Discordの通話が「放置していたら勝手に切れた」「寝落ちして起きたら通話が終わっていた」という現象は、実は1つの原因だけで説明できるものではありません。特に混乱が起きやすいのは、次の2つが同じ話として語られがちな点です。
個人通話(DM通話)での自動切断
サーバー通話(ボイスチャンネル)でのAFK移動(休止チャンネルへの移動)や、端末・回線要因での切断
本記事では、読者が最短で自分の状況を判別できるように、「何分放置でどうなるのか」を最初に整理し、そのうえで原因別の判断フロー、具体的な対策、運用ルール、トラブルシューティングまで一気通貫で解説いたします。
結論に近い整理として、読者が最も遭遇しやすいポイントは次のとおりです。
個人通話(DM通話)では、相手が落ちて自分だけの状態になり、無操作が一定時間続くと自動切断されやすい
サーバー通話(ボイスチャンネル)では、切断というより休止チャンネルへの移動が起きたり、端末や回線の条件によって不安定になったりする
ここからは「放置=無言」ではない点も含め、条件を具体的に分解していきます。
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Discord通話が強制切断される放置時間の目安
個人通話は一人の状態が約3分で切断される
個人通話(DM通話)で最も典型的なのは、次の流れです。
2人(または複数)で通話している
相手が寝落ち、電波不良、アプリ落ち、充電切れなどで通話から離脱する
自分は通話画面のまま待つ(何も操作しない)
しばらくすると通話が終了している(切断されている)
このとき、「何分放置で切れるのか」が最も重要な論点になります。個人通話では、自分だけが残って無操作状態が続くと、約3分で自動的に切断される挙動が話題になりやすく、実際にその前提で運用を考えるのが安全です。
ただし、ここで注意点がございます。3分という数字だけを見てしまうと、「無言になったら3分で切れる」と誤解されがちですが、問題の中心は多くの場合、無言そのものではなく『自分だけが残っている状態』『無操作状態が続いている状態』です。つまり、次のようなケースは別問題として切り分ける必要があります。
2人とも通話に残っているのに、無言3分で切れる
サーバーのボイスチャンネルで複数人がいるのに、3分で切れる
3分より前に落ちる、または10分以上持つ
このような場合は、端末側の省電力、回線、アプリ状態、サーバー設定など別要因の可能性が上がります。以降の章で判断フローを提示いたしますので、まずは「個人通話で相手が抜けて自分だけになった」かどうかを思い出していただくのが最短ルートです。
サーバー通話は3分切断と挙動が異なる
サーバー通話(ボイスチャンネル)で「放置したら通話が終わった」と感じるケースは、個人通話とは仕組みが異なることが多いです。特に多いのは、切断ではなく“移動”です。
サーバーでは、管理者が以下のような運用を設定している場合があります。
休止チャンネル(AFK)を用意する
非アクティブタイムアウトを設定する
一定時間、会話や操作が少ないメンバーを休止チャンネルへ自動移動させる
この設定が入っていると、本人としては「通話を続けているつもり」でも、サーバー側のルールによって「離席扱い」と判断され、別のチャンネルへ移動させられます。結果として「元の通話が切れた」「追い出された」という体感になり、個人通話の3分自動切断と混同されやすい、という構造です。
さらに、サーバー通話は参加人数が多いほど、個人通話よりも「自分だけになる」状況が発生しにくい反面、サーバーの運用ルール(AFK移動、チャンネル設計、権限)に左右されます。つまり、サーバー通話では「何分で切れるか」を固定値で語るよりも、サーバー設定によって何が起きるかを確認するほうが適切です。
放置と無操作の定義をそろえる
Discord通話の話題は、言葉の使い方が揃っていないと、原因特定が非常に難しくなります。そこで本記事では、以降の解説で混乱しないように、次のように定義いたします。
放置:本人の意図として通話を継続したいが、会話や操作などのアクションが止まっている状態
無操作:画面タップ、キー入力、アプリ操作などが行われない状態(端末がスリープに入りやすい)
一人状態:通話に参加しているのが自分だけの状態(相手が離脱、落ちた等)
強制切断:通話そのものが終了し、再接続が必要になる状態
