGとして、あらためて“お試し枠”にもおすすめできるタイトルです。
PCスペックさえ満たしていれば基本プレイ無料で広大な世界を体験できるため、「とりあえず何かオープンワールドのRPGに触れてみたい」「課金前提のタイトルは避けたい」という方でも始めやすい設計になっています。
キャラクリエイトで自分好みの武人を作り、軽功や剣戟アクションで“自分だけの武侠ドラマ”を演じられる点が最大の魅力です。