AFK移動:サーバーの休止チャンネルへ自動移動させられる状態(通話終了とは限らない)
この定義に沿って読み進めていただくと、「自分のケースはどれか」を判断しやすくなります。
Discord通話が切れる主なパターンと判断フロー
Discord通話が切れる原因は、体感としては似ていても、実際には複数の系統に分かれます。本GPTとしては、読者が最短で正解に辿り着けるよう、まず原因を4パターンに分け、その後に判断フローとして整理いたします。
パターンA:相手が抜けて自分だけ残り、個人通話が自動で終了する
パターンB:サーバー通話でAFK移動(休止チャンネル)する
パターンC:スマホ・PCの省電力やスリープでアプリが落ちる/通信が抑制される
パターンD:回線、VPN、ネットワーク制限により切断・再接続が起きる
判断フローの最短ルートは次のとおりです。
個人通話(DM)か、サーバー通話(ボイスチャンネル)かを確認する
個人通話なら、相手が抜けて自分だけになったかを確認する
サーバー通話なら、移動(AFK)が起きていないか確認する
どちらでも、端末の省電力・スリープ・バックグラウンド制限を確認する
切断ではなく「再接続を繰り返す」場合は回線・VPN要因を確認する
以下、各パターンを具体的に掘り下げます。
相手が抜けて自分だけ残るケース
最も多く、かつ「何分放置で切断されるのか」という検索意図に直結するのがこのケースです。典型的な特徴は次のとおりです。
状況:個人通話(DM通話)で、相手が先に通話から消える
自分の状態:通話画面のまま、待機している(操作しない)
結果:数分後に通話が終了している
このケースで重要なのは、「相手が“意図して退出した”か、“事故的に落ちた”か」は本質ではない点です。Discord側から見れば、通話の参加者が1人になった状態が一定時間続くことが問題になりやすく、ユーザー体験としても「一人で延々と通話を保持する」状況はサーバー負荷・通信・誤作動の観点で扱いにくい側面があります。
したがって、このケースの対策は、設定をいじって“消す”というより、運用で回避する方針が合理的です。具体的には次章の「個人通話を避けてサーバー通話に切り替える」が最も手堅い解決策になります。
また、同じ「一人状態」でも、次のようなケースは切り分けが必要です。
相手はいるのに、Discord上で一瞬落ちた扱いになる(回線・端末要因)
そもそも個人通話ではなく、グループDMやサーバー通話だった
PCでは安定するが、スマホだと頻繁に落ちる(省電力・スリープ)
これらは、対策の優先順位が変わります。
ボイスチャンネルでAFK移動するケース
サーバーのボイスチャンネルで起きる「強制的に通話から外された」という体験の多くは、実際にはAFK移動です。見分け方は次のとおりです。
通話自体が終わるのではなく、別のボイスチャンネルに移動している
そのチャンネル名が「休止」「AFK」「離席」などになっている
しばらくすると元のチャンネルに戻りたくなるが、戻るとまた移動させられる(設定が厳しい)
AFK移動は、サーバー運用としては非常に有効です。理由は以下のとおりです。
寝落ちユーザーが延々と通常チャンネルを占有しない
放置ユーザーのマイク拾い(環境音)を隔離できる
「今会話できる人がいる部屋」と「離席部屋」が明確になる
一方で、作業通話や無言プレイが多いコミュニティでは、「無言=離席」ではないため、タイムアウトが短すぎると不満が出やすいです。サーバー管理者であれば、後述の「推奨値と理由」を基準に、誤爆しない値に調整することが重要です。
サーバー管理者でない場合は、設定変更ができませんので、まずは「このサーバーはAFK設定が入っているのか」「何分で移動するのか」を管理者に確認するのが最短です。
スマホの画面オフや省電力で落ちるケース
個人通話・サーバー通話を問わず、スマホ利用で多いのがこのパターンです。特に寝落ち通話では、スマホが次の状態になりやすく、通話維持が不利になります。
画面オフが長時間続く
充電していない(または低電力モードになる)
バックグラウンドで動いているアプリが多い
Wi-Fiが省電力で切り替わる、または弱い電波を掴む
スマホOSは、バッテリー節約のためにバックグラウンド通信やアプリの動作を制限します。Discordがその影響を受けると、以下のような結果になります。
通話が切断される
通話が維持されているように見えて、音声が途切れる
一定時間後に復帰するが、実質的には落ちていた
このケースは、「何分放置」というより、端末がスリープに入るまでの時間や、省電力制御が働く条件に左右されます。そのため、まずは次章のチェックリストを用いて、Discordが抑制されない設定に寄せるのが効果的です。
回線やVPNで切れるケース
最後に、放置や無操作とは関係なく、切断・再接続が起きるパターンです。特徴は次のとおりです。
放置していなくても、会話中に突然落ちる
「切断→再接続」を繰り返す
特定の場所(自宅のこの部屋、学校、会社、ホテル)で発生しやすい
VPNを使っている、または回線が不安定
この場合、「何分放置で」という議論は本質ではありません。ネットワーク品質が悪いと、Discord側は通話を維持できず、短時間で落ちることがあります。対策は、Wi-Fiの見直し、ルーター再起動、周波数帯の変更、VPN停止など、ネットワーク起点になります。
Discord通話を切断されないための対策
ここでは、上記の原因パターンに対して、効果が高い順に対策を提示いたします。ポイントは、仕様やサーバー設定が原因のものは、端末設定だけでは根治しないという点です。そのため、対策は「通話の場所(個人通話かサーバー通話か)」と「運用(AFK設計、マナー)」を含めて考える必要があります。
個人通話を避けてサーバー通話に切り替える
「相手が落ちたら自分だけになり、一定時間で切れる」という現象に悩んでいる場合、本GPTとして最も推奨するのは、個人通話(DM通話)をやめてサーバー通話に寄せることです。
理由はシンプルで、個人通話は参加人数が少なく、相手が落ちた瞬間に「一人状態」になりやすいからです。一方でサーバー通話は、以下の利点があります。
ボイスチャンネルという「場」を維持できる(通話が「二者間」に閉じない)
チャンネルを目的別に分けられる(通常、寝落ち、作業など)
AFK移動など、寝落ち運用に向いた仕組みを導入できる
実施手順は難しくありません。
二人だけの小さなサーバーを作成する(プライベート運用で問題ありません)
ボイスチャンネルを作成する(例:通常通話)
必要に応じて寝落ち用チャンネルも作る
DM通話ではなく、ボイスチャンネルに入って通話する
これにより、「相手が落ちると自分だけになる」状況は発生し得るものの、個人通話ほど“3分で終わる体験”に直結しにくくなります。さらに、寝落ち目的の場合は、次項のAFK設定と組み合わせると、運用として安定します。
比較表:個人通話とサーバー通話とAFKの違い
| 区分 | 放置で起きること | 目安時間 | ユーザー側で変更可否 | 主な対策 |
|---|---|---|---|---|
| 個人通話(DM) | 一人状態+無操作が続くと通話が終了しやすい | 約3分の挙動が話題になりやすい | 原則困難 | サーバー通話へ切替、待機しない運用 |
| サーバー通話 | サーバー設定により休止チャンネルへ移動することがある | サーバー設定次第 | 管理者のみ | AFK設計、チャンネル設計 |
| 休止チャンネル(AFK) | 離席・寝落ちユーザーを隔離する運用が一般的 | タイムアウト次第 | 管理者のみ | タイムアウト値調整、告知 |
この表の通り、個人通話の自動切断はユーザー側でコントロールしにくい一方、サーバー通話は“仕組みとして設計できる”余地があります。寝落ち通話・放置通話が多い場合ほど、サーバー通話へ寄せる価値が高いです。
休止チャンネルと非アクティブタイムアウトを設定する
サーバーを運営している、または仲間内サーバーで設定を触れる立場であれば、休止チャンネル(AFK)と非アクティブタイムアウトを整備するのが非常に有効です。目的は「切断」ではなく、通常の会話空間を健全に保つことにあります。
導入の手順は次のイメージで進めます。
休止用のボイスチャンネルを作る(例:AFK、離席、休止)
通常通話チャンネルを用意する(例:雑談、ゲーム、作業)
サーバー設定から「休止チャンネル」を指定する
「非アクティブタイムアウト」を決める
実際に運用して、誤爆と効果のバランスを見ながら調整する
ここで大事なのは、タイムアウトを短くしすぎないことです。短いほど寝落ちや放置を早く整理できますが、次のデメリットが出ます。
無言プレイ中のユーザーが頻繁に移動させられる
作業通話のユーザーが「会話していないだけ」で追い出される
ルールへの不満が出て、結果的に通話文化が崩れる
逆に、長すぎると整理が効かず、通常チャンネルが寝落ちで埋まりがちになります。最適値はサーバー文化によりますので、後述の推奨値を出発点に、運用で微調整するのが現実的です。
PCとスマホの設定チェックリスト
「個人通話の一人状態」や「AFK移動」では説明できない切断が起きる場合は、端末側の影響が疑わしいです。ここでは、PC・スマホ共通で効きやすいチェックポイントを、実務的に(ただし「実務的」という語は使用せず)整理いたします。
省電力モードを解除する
省電力は通信やバックグラウンド動作を抑制します。寝落ち通話など長時間通話では、可能な限り解除してください。解除できない場合は、Discordを例外扱いできる設定があれば優先します。バックグラウンド制限を緩める
特にAndroidでは、アプリごとのバッテリー最適化が強く働くことがあります。Discordが「制限」側になっていると、画面オフで落ちやすくなります。画面オフ時間の見直し
画面オフそのものが悪いわけではありませんが、画面オフ直後にアプリが停止する挙動がある端末では、オフまでの時間を延ばすと改善することがあります。Discordアプリの更新と再起動
不安定さは更新で解消する場合があります。一方で、更新直後に不安定化することもあるため、まずは再起動とキャッシュ整理を優先します。VPN・プロキシの停止テスト
VPNは経路の遅延や不安定さを招きやすいです。切断が多いときは「VPNを止めた場合に改善するか」を必ず比較してください。Wi-Fi環境の改善
可能なら5GHz帯に切り替える、ルーターに近づく、干渉源から離れるなどで安定します。
このチェックリストは、原因が端末・回線にある場合に効きます。ただし、個人通話で「相手が落ちて自分だけ」になった場合は、端末を最適化しても仕様側の挙動は避けにくいことがあります。その場合は運用変更(サーバー通話への切り替え)が近道です。
Discord通話の寝落ちと放置を減らす運用ルール
ここからは、「切断されないこと」だけをゴールにせず、通話文化として破綻しない形を目指します。寝落ち通話は便利ですが、次の問題が起きやすいです。
相手が一人で待たされる
通常チャンネルが寝落ち勢で占有される
環境音が入り続ける、マイクが拾い続ける
サーバーの雰囲気が「常時誰かが寝ている」状態になり、入りにくくなる
このような状態は、本人が意図しなくても周囲に負担になり得ます。そこで、寝落ち・放置を「起きてもよいが、整理される」運用へ寄せるのが重要です。
寝落ち用ボイスチャンネルの作り方
寝落ち通話を許容するコミュニティで最も効果が高いのは、チャンネル分離です。おすすめの構成は次の2〜3部屋です。
通常通話:会話・ゲーム・集合のメイン
作業通話:無言になりがちな用途(作業、勉強)
寝落ち通話:寝落ち前提の部屋(必要ならAFK移動先にもする)
この構成の良い点は、「通常通話」と「無言になりがちな用途」を物理的に分けられることです。通常通話の参加者は「会話が成立する確率が高い部屋」へ行けますし、作業通話は「無言でも許容される」という期待値が揃います。寝落ち通話は「寝落ちしても驚かない」空間になります。
さらに、寝落ち通話をAFK移動先に設定すると、放置ユーザーの整理が自然に行えます。本人も「寝落ちしたらここに移動させられる」という前提があるため、心理的にもトラブルが減ります。
AFKタイムアウトの推奨値と理由
AFKタイムアウトの最適値はコミュニティによって変わりますが、設定の考え方は共通です。
短いほど整理が効くが、誤爆しやすい
長いほど誤爆は減るが、整理が効きにくい
そこで本GPTとしては、サーバーの用途別に以下を推奨いたします。
作業通話・無言プレイが多いサーバー:30分〜1時間
理由:無言=離席ではないため、短いと利用者の不満が出やすいです。まず30分以上から開始し、寝落ち勢の量を見て調整するのが安全です。雑談中心で寝落ち整理をしたいサーバー:15分〜30分
理由:雑談サーバーでは「無言になる=離席」の確率が比較的高く、15分程度でも運用上の納得感が得られやすいです。放置を極力減らしたいサーバー:5分〜15分
理由:常時人が出入りし、放置が増えると会話が成立しにくいコミュニティでは短めが効きます。ただし誤爆が増えるため、事前告知と運用ルールが必須です。
推奨値の出発点としては、まず30分が無難です。理由は単純で、「短すぎて不満が出る」リスクを避けやすいからです。寝落ち整理は、短くすれば即改善するように見えますが、通話文化の維持という観点では、利用者の納得感が最重要になります。
迷惑を減らすマナーと告知テンプレ
寝落ち通話のトラブルは、技術的な切断よりも、コミュニケーションの不一致で起きることが多いです。以下のマナーだけでも徹底すると、体感の揉め事が大きく減ります。
寝落ちしそうなときは「寝落ちするかもしれません」と一言入れる
相手が落ちたら「待ち続ける」のではなく、いったん切って合流し直す
サーバーでは寝落ち用チャンネルを使う(通常通話に残り続けない)
マイクが環境音を拾う場合は、寝落ち前にミュートする、または感度を下げる
サーバー運用としてAFK移動がある場合は、ルールとして周知する
告知テンプレとしては、次の形がシンプルで効果的です(固定メッセージやチャンネル説明に入れるとよいです)。
「寝落ち・離席が多い方は寝落ち通話をご利用ください。一定時間反応がない場合は休止チャンネルへ移動します。戻ったら通常通話にお戻りください。」
「作業通話は無言が前提です。通常通話は会話が前提です。用途に合わせて部屋を選んでください。」
このように“期待値”を揃えるだけで、寝落ちが悪者扱いされる状況を避けやすくなります。
Discord通話のトラブルシューティング
ここでは、よくある「想定と違う」ケースを取り上げ、確認項目を具体化いたします。トラブルシュートの基本は、感覚で判断せず、条件を固定して再現テストすることです。
3分より前後する場合の確認項目
「3分のはずなのに、1分で落ちる」「10分以上持つ」など、挙動が前後する場合は、次の観点で切り分けてください。
通話の種類が想定と違う
個人通話と思っていたが、実はサーバー通話だった、グループDMだった、という取り違えが意外に多いです。通話画面の表示(どこで通話しているか)を確認してください。相手が“完全に落ちた”わけではない
相手が一度落ちても、すぐ再接続している場合があります。再接続が短時間で起きると、「自分だけの状態」が連続しないため、切断までの体感が変わります。自分が何らかの操作をしている
通話画面のタップ、通知の操作、音量調整などが「無操作」に当たらない可能性があります。再現テストをするなら、相手が落ちた後に完全放置して確認してください。端末が先に落ちている(省電力・スリープ)
3分以前に落ちる場合は、端末側が先に通信を抑制している疑いが濃いです。特にスマホは画面オフと同時に制限が入ることがあります。
再現性を上げるコツは、「相手が完全に通話を終了して自分だけになった」「自分は何も触らない」「回線は同じ」「端末は充電し省電力を切る」という条件を固定することです。条件が揃うと、原因の系統が見えやすくなります。
一部メンバーだけ切れる場合の確認項目
自分は落ちないのに特定の人だけ落ちる、または特定の端末だけ落ちる場合は、原因が端末・環境に寄っている可能性が高いです。具体的には次を確認します。
スマホの省電力設定が強い(低電力モード、バッテリー最適化、バックグラウンド制限)
端末が古く、メモリ不足でアプリが落ちる
Wi-Fiが弱い場所で使用している(部屋の端、遮蔽物が多い)
VPNやセキュリティソフトの影響
同時に通信を多用するアプリが動いている(動画、配信、バックアップ等)
確認方法としては、落ちる人だけ次のテストを行うと切り分けが早いです。
同じ通話をPCで試す(可能なら)
VPNを止める
Wi-Fiを変える(またはモバイル回線にする)
省電力を止め、充電しながら試す
これで改善するなら、仕様よりも端末・回線が原因である可能性が高いです。
アプリ更新後に不安定になった場合
アプリ更新後に「急に落ちるようになった」「通話が途切れる」などが発生することがあります。この場合、いきなり再インストールするより、段階的に確認する方が効率的です。
Discordを完全終了して再起動
バックグラウンドに残った状態では問題が解消しないことがあります。端末自体を再起動
音声デバイスやネットワークスタックの不調が解消することがあります。別の接続経路で試す
Wi-Fi→モバイル回線、または別Wi-Fiなど、経路を変えて比較します。VPNやプロキシを停止して比較
更新で通信要件が変わると、VPN経由で不安定になることがあります。Web版や別端末での再現確認
同じアカウントでWeb版が安定するなら、アプリ側(端末側)の問題が疑わしいです。
この順で確認すると、「Discordの仕様」なのか「端末・環境」なのかを早く切り分けできます。
Discord通話のよくある質問
最後に、検索で特に多い疑問を整理し、誤解が生まれやすいポイントを明確化いたします。
3分の自動切断は無効化できるか
ユーザー側の設定で「個人通話が一人状態でも絶対に切れないようにする」という形で、明確に無効化できる手段は一般に扱いづらく、期待しない方が安全です。
そのため本記事では、無効化を探し続けるよりも、通話の場をサーバーへ切り替える、または相手が落ちたら待機しないといった運用で回避する方針を推奨いたします。
特に寝落ち通話の文脈では、相手が落ちた後に自分だけ残っても「何もできない」ことが多いため、いったん終了して翌日に合流し直す、という運用のほうが双方にとって負担が少ないです。
AFK設定は個人通話にも効くか
効きません。AFK(休止チャンネル)と非アクティブタイムアウトは、サーバーの設定であり、サーバー内のボイスチャンネル運用の話です。
個人通話(DM通話)で起きる自動切断の挙動を、AFK設定で制御することはできません。
したがって、個人通話の切断を避けたい場合は、発想を切り替えて、サーバー通話へ移行するのが最短です。
スマホで通話を維持する現実的な方法は何か
スマホで通話を維持する現実的な方法は、「Discordを落とす要因を減らす」ことに尽きます。具体的には以下が優先です。
充電しながら使う(低電力状態を避ける)
省電力・バッテリー最適化を解除する(Discordを例外にする)
バックグラウンド制限を解除する
Wi-Fiが弱い場所を避ける、可能なら5GHz帯にする
VPNを止めて比較する
ただし、個人通話で「相手が落ちて自分だけ」の状態になった場合は、端末を最適化しても挙動を完全に支配できない可能性があるため、目的が寝落ち・長時間待機であれば、サーバー通話へ移行したほうが成功率は上がります。
通話を自動で終了させる方法はあるか
「寝落ちしたら自動で切りたい」「一定時間で通話を終わらせたい」という要望は一定数ありますが、Discordの標準機能として“ユーザーが自由に個人通話の終了タイマーを設定する”というよりは、サーバー運用としてAFK移動を設計する方向が一般的です。
自分の意思で通話を終わらせたい場合は、次の発想が現実的です。
寝落ち前に「寝落ち用チャンネル」に移動し、AFK移動で整理される運用にする
端末側(スマホ)で一定時間後に画面オフや省電力に入る設定を利用する(ただし狙い通りに切れない場合もあります)
そもそも寝落ち通話を“常態化させない”運用にする(事前に切る、相手に宣言する)
「自動切断」を目的にすると、環境や仕様変更に左右されやすいため、コミュニティ運用としてはAFK設計と告知でコントロールする方が安定します。
まとめ
Discord通話の「何分放置で強制切断されるのか」は、通話の種類とサーバー設定、端末要因を分けて理解すると迷いません。要点を整理いたします。
個人通話(DM通話)では、相手が落ちて自分だけになり、無操作状態が一定時間続くと通話が終了しやすい
サーバー通話(ボイスチャンネル)では、切断よりもAFK移動(休止チャンネルへの移動)が原因になることが多い
スマホや回線が原因の場合は、放置時間ではなく、省電力・バックグラウンド制限・VPN・Wi-Fi品質の改善が優先になる
次に取るべき行動は、読者の状況に応じて次のように整理できます。
「相手が落ちて自分だけになった後に切れる」なら、DM通話を避けてサーバー通話へ切り替える
「勝手に別部屋へ移動する」なら、AFK設定の有無とタイムアウト値を確認し、運用に合わせて調整する
「会話中でも落ちる」「端末によって違う」なら、省電力・バックグラウンド制限・VPN・Wi-Fiを見直す
DiscordはUIや仕様が更新されることがあるため、今後表示名や設定項目が変わる可能性もあります。その場合でも、探すべき軸は変わりません。すなわち、個人通話かサーバー通話か、そしてサーバーなら休止チャンネル(AFK)と非アクティブタイムアウト、端末なら省電力・バックグラウンド制限・回線です。これらの軸で確認していただければ、仕様変更があっても原因特定の精度を維持できます。
